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TOP > My page > Review List of ユローヂィヴィ
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0 people agree with this review 2011/06/25
1993年録音のオリンピア・レコードの音源からなる。 音質はとてもいい。 作品自体はどれも明るくさわやかで聴きやすい。 ドニゼッテイの歌劇『アンナ・ボレーナ』とベルリーニの歌劇『夢遊病の女』から主題をとっていたりとイタリアやウィーンの音楽への憧れを感じる。 そんなこんなで作品にロシア的な印象はほとんどない。 プレトニョフと彼のロシア・ナショナル管弦楽団のソリストによる息の合った演奏が楽しめる。
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ショスタコーヴィチの未完の歌劇をポーランドの作曲家マイヤーが補筆完成させた作品の世界初録音。 補筆した部分もショスタコーヴィチらしくて十分楽しめる。 演奏も素晴らしい。 ドイツ語と英語のリブレットしかないのでロシア語の詞章をのせて欲しかった。(もちろんロシア語で歌われている。)
1 people agree with this review 2011/06/13
ソヴィエト国立文化省交響楽団による1983〜85年に録音されたもの。 ロジェストヴェンスキイはこれらの交響曲に新しい光を当てようという方向ではなく、グラズノフが書いたすべての音符を丁寧に演奏し、すみずみまで響かせようという試みをしたのかもしれない。 交響曲第4番や第5番は思い入れたっぷりに演奏できる曲だが、感情表現の方はあっさりとしていて、音の響きや調和に力点をおいているのかもしれない。 なかでも交響曲第5番の第2楽章は純粋に音楽的な面とロシアの民俗的な側面を両立させて演奏しているのは見事だ。 ゆっくりとしたテンポで音の楽しさや楽器(とくにフルート)の特徴を浮かび上がらせているがそこにロシアの生活の喜びも感じられる。 音楽的なアプローチから文化的、文学的な情景を描き出している。 ロジェストヴェンスキイに脱帽。 Disc3の交響曲第4番、第4楽章の最後の方でオリジナル・テープにある歪みからくるものか素晴らしい演奏がだいなしになる歪みがあり音が変化して気持ち悪いものになっている。80年代の録音なのになぜだ? 交響曲第6番も部分的に原盤、テープのゆるみからくるものなのかピッチがゆれておかしいし交響曲第8番第2楽章でも音が上下する。 スタジオで編集の手を加えてあるのか? つぎはぎなど? 回転数がおかしいのかとても違和感を感じる。 それらのキズが残念でならない。
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4 people agree with this review 2011/06/13
これは傑作だ。 音楽的には歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』に近いように思う。 プロローグの音楽からして高貴で美しい。 ヴェルディが書いた音楽の中で一番気高い響きを感じた。 演奏がまた素晴らしい。
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0 people agree with this review 2011/06/12
ヴィラ=ロボスやメイヤーのハープ協奏曲は初めて聴いたがなかなか面白い。 彼女のためにAlexander Baltin、Sergey Vasilenko、Evgeny Golubev 、Edison Denisov、Lev Knipper、Alexander Mosolov、Aram Khachaturyanらが作品を書いたとあるがその録音を是非聴きたい。
1962年のモスクワでのライブ録音。 自作自演がモノラル録音でストラヴィンスキイの弟子であるロバート・クラフトの演奏だけがステレオ録音というのはどうしてだろう。 音質が悪いために演奏の良さが分りにくい。 ペトルーシュカではオーケストラの中にピアノが入っているがその演奏が鮮やかで耳に残った。 しかしクラフト指揮の『春の祭典』は名演だ。 何回くらいリハーサルをしたのだろうか?
0 people agree with this review 2011/06/11
1974年1月28日スカラ座でのライブ録音。 パウァロッティのフェルナンド、コソットのレオノーラ、アルフォンソにカップチッリという豪華配役。 敵役の多いメゾ・ソプラノにとってレオノーラはいい役のうちのひとつだ。 素晴らしい記録。
ピアノ伴奏でなくチェロが伴奏になっている曲やヴァイオリン、チェロ、ピアノと語りも交えた「水の精」など変わった編成の作品も面白い。 ピアノ伴奏版の「ルオノンタール」は通常のオーケストラ版ではオケととけあっていたヴォーカル・ラインをよく聴くことができる。 二重唱のための「Tanken」がとても美しい。 また「Autrefois」やDisc‐5におさめられている初稿版の楽譜による演奏などが興味深かった。
0 people agree with this review 2011/06/10
民謡を引用した合唱曲がいい。 ピアノが第4幕で効果的につかわれているが、オペラのオーケストレションでピアノが使われる例はそんなに多くないように思う。 (ここでもそんなにたくさん使われているわけではないのだが。) ロシアの香りたっぷりだが、全体的にインパクが弱く、いつの間にか終わっていたという感じだ。
プトシェンコ作品の中ではシリアスな内容だと思う。 ロシアを救った伝説の勇者を主人公にしているので愛国的なところであったり、道徳的であったり教養映画的な面もある。 ただ恐ろしい肺活量を持った化け物や火を吐く龍が出るのがなんともプトシェンコらしい。 ロシアの四季の移り変わりなど大自然もいってみれば重要な登場人物だ。 音楽もいい。 2ヵ所程前後の流れが切れるような所があったが、カットされた部分があるのだろうか? グリエールの交響曲第3番『イリヤ・ムーロメッツ』とは随分雰囲気は違うがロシアに興味がある人には参考になるかもしれない。
0 people agree with this review 2011/06/09
ヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのアリアが良かった。 44歳の若さで亡くなっているがもうすこし生きていたら独自の作品を書いていたかもしれない。 自分の芸術の模索半ばで亡くなっている。 ピアノ三重奏ではバッハに学んだものを出して来たり、ピアノ協奏曲ではどこかガーシュインのようだったり面白い所はいくつかあった。
2 people agree with this review 2011/06/09
レヴァインの指揮は個人的に好きな方ではないのだが、この演奏にはかなり共感が持てた。そんなに好みではないというものの、レヴァインの録音はわりと多く持っていて、その中でもこれはベストに入るものの一つではないか? オーケストラの演奏が特に美しく、ロシア的な香りより純粋に音楽的な魅力を引き出しているといえる。 「手紙の場」での音楽の盛り上げ方がいかにもレヴァインらしくまるでアメリカの映画音楽のようでこういった音楽作りにはいつも首をかしげたくなる。(ここではそれほどチープさはないのだが。) 「手紙の場」の後のタチアーナと乳母のやりとりから第1幕第3景がとても良かった。 第2幕第1景も指揮が少し乱暴に感じるが音楽が持つ楽しさは十分伝わって来る。 レンスキイを歌うシコフが素晴らしい。 『オネーギン』のCDはハイキン、フェドセーエフ、ビシュコフ、カチャロフ、ショルティのものを持っているがその中でレヴァインの演奏が一番納得というか共感できた。 グラモフォンの録音技術も素晴らしく、細部までよく聴きとることができる。
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3 people agree with this review 2011/06/08
作品も、そして演奏も素晴らしい。 この作品が知られていないことが残念でならない。 スヴェトラーノフはこのスコアを最大限に再現していると思う。 ナレーションのVasily Lanovoyもいい。 グラモフォンからネーメ・ヤルヴィの指揮でラフマニノフの歌劇3作品の録音があるが、これまで国内盤で発売はされているのだろうか? せめて大手レコード会社から国内盤を出して欲しい。
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0 people agree with this review 2011/06/08
コンサート組曲・映画『ニュー・バビロン』 第2楽章「パリ」や第5楽章、フィナーレではオッフェンバックの喜歌劇『天国と地獄』の音楽が引用されている。 映画でフレンチ・カンカンを踊るような場面があるのだろうか? それともパリのイメージなのだろうか?
0 people agree with this review 2011/06/07
ヴィオラが中心的な働きをする作品を集めている。 「2台のヴィオラ、ハープシコードと弦楽オーケストラのための協奏曲」と「バッハのコラールの主題による変奏曲」がとくに印象に残った。 聴けば聴くほど味わいがある。 深みのある作品だ。
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