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TOP > My page > Review List of レインボー
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1 people agree with this review 2012/08/05
かつてブレーメンに駐屯していた、ドイツ連邦陸軍第11装甲擲弾兵師団軍楽隊と、ハンス・フリース少佐の指揮で録音された音源の復刻盤。 一枚目と二枚目は、ドイツ行進曲のお馴染みのナンバーを、二枚目の後半は、マルシュリード(行進歌)の名曲を、三枚目は大帰営譜を含む儀礼曲と広場のコンサートと題して、クラシックの名曲が取り上げられています。 このCDを聴いて驚くのはその力強さ、パワーでしょう。 現在の連邦軍の軍楽隊はどこも横の流れを重視したいわゆる吹奏楽サウンドのソフト路線ですが、このCDの録音が行われた60年代はまだまだ、国防軍出身者が多く、伝統的な演奏を聴かせてくれました。 フリースも同様で、正直名演のオンパレードであり、聴く者を一気に行進曲のもつ楽しさに引こ込むその演奏は、今ではもう二度と聴く事が出来なくなった至高の演奏です。 まさに、音の文化遺産とも言うべき音源。 キズもありますが、録音年代のわりには音質も良いですし、録音も力強い演奏をそのまま伝えてくれる優秀な録音。 ドイツ行進曲ファンは勿論ですが、今の吹奏楽ファンにも是非とも聴いて見て下さい。 値段は張りますが、それ以上の価値はあります。
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1 people agree with this review 2012/08/04
2007年ミュンヘンでのライヴ録音(拍手なし) カサロヴァがオッフェンバックの名曲を歌ったアルバム。 アリアが中心だが声休みか、オケだけの曲もある。 バックは、ウルフ・シルマー指揮、ミュンヘン放送管弦楽団。 選曲は『ポム・ダピ』以外はオッフェンバックの作品ではポピュラーな曲ばかり。 ただ、いわゆる天国と地獄のギャロップは、4幕フィナーレでちらっと出てくるのみで、聴き比べの意味も込めて通常版も収録して欲しかった。 全体的に上品な仕上がりだが、リズムが重い所があり、もう少し軽やかさがあっても良いと思う。 録音は普通。
0 people agree with this review 2012/08/03
1950年代から精力的にグレナディア連隊軍楽隊の音盤を制作してきたロンドン・レコードですが、この盤は1976年に録音された物で、欧州のマーチをピーター・パークス少佐(録音時は大尉との事)の指揮の下、グレナディア・ガーズ軍楽隊が演奏した物です。 ある程度聴いてきたマーチ・ファンにはおなじみの曲も多いのですが、やはりこのCDでしか見ないと言う曲も見られます。 演奏はどちらかと言えば、遅めの落ち着いたテンポで、そのサウンドも手伝いある意味イギリスらしい気品ある仕上がりになっています。 録音は硬めで、年代を考えれば良好な音質。 マーチ・ファン、吹奏楽愛好家は一度聴いておいても損はないと思います。
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0 people agree with this review 2012/08/01
アンダーソンの管弦楽曲集と言えば、大体アメリカの指揮者か、アメリカのオケかはたまた両方かですが、このCDはどちらでもない、イスラエルの指揮者とドイツのオケと言う珍しい組み合わせです。 選曲面では目新しい物はありませんが、定番所を集めた誰にでも聴きやすい選曲です。 演奏はドイツのオケゆえか、がっしりとしたベースと落ち着いたサウンドで、これはこれで面白いと思います。 このCDは、西ドイツ放送とカプリッチョ、コロムビアの共同制作のようで、カプリッチョ盤は現在も現役のようです。 音質良好。
0 people agree with this review 2012/07/31
ハフヴァラ出版は毎年自社の楽譜を使ったCDをだしており、このCDもその一つです。 2004年の発売で当時開催されていたアテネオリンピックに記念し、オリンピック関連の曲が収録されているのが特徴です。 他にはクラシックのアレンジ、ポップス等が収録されていますが、寄せ集めといった感のある選曲です。 ただ、2〜3分位の小品もあり、国内の同種のCDより聴きやすいでしょう。 演奏は、ミッシェル・デュモン指揮する、ベルギー王立海軍軍楽隊です。 同国のギィデに比べれば知名度は落ちますが、このバンドも優秀なバンドで、パワフルで歯切れの良い演奏です。 録音、音質共に良好なレベルと言って良いでしょう。
2 people agree with this review 2012/07/30
シルヴェストリのロシア物は、ウィーン・フィルとの録音もありましたが、このフィルハーモニア管と録音したチャイコフスキーの交響曲第4番とルスランとリュドミラもすばらしい演奏です。 ルスランとリュドミラが頭に入っているのですが、これがなかなかの名演で、続くチャイコフスキーも、テンポに鈍急をつけ、勢いとメリハリがついた名演奏です。 今回のCD化に合わせて新たにリマスタされているとの事であり、音質も(年代を考えれば)良好だと思います。
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0 people agree with this review 2012/07/29
毎年発売されているカフア・セレクション、このCDはその第2弾にあたるCDです。 選曲はオリジナル中心、海外作品が六割、残り四割が邦人の作品です。 いわゆる映画音楽調のドラマティックな曲が多く聴きやすいと言えばそうなのですが、記憶に残る曲ばかりかと言えば、そうではないと思います。 特に邦人作品にその毎年その傾向があり、このCDでもそうだと思います。 反対に選曲面で良い所は、スミスのルイ・ブルジョワの讃美歌による変奏曲、及びデュソイト編曲、ウェストサイド・ストーリー・セレクション。 どちらもプロの演奏の音源は意外と少ないので貴重です。 演奏は、福岡県の春日基地に所在する、航空自衛隊西部航空音楽隊。 指揮者は、音楽隊長、浦川薫1等空尉(T2、8)加養浩幸(その他)による物で演奏その物は、音楽性のあるバランスの取れたすばらしい演奏だと思います。 技術も申し分なく、これは前述のスミスを聴けばよくわかるかと思います。 このシリーズ、録音が非常に鮮明、さらに音質も良い。 選曲面で不満はありますが、総合評価では4つ星位が妥当かなと思います。
4 people agree with this review 2012/07/28
まず最初に。 このCD、収録曲にオペラ『イーゴリ公』だったん人の踊りが収録されていると、このレビューを書いてる現在HMVのレビューに記載されているが、実際には、同じ『イーゴリ公』の序曲が収録されている。 それはさておき、あまりCD化の機会に恵まれていなかったシルヴェストリ、このチャイコフスキーでも、テンポを大きく揺らしたりと、この指揮者ならではの個性的な演奏。 古い演奏なのにいつ聴いても、新しい発見があります。 ドライな演奏に飽きたと言う人はこのロマンチックな演奏を聴かれてはいかがでしょうか? 半世紀前の録音ですが、今回の廉価盤として発売するにあたり、新しくリマスタしたようで、聴きやすい音質だと思います。
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1 people agree with this review 2012/07/27
音楽史に名を残した大作曲家には吹奏楽曲を書いた人も多いのですが、どうしてかあまり知られておらず、このCDはそんな知られざる曲を集めたCDです。 ドイツとオーストリー系の作曲家の作品が多く、あの作曲家のあの曲がないといった声も聞こえてきそうですが、これはこれで良いと思います。 沼尻竜典指揮、大阪市音楽団による演奏で、落ち着いたプロらしい余裕のある演奏です。 解説によれば出来る限りオリジナルに近い編成・楽譜によって演奏されているようで資料的価値も高いです。 音質・録音も良し。 解説もなかなか詳しく、読んでも、聴いても楽しめるCDだと思います。
0 people agree with this review 2012/07/26
イギリスの海に関係する作品を集めたCDで、指揮、アンドリュー・トーンヒル少佐、イギリス海兵隊プリマス軍楽隊による演奏です。 収録曲はイギリス好みの落ち着いた渋めの曲が多いです。 知られてない曲では『フォークランド序曲』という曲が良かったです。 演奏はなかなか上手く、熱い演奏が楽しめます。 録音、音質が良いのも嬉しい所です。
0 people agree with this review 2012/07/25
このCDは1958年に録音されたアルバムで、スーザのマーチとヨーロッパのマーチを収録している。 演奏は、イギリス近衛兵グレナディア・ガーズ軍楽隊、指揮フレデリック・J・ハリス中佐。 ハリスは1960年まで永きにわたり同軍楽隊の隊長を務めた人物で、ロンドンレコードに多数の録音を残している。 この音源はハリスの代表作と言って良い物で、黄金期と言われた50年代のガーズ・サウンドを堪能出来る。 その豪快で、勢いとメリハリを付け、時折聴こえるコルネットがリードする柔らかみのある演奏は、今聴いても色褪せない名演だと言える。 録音年代のわりに音質も悪くないのも嬉しい。 マーチ初心者から愛好家までおすすめの一枚。
2 people agree with this review 2012/07/24
私は、交響曲とジャンルではドヴォルザークの新世界が好きです。 今回廉価発売になったので買って見ました。 演奏の内容はHMVのレビューに書かれている内容で合っていると思いますが、聴き終えた後、あまり印象には残りませんでした。 録音もライヴ録音と言う事を考えても、良いとは言えず(まあまあ位)、価格は安いと言えど、総合して考えれば、コレクター向きのアイテムかな?と思いました。 新世界を初めて聴く人は他の音源がおすすめです。
1 people agree with this review 2012/07/22
ニュー・アレンジコレクションも早い物で9枚目になりました。 このシリーズは過去の作品を取り上げているため、おなじブレーンのニュー・オリジナルコレクションに比べ作品の質は安定している傾向にあると思います。 帯には(もはや原曲を超えた!)云々と記載されておりますが実際、セレクション形式の曲もあり原曲通りと言うわけではありません。 例年と同じく、陸上自衛隊中央音楽隊の演奏で、指揮は隊長、武田晃一等陸佐、副隊長、樋口孝博二等陸佐による物です。 64名の演奏者から出るサウンドはいつも通り音楽性の高い見事な演奏ではありますが、ちょっと真面目過ぎる曲もあるかな?とも思います。 最近出たマーチ集では伸びやかな名演を聴かせてくれたのですが… ドビュッシーやシュミットと言ったフランス系の作品は上手です。 残念ながらいつもと同じく、録音は主旋律が目立ち、バランスが悪いように聴こえます。 日本クラウンやカフア並の鮮明さが欲しい所です。
0 people agree with this review 2012/07/21
最近、すっかり見なくなってしまったルイ・フレモーですが、彼が1965年頃に、モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団を降って録音したフランス歌劇の序曲集。 フレモーが同オケのシェフをしていた頃の録音で、1962年にも同オケとイタリア歌劇の序曲集を作ってます。 このCDに収録された曲は、珍しい曲こそありませんが、フレモーの演奏はとても味のある演奏で、音色一つにしても独特で、隠れた名盤と言えます。 録音も悪くありませんし、価格も安くおすすめのCDです。
0 people agree with this review 2012/07/20
指揮者、西本智実さんとロシア・ボリショイ交響楽団ミレニアムの初のライヴ盤。 2004年1月2日のニューイヤー・コンサートを収録しています。 曲目は誰でも知っているようなポピュラーな物で、入門用にも良いかも知れません。 オケは最近あまり聴く機会がなくなったロシアン・サウンドとも言って良い豪快な鳴りで、特にレズギンカを聴けば良くわかるかと思います。(打楽器セクションが凄い!) ただし、パワー全開の爆演というわけではなく、抑えた所もありますので、爆演が好きな方には、消化不良に聴こえる所もあるかも知れません。 音質は悪くありませんが、録音が平板で、もう少し刺激のある録音ならもっと面白くなったかも知れません。 とは言え新譜でこの値段は高くないと思いますし、曲目か演奏家に興味があれば買いだと思います。
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