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3 people agree with this review 2025/06/24
メインのマーラーの8番はさておき,ブザンソンのコンクール本選の音源は興味深い。まずオーケストラは(今の基準では)とても下手。しかし,木管楽器などの音色は,なんとも言えず魅力的(今では失われたもの)。演奏の方は,Debussy はさておき,Strauss は信じられないほどひどい指揮。当時の日本では,ほとんど情報が無かったのだろうが,Strauss を楽譜通り(機械的)に?演奏すると,このような非音楽的な結果となるという見本で,Strauss音楽にあまり馴染みがないフランスのオーケストラでもあることもあり,このようなとんでもない演奏になったのであろう。コンクールの結果は,最後の新作を見事に振ったことで優勝できたと思われるが,この時点での小澤氏は,指揮技術は一流でも,音楽性(音楽的教養とでもいうべきか)はゼロに近かったことがわかる。この「指揮のテクニックは超一流,音楽性は?」という特徴は,この後小澤氏の音楽に一貫していたように思われるが,小澤氏の音楽(指揮)の原点として,大変貴重な録音である。なお,少し前に出たコンクール直後のフランスでの録音でも,彼の Beethoven がはじめから変?であったことが記録されていて,面白かった。齋藤メソッドは,指揮のテクニックを教えることは出来ても,音楽の基礎にある教養は教えてくれないということであろう(楽譜だけいくら勉強しても,音楽的教養は身につきません)。
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0 people agree with this review 2025/02/11
カレイドスコープは,なかなかよかったと思うが,これはいただけない。強いヴィヴラートが,シューベルトを傷つけている。
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1 people agree with this review 2024/12/20
録音は素晴らしい。オーケストラも,技術的には最上級。ただし,劇場的な感興には欠ける。スコアは完璧に音にされているが,そこにドラマはない。まあ,実演ではないので,舞台もないし,ワーグナーの音楽を知る上では不足はない。しかし,オペラハウスでの興奮を,ワーグナーの魔力を感じるには,サヴァリッシュかベームのバイロイト・ライブの方が(歌手やオーケストラの傷はあるとしても)上であると感じる。なお,シングルレイヤーにもかかわらず,ゼンタのバラードの途中でDISC1からDISC2に切り替える必要があるというのは,メーカー(製作側)の音楽的良識を疑う。これは通常のCDと共通の編集なので,マスターを流用しているのかもしれない。
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0 people agree with this review 2024/05/16
このディスク自体は,まだ聴いていませんが,前の方のレビューで,実演でもこのレベルで弾けたらすごいという趣旨の疑問が出ていたので,それに対しての感想として,昨夜 Musikverein で彼女(Rana)のソロで Mozart の協奏曲を聴いた経験から言えば,Mozart のコンチェルトで,ミスタッチや速いパッセージで音符を弾き切れない部分が散見されたところからすれば,ディスクの演奏はかなり編集されていると思われます。なお,ピアノの音自体は,大変きれいでした(ホールの音響が半分は助けているとは思いますが)
1 people agree with this review 2024/04/18
(星は,演奏5,演出3で,平均4)ラインの黄金が出ると聞いたとき,残りも出るだろうとは思っていましたが,やはり出るようですね。なお,ラインの黄金は,ドイツではすでに発売されています。 このときの演奏と,今年の再演(指揮は P. Jordan)の両方を観ましたが,オーケストラの魅力は,この Thielemann の時の方がずっとすばらしい。伝統的なスタイルで,最近のスッキリ系 Wagner が好きな人には重すぎると感じられるかもしれませんが,これだけの Wagner を指揮できる人は,今はいません。配役は若干変わり,一長一短。今年は,Hundingを Pape がやっていて,Wotan をやったことがある彼が,Hundingをやるのかと,ちょっとびっくりでしたが,演技と歌唱では,Pape の方で録画を残してほしかったと思います。Wotan は,この演奏での Volle と,今年の Konieczuny は,声では Volle,演技では Konieczuny といったところで,好みの問題。演出は,発想は面白いものの,原作との整合性に無理があり,部分的には感心できても,全体としてはこじつけすぎで興ざめ。音だけ聞いていた方が幸せでしょう。なお,演出では,Siegmund の髪の毛に注目してください。ここにわかりやすい?演出の意図が現れています。
1 people agree with this review 2024/04/11
この公演,現地で観た(聴いた)ので,その印象を書いておきます。まず,音楽という点では,歌唱は(個別のばらつきはあるが)まあまあ,オーケストラは最高という評価をしておきます。演出は(画像では重要でしょうが)近年のドイツ系オペラハウスの傾向通り「ひどい」に尽きます。演出家のアイデアや意図はわかりますが,いかんせん,ストーリー展開や歌詞内容と全く一致していないので,観ていて邪魔なこと甚だしい。部分的に面白い発想や解釈はありますが,特定の場面でのことで,全体としては消化不良でしょう。この後のワルキューレ以降も商品として出てくるのでしょうが,視覚的には期待しないでください。なお,新演出のため,再演では,演出に修正が加わり,部分的に結構変わっています(今年の公演も,こりずに観てきました)。ラインの黄金は,ほとんど変わっていませんでしたが,ジークフリートなど,かなり変えられていて,舞台上の動きは若干改善されたように思います(それでも音楽の邪魔)。このBDは,画面を見ず Bluray Audio として音だけ聞けば,素晴らしいと思います。個人的には,Thielemann の Wagner として,既出のバイロイトやザルツブルクでのワルキューレを上回るできだと思います(重めなので趣味に合わない人もいるとは思いますが)。歌唱では,ラインの黄金では目玉?とされた Villason の Loge が(演出のせいもあるとは思いますが)期待外れで,終演後も最も盛大なブーイングを受けていました。Volle の Wotan は,まあ合格点と言ったところでしょうか。今年の再演では,Wotan は Konieczuny に変わっていて,彼の声質は神々の長というよりギャングのボスのようなので,ちょっと?な点はありましたが,パワーと演技力で(彼の演技力はプロの俳優並み)トータルでは Volle を上回っていたように思います。なお,今年の再演では,指揮は Philippe Jordan だったので,オーケストラの演奏はかなり感じが変わって(よりスッキリして)いましたが,奇妙な演出には,その方が合っていたかもしれません。あと今年は Trekel が Froh と Gunther 役で出ていて,なかなかいい味を出していました。音を聞くだけなら,大いに推薦できると思います。
8 people agree with this review 2023/11/18
マーラーの全集としては,最も指揮(面白いが過剰ではない)とオーケストラ(うまいがメカニックには陥ってはいない)のバランスが取れたものの1つだと思うが,デジタル初期の録音が今ひとつという点が残念であったが,今回のSACD化で,録音の不満がなくなり(というより満足感が大きくなり=やはりウィーン・フィルはうまいだけでなく,音色に魅力があり,どれほど大きな音でもうるさくならない)素晴らしい全集となったと思う。
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2 people agree with this review 2023/11/07
今年の春,このCDと同じタイトルでのコンサートをウィーン・コンツェルトハウスで観た(聴いた)が,ほぼ同じ内容で,大変面白かった。コンサート終了後,ホールでCDを購入した人にコパチンスカヤとプロハスカのサイン会が行われていたが,すでにCDをHMVで購入していたので,パスしてしまったが,今思えば,記念にサインをもらっておけば良かった。これは音だけのCDよりも,映像があった方がずっと興味深と思う。私にとってはコンサートの記憶を呼び戻すのにいいCDだが,音だけ聴いても十分に楽しめると思う。
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0 people agree with this review 2023/09/28
セルが楽器を替えることを勧め,彼自身の援助もあって楽器を替えたとのことですが,変更前(たとえばベートーヴェン)と変更後(シベリウスなど)の音を聴けば,録音状態以前の問題として,劇的に音が,そして演奏の力が変わっているのがわかります。 ベートーヴェンの演奏はいいんですが,ヴァイオリンの音が…よくない。やはり楽器は大事であるということがわかるセットです。(もちろん,楽器が良くてもつまらない演奏はたくさんありますが)
1 people agree with this review 2023/09/25
演奏・録音の水準は高く,この価格でこれだけの量のカンタータを聴けることはありがたい。但し,CDの製造はチェコ製で,製盤のクオリティ(品質管理)はかなり低いので,価格の安さは当然という感じ。
2 people agree with this review 2023/06/13
映画音楽には興味がないので,このCDはパスするつもりだったのだが,偶然 Luisada による同じ企画のコンサートが,Musikverein の Brahms Saal であることを知り,15:30 開演で(夜には別のコンサートの予定があったので)チケットも残っていたので,興味半分(興味は Luisada に)で行ってみた。 ステージのピアノの後ろには,スクリーンも用意され,各曲の演奏に合わせてLuisadaが用意した短い映像が映されるという指向。ほぼ1曲ごとに,彼のトークが(結構長いが)入るが,彼の映画に対する愛情があふれていて,とても興味深かった。また,彼がピアニストを目指した遠因に,幼少期に見た映画の中で演奏されていたモーツァルトの幻想曲を聴いたことが影響していたことなど,初めて聞く話もあった。 全体を通じて Luisada の人間性を感じるいいコンサートであった。なお,当日の曲目は,CDと 2/3 程度は共通だが,個人的にはコンサートのプログラムの方がよかったと思う。この日の思い出に,注文することにしよう。
0 people agree with this review 2022/06/09
指揮者が素晴らしい!! ワーグナーのリングは好きなので,CDやBlurayがリリースされたら,とりあえず購入しておくため,このCDも大分前に購入していたが,未聴のまま,この4月末ウィーンへ。 COVID-19 でしばらく聴くこと(観ること)ができなかったリング・サイクルのため。 2020年のリングは,アダム・フィッシャーの予定で,チケットも購入していたが,COVID感染拡大でキャンセルされ,昨年もリングはなかった。ということで,久々のリング,期待していたが,指揮者がコーバーということで,実はちょっとがっかりしていた。彼の指揮は,バイロイトでの指揮を聴いた覚えがあるが,あまり印象に残っていなかったので「フィッシャーの方が良かったのに,まあ今回は,ブリュンヒルデがシュテンメなので,それで満足するか」と考えて出かけていった。(アダム・フィッシャーの指揮の方は,フィガロで堪能させてもらいました!全曲暗譜!!)。さて,リングの第1チクルスは,5/4のラインの黄金で始まった。演出は,ベヒトルフの特に音楽鑑賞を妨げない点が取り柄の,無難なもの(奇抜で演奏に集中できない噴飯者よりずっといいい)で,前回(2017)ペーター・シュナイダーの指揮で見たものと同じだが,若干細部に修正がされていた。さて,演奏であるが,オーケストラが素晴らしい。ウィーン国立オペラなので当然だが,指揮者がテンポ・強弱のメリハリも明確に,指揮台の上を乗り越えて大きな動作で各パートに明確に指示を出し,ワーグナーの音楽を引き出していく。これほどのリングのオーケストラは,これまでの経験(ミュンヘン,ベルリン,ウィーン,ドレスデン,ライプチヒ)と比べても,バイエルン・オペラで聴いたペトレンコ以来である。終演後の拍手も,指揮者コーバーへの拍手が最も大きかった。そこで期待のワルキューレ(5/8),シュテンメのブリュンヒルデも期待通りだったが,やはりオーケストラが最高で,終演後の拍手も,シュテンメを押さえて,コーバーが最大の喝采を受けていた。聴衆もわかっている。あとで地元の人に聞いたところ,コーバーのリングは,ウィーンでは2019にやっていて,そのときに「近年最高のリング(の指揮者)」という評価だったという。その後のジークフリート,黄昏も良かったので,結局第2チクルスも全部聴いてしまった。それで本題のCDのほうだが,オーケストラの力量はウィーンには及ばないが,指揮者の意図は明確に表現しており,近年のリングでは最高だと思う。少なくとも,比較的最近出たラトル&バイエルンよりも相当上を行く演奏であることは間違いない。コーバーは,演奏会での指揮も評判がいいらしいので,日本のオーケストラで呼んでくれないものか。
7 people agree with this review 2022/02/23
演奏は素晴らしく,録音も,ムラヴィンスキーのライブでは最上のもの。 しかし,シングル・レイヤーなら1枚で収録できるものを2枚にして価格を上げるという販売戦略からは,ムラヴィンスキーの芸術に敬意を払っているとは思えない企業の体質を感じるのが残念。 (★3個は,演奏の評価★5と,ディスクを2枚にした営利優先の発売会社に対する評価★1との平均です)
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9 people agree with this review 2021/05/01
これだけのコンプリートは,素晴らしい仕事ですし,価格も良心的で高く評価しています。ただ残念なのは,ジャケット写真のクオリティが低いこと。まるで素人のスキャンレベルのものが多い(特にオリジナル・ジャケットが写真を使用している場合がひどく,イラストの場合には大きな問題はない)。 この点,ソニー・BMG系のセル,ワルター,最近のオーマンディのボックスなどは,ジャケットの作りも裏面まできちんと再現しており,製作部門の質の違いを感じます。 ということで,商品としてみた場合には★マイナス1とします。
9 people agree with this review
6 people agree with this review 2021/05/01
バラで購入してきた者に対して,No.4 & No.6 はバラで出さずに全集を買わせようとするような企業は,芸術を扱って欲しくないですね。 演奏内容はいいのに,残念です。 (★1つは,営業のやり方に対するもので,演奏は★5つ)
6 people agree with this review
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