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Review List of sunny 

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     2015/08/21

    初めて聴いたバルビローリのライヴ盤。サー・ジョン、死の年、ドイツの強力放送オーケストラに客演の、この時にしかできない濃厚演奏。ブラームスは、ウィーンフィルとの遅め、抒情性豊か、カンタービレの正調、セッション録音による名演がある(あった)。ここでは、運動性は更に遅くなって、最晩年のバーンスタイン、或いはチェリダッケの様な演奏、表現主義的で分析的なカンタービレ(!?)が、展開されている。ヴォーン・ウイリアムズは、本来、これ位の凄味がある音楽ではないか、と、思わせる程の説得力と虚無感。イギリスのオケの様にこの曲に慣れてないライヴなので、より極端になり、激しい演奏。1楽章最後の2分間は、最高のバルビ節が味わえる。完全にイカレタ3楽章。そして、4楽章、まるでショスタコーヴィッチ、でも、ここは西側だった。恐ろしい音楽。そして貴重。21世紀にも悲しいかな、通ずる。シベリウスに焦がれたラルフ、サー・ジョンに、これほどの音楽を生み出させたものとは・・・。

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     2015/08/20

    現状、バルビローリ、ウィーンフィルのブラームス、EMIでのセッションによる情緒豊かで美しい素晴らしい名盤が、発売されているのは、この盤だけ。何たることだ!Warnerに代わって、そりゃ、世の趨勢、さまざまあるだろうけれど、そういうことになっている。残念。あの4番、1番がここで買う、今、我が物にすることが出来ないなんて。嗚呼。多くのライヴ盤はあるけれど。何たることだ!

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     2015/08/09

    ヤンソンスの後を継いで、ロイヤル・コンセルトヘボウの首席指揮者に就任するガッティ。ベルリンフィルのペトレンコもそうですが、ガッティも、レコーディングは多くありません。時代の趨勢なのでしょうが、本来指揮者とは、そういう方が健全なのかもしれません。セッションで、オケと、良き関係が出来るというのは、カラヤン、ベルリンフィルなど、恵まれたごく一部。ガッティは、レコーディングは少ないですが、出たものは、総じて、レヴェルが高いです。フランス国立管にとっても、厳しいマルティノン以来の40年近くを経ての名演、より精妙、時代は変わった。そして、グザビエル・ロト、古楽器オケ、シエクルと並んで。21世紀初頭を代表する妙演。響きは、大きく違うが、同じ、’12年の録音されたライヴとセッション、驚きと遊びが。ともにある。これからを期待させてくれる1枚。余裕のジャケット。

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     2015/07/31

    この曲には、ハレ、バルビローリ、ベーカーの歴史的名盤があります。同じオケで、38年を経て、自主レーベルで取り上げた意気や良し、やはり、現代的、スケール感では、やや及ばずの感ありますが、美麗に暖かくこの斬新なエルガーの名曲を聴かせてくれました。エルダーは、イギリス音楽だけでなく、オペラ、シカゴ響などにも客演、広いレパートリーを披露しています。この名曲は、死、そのものを描いた貴重な作品。21世紀に、往くであろうひとには(もちろん、それ以前に家族、友人の死に合われた方々にも)、聴いて噛み締める価値ある演奏。

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     2015/07/31

    アトランタ響の首席指揮者は、アトランタを離れると、耳にすることが少なくなる、それだけ、オケに恵まれた処がある、と、言うことなのでしょうが、スパーノは、小澤さんのタングルウッドから、例によって世に出、アメリカ人としてこれから、嘱望の存在。米国現代音楽、新人を好企画で紹介し、アトランタ響の自主レーベルASOMediaも立ち上げた。その第一弾はヴォーン・ウイリアムズの1番だった。最新盤は、「我らに平和を与え給え」と、4番、揚げひばりのセット。ここでのTelarcでの5番もイギリスのオーケストラとは一味違う明るい響きで、牧歌的、自然、民謡派な一方で、世相、不穏と、街、教会への愛憎含んだ独自のゆったり、突然怒ったりの、スケール大きい音楽を響かせてくれる。イギリス人以外が、ウイリアムズを演ずると、やっぱり新しい一面、面白みが出てくる。タリスはアトランタ響の美音、セレナーデも優秀。5番も、現代英国のアンドリュー・デイヴィス、マーク・エルダーと聴き比べると、次世代になったと、感じる。これでいい!スパーノ、ウイリアムズ、共に注目の1枚。6番、8番も、聴きたくなる。

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     2015/07/26

    ウィーンフィル、初のモーツアルト交響曲全集を録音し、ベルリン、シカゴ、メトで、多くの録音を残していたレヴァイン。ミュンヘン、ボストンでの活動は、日本ではあまり伝わらなくなって、録音も激減。でも、かつて、こんなに、天衣無縫、無邪気で、耳心地良い、評価も高かった演奏を繰り広げていた。あれは、バブルだったのか?

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     2015/07/25

    シューベルトの交響曲3番を初めて聴いたのは(観たのは)、クライバーではなく、ハイティンク、ベルリンフィルのライヴ生中継。一発で気に入ってしまい、どれを購入するか、迷って手にしたのは、インマーゼル、アニマ・エテルナの古楽、当時最先端、小気味よい演奏。長らくわたしのスタンダードとして親しんできたのだけれど、次世代の若者による、よりフレッシュ、人数は少ないが、刺激的、若々しさに軽やかさを持ち合わせた演奏に、心奪われてます。若い人には、シューベルトの交響曲、初めて聴かせるなら、未完成、グレートより、断然、3番、5番。このビート感がよろしい。

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     2015/07/22

    オペラで名を上げ、注目の人となったフィリップ・息子・ジョルダン。パリのオペラ管との「アルプス・シンフォニー」では、スケール大きく開放的、その後もいきなりやってしまうかの王道路線でのCD発売。ウィ―ン響との第一弾は、「悲愴」。ころころ指揮者を変えてしまうことの多いオケで、まだ探り合い、もっと歌ってよと、思ってしまう位、スマートな演奏、録音も薄め。これから、これから。

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     2015/07/21

    ムターさんは、’05年にロンドンフィルと弾き振りで、モーツアルトの協奏曲を全集録音、映像化もされています。十代から天才少女として登場し、15歳でカラヤン・ベルリンフィルと5番、3番の人気曲をまず録音、このムーティ、フィルハーモニアとの2番、4番は、19歳の頃。1番は、その十年後、マリナー、アカデミーと録音しています。この盤では、まだ若い二人の、フレッシュ、溌剌とは言え、探り合い、才の認め合い。伴奏の録音が少ないムーティは、やや遠慮気味。ムターのヴァイオリンの音もEMI録音のせいか、畏まって古めかしく聴こえる。曲を経験、研究したロンドンフィルの大胆、ゴージャスな演奏とは、一線を画す。ついでに、ムターとは、4つ年上の、ムローヴァ、エイジ・オヴ・エンライトメントとの古楽演奏(4番、’01年Decca)とも聴き比べ、なんてのも、面白いかもしれません。

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     2015/07/16

    キリル・ペトレンコが、2000年に振った音楽を聴いてしまった。この曲の発聴きだった。濃厚、絶妙、エモーショナル、ハーモニーも見事で美しい。クライツべルグも、同じロシア生まれ、このロマン主義最期の灯を、録音していた。ほぼデヴユーの2002年。物哀しいトランペット、チェロのソロ。今の処、代表盤として、お勧めする。シナイスキーより、厚み、深さがある。

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     2015/07/16

    前奏曲だけでも聴いてみるがいい。古のスイトナーさんも、健闘している、ティーレマンもドイツ・オペラ管と出ているが、全く練られた響きが、違う。深く、効果的、エモーショナル、凄い。このオペラを取り上げるだけでも、尋常でない、偉才。チェリビダッケみたいだと、感じるところもある。ベルリンフィルは、優秀な指揮者、音楽の実を、まず選んだ。どれだけのものを、どういう方法で、提示してくれるかは、?このフランクフルト歌劇場で、ここまでの演奏させられたら、CDにして、公にしてくれたのは、有難い。

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     2015/07/11

    スイトナーさん、シュターツカペレ・ベルリンが、R.シュトラウスと同時代のプフィッツナー、この芸術、宗教、人間と社会を扱った重い、伝説の大作オペラを、’86年(2幕のみ’88年の録)で、取り上げていたのは、驚きでもあり、当然と言えば、当然か。貴重な、旧東ドイツ、シャウスピールハウスでのライヴ。ドイツシャルプラッテン(Edel)から、Brilliantの、ライセンス盤、廉価化、もち、日本語訳は無し。次期、ベルリンフィルの首席指揮者になるペトレンコが、数少ない中でこの作品を録音していて初めて知った。背筋に来るPrelude だった。聴く人を選ぶ作品。スイトナーさん,シュライヤーさん等の、やはり真摯な3枚組。へヴィーで、シリアス、希望と悲の音楽作品。

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     2015/07/05

    ウィーンフィルとベートーヴェン全集を録音すると言う事は、かつては、バーンスタイン、アバド、ラトルと、楽壇、クラシック音楽産業を牽引し、又は、ベルリンフィルの首席指揮者へ、と、言うことだったのだけれど、ティーレマンは、ベルリンフィルとは、まだレコーディングが不思議とない。そして、このベートーヴェン全集も、まず、映像で発売された。CDは、SONYから。気合の入ってないというか、手の伸びにくいジャケット、もう配信優先と言うことか。ピリオドアプローチは、もうラトルがやってしまったので、先祖返り風、伝統の厚めの響き。でも、よく聴けば、新鮮な演奏。バーンスタインのようなスケールの大きさ、アバドのような流麗さには敵わないが、がっしりした真面目、いまひとつ、アピールポイントに欠ける。指揮者としてはまだ若い。今回、ベルリンフィルとは縁がなかった。古風な演奏、映像を沢山出しているドイツの王道を行くティーレマンでなく、殆ど商品を出してない、しかし、しっかりと自ら求める音楽を作り上げる”シャイな”ロシア人、ペトレンコを選んだ。吉と出るか、凶と出るか、音楽を直接聴く人、機械、電脳を通して聴く多くの人にとって、どうなるか。とあれ、ティーレマンは、この道でいい。ドレスデンとベルリン、全く違うやり方で、競い合う事を、音楽に触れ心熱くする人が、増える事を。

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     2015/07/03

    この頃、ロンドンにはテンシュテットが居て、ロンドンフィルが凄まじいマーラー演奏をやっていた。シノ―ポリ、フィルハーモニア管も、負けじと少なくとも、スタジオ、教会セッションで、こちらも後世に残って然るべき、濃厚、精密、情意溢れた見事なマーラー演奏を作り上げ、一世を風靡した。ライヴ演奏が発売されていないのが残念。フィルハーモニアから、これ程の音は、ライヴ録音中心となっては、時代、指揮者の趨勢もあって、もう聴けないだろう。熱血漢、シノ―ポリと、フィルハーモニアの金字塔、もちろん、マーラー全集としても、理知、情熱兼ね備えた名演集。バーンスタイン、テンシュテットは、やりすぎ、疲れる、ショルティ、アバドなんかじゃ物足りないという人にもお勧め。

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     2015/07/02

    マーラー5番は、ショルティ、シカゴ響に始まり、バーンスタイン、テンシュテットを主に聴いてきた。その他様々聴いてきました。特にカラヤンは合いませんでした。ここの処、いろいろ言われたけれど、知情意、特に、フィルハーモニア管を、燃え上がらせ、適度に濃厚、重厚、燃える見事なアンサンブル集団にしたこの演奏にはまってます。さまざまな音、楽器が本当によく聴こえる。もう30年前の録になりましたが、新鮮、独自、熱血と繊細の名演。

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