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スーホの白い馬

大塚勇三 / 赤羽末吉

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834001129
ISBN 10 : 4834001121
Format
Books
Publisher
Release Date
November/1967
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

モンゴルに伝わる楽器、馬頭琴の由来。馬と少年の哀切な物語を、横長の画面を生かし、大平原を舞台に雄大に描ききったこの絵本は、国際的評価を受けています。 4才から

Customer Reviews

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モンゴルの馬頭琴にまつわるお話であり、永...

投稿日:2021/02/28 (日)

モンゴルの馬頭琴にまつわるお話であり、永遠のスタンダード。人間の優しさやおぞましさ、人生の喜びや悲しみ、いろいろな感情が沸き上がる。子どもに読み聞かせるために購入したが、いろいろ考えさせられた。赤羽末吉氏の絵が素晴らしい。

文化財係長 さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    小学校の頃に読んだ1冊。馬に対してなんてひどいことをするのかと憤った覚えがある。馬頭琴が最後哀しく奏でているように感じた。

  • ヴェネツィア

    文は大塚勇三、赤羽末吉の絵。原話はモンゴルの民話。横長の変形サイズなのだが、おそらく、これはモンゴルの平原の広さを表現するためだろう。随所でその効果を上げている。お話は、馬頭琴の由来譚の構成をとっている。また、元が民話である故に物語はハッピーエンドとはいかず、いたって理不尽である。絵では、やはり最も成功しているのがモンゴル平原を描いたシーンだろう。人物の描写は単純な線が力強い表現として迫ってくる。また、どこか懐かしい郷愁を誘うような絵である。

  • やすらぎ

    どこまでも地平線の向こうまでも走る、草原の物語。大自然の中に生きる人々さえも、人が集まれば強さと弱さを作り上げてしまうのか。人はそれぞれの立場を意識してしまうけれど、傷痕を残してまで守りたいものはあるのか。その傷は誰が治してくれるのか。その攻撃を忘れずに居続けることはできるのか。辛さは決して消えない。悲しみは深くなりいつまでも残り続ける。夕方になると辺りに音色が響き渡る。耳を澄ますと哀愁が一瞬、再会の思い出に変わるという。別れてしまったけれど夢の中できっと語りかけてくれる。その優しさも永遠に消えないから。

  • zero1

    大切なものを奪う権利は誰にある?突き抜けた一途さと潔さは国や文化を超える。モンゴルの楽器、馬頭琴の話。小学校国語教科書に採用されたことでよく知られている(後述)。少年と白馬の強い結びつき。そして栄光と悲劇。結末を知っていたも泣けるのは、大切なことを我々に教えてくれるから。あなたはこの話の中で誰?馬を守ろうとした少年?必死で少年のところに帰ろうとした白馬?それとも身勝手な領主?白馬が少年にとっての命(または人権?)を意味するのなら、まさに人馬不可分。読者は看過できまい。まさしく永遠の名作!

  • のっち♬

    羊飼いのスーホは競馬大会で大切に育てた白い馬を殿様に強奪される。モンゴルの民族楽器馬頭琴にまつわる物語であるが典拠は中国、共産党の思惑や投稿者の創作が追加されたりと経緯は複雑。作品にはモンゴルの風習に対する様々な偏見が含まれており、女性の賞品扱いや動物に対する非情な暴力などは中国向けな脚色。とはいえ、ここに明確に描かれた搾取階級に対する反感や心の絆及びその具象化は場所や時代を越えた普遍性がある。作画は物語同様に素朴で力強く、淡い色調で描かれた大草原の広大なパノラマ、特にラストのページに跨いだ曲線が美しい。

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