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TOP > My page > Review List of レインボー
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0 people agree with this review 2016/09/02
ロシアの作曲家、グレチャニノフの交響曲を集めたCDです。 第1番、第2番を収録しています。 知られざる作曲家といったグレチャニノフですが、ロシアの作曲家らしい豊かなメロディーを持ったなかなかの作品が揃っています。 この盤ではナクソスでは珍しく、演奏団体が2つおり、第1番は、リヒャルト・エトリンガー指揮、ジョルジュ・エネスコ・ブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されています。 エトリンガーのガッチリとしたドイツ的な音楽に、ロシアらしい歌のある旋律が、骨太に歌われた、名演! 第2番は『田園』の副題がついたその通りの音楽を、ヨハネス・ヴィルトナー指揮、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録しています。 いつものスロヴァキア国立フィルとは違う、力の入った演奏は、1番と同じく名演と言っても良く、また同オケの優れた演奏の1つでしょう。 録音は1988〜1989年、発売は2003年と開きがあるのは元々マルコポーロで発売していた音源をナクソスで再発売したからであり、再発売にあたり、音質も良くなったのか、残響も豊かに響いています。 ロシア交響曲好きならおすすめの一枚でしょう。
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0 people agree with this review 2016/09/01
トルコの作曲家、ウルヴィ・エルキンの作品集です。 エルキンはトルコ5人組と言われた作曲家の1人で、トルコの民族音楽と西洋のクラシックを融合させた作風で知られたそうです。 事実、このCDに収録された作品もどれもがエキゾチックな作品で、特に『キョチェケ』と題された民族舞曲を取り入れた作品は、1番の聴き所でしょう。 演奏はナクソスお馴染みのテオドレ・クチャルの指揮に、イスタンブール国立交響楽団の演奏で、意外と洗練された響きと熱い演奏もあってなかなか面白い出来になっています。 録音、音質良好。
0 people agree with this review 2016/08/31
パウル・クレツキが、1954年にフィルハーモニア管弦楽団を指揮して録音した、ロシア交響曲を復刻した物で、EMI原盤である。 収録曲はボロディンの『交響曲第2番』とチャイコフスキーの『マンフレッド交響曲』である。 いずれも近い時期に録音されており、クレツキの力強く説得力のある演奏と、当時、名手が揃い高い演奏水準にあったフィルハーモニア管の美しい音色(ボロディンの3楽章等のデニス・ブレインを初めとするホルンセクションは本当に美しい)の演奏は50年以上経った現在でも色褪せない出来です。 最高水準とはいかないが、復刻は聴きやすい音質です。
0 people agree with this review 2016/08/30
ハンガリーの作曲家による舞曲ばかりを集めたというちょっとマニアックな1枚。 リストやバルトーク、コダーイといった著名な作曲家に、エルケル、ヴァイネル、ドホナーニといったあまり知られていない作品を上手くとりいれた選曲なのも良い所。 ドモンコシュ・ヘーヤ指揮、オーブダ ・ダヌビア管弦楽団の演奏で、正直あまり知られてない演奏家の演奏だが、その共感溢れる演奏と、高い技術力はなかなか聴かせる。 2003年録音で、音質も良い。
0 people agree with this review 2016/08/29
シューマンの交響曲第2番と第4番を収録したCDです。 ヨハネス・ヴィルトナー指揮、チェコスロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録された物です。 ヴィルトナーは当時このオケの指揮者で、指揮者、オケともにこの時期のナクソスの常連で、中にはあまり良くない演奏もありますが、このシューマンは、爽やかで生き生きとしており、また歌った演奏でなかなか良い演奏です。 1990年録音で、音質は良好。
0 people agree with this review 2016/08/28
安価でポケットスコアを発売しているニチフから出ているスラヴ行進曲のフルスコアです。 これもポケットサイズなので、CDを聴きながら楽譜を追ったり、勉強したりするのに便利です。 ただ、サイズの関係で楽譜は小さく記載されており、ちょっと見にくいと思うかもしれません。
0 people agree with this review 2016/08/27
バッハのカンタータ第80番と第147番を収録したCDです。 『主よ人の望みの喜びよ』が含まれている事で有名な147番ですが、意外と全曲聴く機会は少なく、ましてや廉価盤も多くはありません。 この盤はマティアス・アンタル指揮、ファイローニ室内管弦楽団、ハンガリー放送合唱団の演奏で収録された物です。 独唱はイシュトヴァーン・ガーティ、イングリット・ケルテシ、ユディト・ネーメト、ヨジェフ・ムックです。 演奏はナクソス盤初期によくあった強い個性はないが、作品を魅力を素直に伝えてくれるといった好演で、歌手も不足なし。 1992年録音で、音質も良好です。
0 people agree with this review 2016/08/26
ナクソスが発売したモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズの第2弾。 第21番、第14番、第12番を収録。 ピアノはイェネ・ヤンドーで、アンドラーシュ・リゲティ指揮する、コンツェントゥス・ハンガリクスの演奏である。 広大なレパートリーと確かな技術力で、様々な曲を録音したヤンドーだが、ここでもその実力の高さはよく発揮されている。 強い個性こそないが楽譜の音を1音1音正確に、モーツァルトの書いたメロディーの素晴らしさを改めて伝えてくれる好演で、リゲティ率いるコンツェントゥス・ハンガリクスの伴奏も良い。 1989年録音で、初期ナクソスでは良いほうの音質だろう。
2 people agree with this review 2016/08/24
ベートーヴェンの序曲を集めたCDである。 ステファン・ガンゼンハウザー指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、ナクソス活動初期の1987年に収録された物である。 ベートーヴェンの序曲集はわりとあり、この盤も特段珍しい選曲ではないが、スロヴァキア勢の演奏ではなかなか覇気の入った、熱い演奏を繰り広げており、演奏はなかなか良いと思う。 初期ナクソス特有の録音がイマイチな所がマイナスだが、それを補って、十分な内容と言えるのではないでしょうか。
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0 people agree with this review 2016/08/23
オットー・ニコライの代表曲、『ウィンザーの陽気な女房達』の全曲盤。 ハンス・アルトマン指揮、バイエルン放送交響楽団&合唱団の演奏で、1949年に録音された物。 歌手はゲオルグ・ハーン他。 オケのパートはなかなか良いし、歌手もまずまずと言った所ですが、時期がら仕方ないとはいえ、かなりのノイズがあり、ちょっと気になります。 何枚か聴いてきたと言う人向きの一枚でしょう。 余白にはヴェルディの『ファルスタッフ』の抜粋が収録されています。 これは、クレメンス・クラウス指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏で収録された物で、タイトルロールのゲオルグ・ハーン繋がりで収録されたのでしょう、やはり音質は良くなく、マニア向きな一枚です。
1 people agree with this review 2016/08/22
チャイコフスキーの3大バレエを収録したCDです。 楽譜は『白鳥の湖』はバレエからの抜粋、『くるみ割り人形』 『眠りの森の姫』は組曲版を使用。 演奏はアレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮、ロシア・フィルハーモニー交響楽団。 演奏団体は似たような名前が幾つか存在していますが、指揮者がヴェデルニコフという事や1996年録音と言う事もあり、1995年にヴェデルニコフが設立したロシア・フィルハーモニー交響楽団(モスクワ市フィルハーモニー管弦楽団)でしょう。 弦楽器はわりと現代的でやや細い音ですが、金管楽器にかつてのロシアの響きが残っています。 演奏その物は、古今東西名盤の多い曲の中では普通ですが、悪くはありません。 録音はデジタル録音では、普通と言った所でしょうか。
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2 people agree with this review 2016/08/21
クラシック・ファンなら有名なプロムス・コンサート。 そのコンサートで演奏される定番の曲を録音したのがこの盤です(勿論スタジオ録音) ポール・ダニエル指揮、イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニアの演奏で、数曲リーズ祝祭合唱団の歌入り。 演奏は一言で言うなら実に楽しい! 冒頭の『王冠』から、最後の『威風堂々』まで奏者や指揮者が楽しんでいるのがよく伝わってくる。 一部は一般のクラシックファンでも知らないと思う曲もありますが、おすすめです。 1996年に録音された物で、音質も良い。
0 people agree with this review 2016/08/19
モーツァルトの歌劇『イドメネオ』の全曲盤。 ギュスターヴ・クロエ指揮、ラジオ・リリック管弦楽団&合唱団の演奏で収録された物だ。 このCDで使われている楽譜はリヒャルト・シュトラウスが改定した版による演奏で、この版での録音は珍しい。(ちなみにこの盤はフランス語歌唱だが、恐らくフランス語版は当盤ぐらいだろう) クロエはフランスの指揮者で主にパリ周辺のオケを振ってオペラや協奏曲の録音を残している。 この盤の録音年は不明だが恐らく1950〜60年代だろう、当時のフランスオケ独自の音色や、メリハリのついた音楽、歌手も不足はない。 またボーナストラックで『魔笛』の抜粋が収録されている。 これは、ルイ・ド・フロマン指揮、コンセール・コロンヌ管弦楽団の演奏でフランス語で収録された物。 フロマンはクリュイタンスの弟子で、特にルクセンブルク放送管弦楽団と大量の録音を残したがCD化はあまり進んでいないのは残念で、そういう意味ではこの盤は貴重な一枚と言えるだろう。 但し、フランスオケ独特のサウンドが聴けると言う以外では演奏も歌唱も至って普通。 録音はどちらもヒストリカルに慣れていれば問題ないだろう。
0 people agree with this review 2016/08/18
グリーグの管弦楽曲を集めたCDです。 スティーヴン・ガンゼンハウザー指揮、チェコスロヴァキア国立・コシツェフィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されています。 お馴染みのペール・ギュント組曲も収録されていますが、それに加えペール・ギュントの前奏曲という普段はなかなか聴けない曲が収録されているのがポイント。 他には『抒情小品集より』『婚礼の行列』組曲『十字軍の王シーグル』が収録されています。 演奏はスロヴァキアのオケの特徴の弦楽の美しさが良く出ています。 またガンゼンハウザーもスタンダードでオーソドックスですが、癖のない音楽で、分かりやすい演奏となっています。 ちょっとパワー不足な所もありますが作品の魅力を存分に味わえる演奏と言えるでしょう。 またコシツェの国立フィルは、芸術家の家での録音が多いのですが、この盤は、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団・コンサート・ホールという、コンサート・ホールでの録音で、初期ナクソスにしては柔らかいサウンドです。
1 people agree with this review 2016/08/17
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番と、パガニーニの主題による変奏曲を収録したCDである。 ジェルジ・レーヘル指揮、ブダペスト交響楽団の演奏で、1988年に録音された物。 ピアニストはイェネー・ヤンドーで、オール・ハンガリー勢による演奏です。 演奏家の知名度は今ひとつながらも、この演奏はなかなか良い。 落ち着いたテンポの協奏曲は、ヤンドーの確かな腕もあり、地味ながら味わい深い演奏になっていますし、パガニーニの方も同じです。 ヤンドーは初期ナクソスに大量に録音を残しましたがこれはその中でも優れた録音の一つでしょう。 指揮のレーヘルは1926年生まれのハンガリーの指揮者でフンガロトン等に録音を残しましたが、1989年に病のため、若くして亡くなりました。 この盤は最晩年の録音ですが、やはり体調が良くなかったのか、パガニーニの第10〜14変奏は同じハンガリーの指揮者、ギュラ・ネーメトが代役を務めています。 ナクソス初期のデジタル録音で、音質はまぁまぁ普通と言った所でしょう。
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