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3 people agree with this review 2010/10/10
1974年の晩秋。初めて買ったモーツァルトのレコードがこれの40/41番のカップリングでした。田舎町の小さなレコード店でこれしか置いてなくて選ぶ余地もなく求めたのですが、62年の録音という古さを全く感じさせず、やはり2500円も払っただけのことはある!と感心すると同時に、初めて聴くこのカール・ベームというオッサンもなかなかイケてるではないか、とチェックしたのでした。 さすがに現代のCDに慣れた耳には擦り切れたレコードは聴きづらく、今回この2枚組で求めましたが、やはり良いものは良い、ですね。スイトナーにしてもカラヤンにしても、そしてベーム自身の70年代のWPOとの録音もあり、心を震わせるような素晴らしい演奏はいくつもありますけど、モーツアルトの交響曲のスタンダードとしてこれから先、これを超えるものが出るとしたら、それはどういうものであるのでしょうか。 ところで、41番の二・三楽章、レコードでも若干録音のツラさを感じていましたがそれがそのまま残っているのも、全体としていかに優秀な録音であったのかということが感じさせられます。 お得感なら全集にかないませんが、今でも二曲一枚2500円で買う価値があると思います。
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2 people agree with this review 2010/10/10
ウラッハの嫡流としてシュミードルにも引き継がれたウィーンのクラリネットというものは、いやクラリネットだけでなくカルテットの響きといいヘッツェルの美音といい、なんと芳醇で馥郁たる香りを放っているのでしょう!そして三重奏も!室内楽のピアノはこうでなくちゃと思わせるようなデムスの音色。デムスのピアノは一種独特でブラインドテストで聴かされても判るんじゃないかと思うくらい。 CDとしても秀逸。目の前でこの稀代の名手たちが素晴らしい演奏を奏でているかのような響きを聴かせてくれます。この版が発売された頃は好みがライスター一辺倒でプリンツにはあまり接していなかったのが悔やまれますが、こういう名盤を世に出しそして今も販売しているメーカーと、入手を容易にしてくれるHMVにも感謝・・・・と、いささかハイになってしまうらい、このCDは素晴らしいです。
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0 people agree with this review 2010/09/02
第九について私はカラヤンの77年、83年どちらも(世評は色々の様ですが)最高峰だと考えていますが、このベームは深みと味わいにおいて別格(80年版の方が深みと愛情を感じますが、オケの乱れが残念)であり、熱さ・緊迫感もフルベンに遜色ないと思います。これほど燃え上がるようなウィーンフィルの録音も珍しいのではないでしょうか。しかも、アンサンブルの乱れはほとんど感じられずまるでカラヤン全盛期のベルリンフィルかの印象です。三番はこの版は初めて聴きましたが、これも、す・ば・ら・し・い! CDとしては、LPで聴いていた頃の記憶に重ねると大幅に臨場感が向上したという印象です。リマスター?の巧さでもありましょうが、一方で、ムジークフェライン(での収録だったと思います)のサウンドとはちょっと方向性が違うのではないかという気もしました。フランス製だからミンシュのパリ管に似せたというわけでもないのでしょうが(LPとの違いをそういう風に感じているだけなのしれませんので、あまり参考にしないでください)。 残念なのは、ケースの造りが粗雑で早晩壊れそうで、しかもヒビが入っていたこと、カール・ベームのベートーベンを新版並みの定価設定している割にはライナーノートが(仏語だから読めないので用はないのですが)あまりにも貧弱なことですが、オーディオから出てくるベームとウィーンフィルの音楽があまりにもすばらしく、減点する気になりませんでした。 (来年あたりベーム没後30年でしっかりした全集物を出してくれるのかな?)
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2 people agree with this review 2010/02/26
ベト7とブラ1の初日の方で聴きました。いま見て懐かしく思い出すどころではなく、たった一度のその日のシーンが四半世紀を過ぎてもなお目と耳に鮮明に焼き付いていて、この2曲について何かで読んだり聴いたりするたびに思い出すほど、とにかく、凄い演奏だったのです。80年代にはいって少し大人しくなりかけていた感のあるN響が、野生の本能を呼び覚まされたかのようにあの大きなホールを鳴り響かせていました。後の拍手もホールが割れるんじゃないかと思うくらい熱狂的でした。 一家に一組の全集物ならカラヤンあたりが良いと思いますが、こういうメディアを小中学校で鑑賞させれば、「退屈なクラシック」という印象は吹っ飛ぶんじゃないでしょうか?それどころか、ドイツやオーストリアの人たちにも自慢しながら見せてあげたいくらい!いや、とにかく、すごかったんです。ホントに!
4 people agree with this review 2010/02/24
クルベローバは別格としても、優美さにおいて夜の女王のアリアでこのポップに優るものはちょっと見当たらないのではないでしょうか?録音もとても良くライブの熱気とは異なる、丁寧に造り込まれたスタジオ録音の良さをじっくりと味わえます。 セリフは、あっても良かったと思いますが、いずれにしろ、何十年先も聴かれる価値のある名盤だと思います。
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3 people agree with this review 2010/02/21
ずいぶん昔に聴いていたテープも処分して久しく、新しい録音でと思ったムーティの新旧盤は(いずれも本当に素晴らしいものでしたが)何か物足りない感じがしていて、ここ数年、古いものに回帰する傾向が強まる自分にもどかしさを感じながらも、このCDを購入しました。他愛ない筋書きのオペラなのに、天上的な美しさを感じさせる演奏の素晴らしさについては吉田秀和氏の評にまさる言葉を思いつきませんが、音質が良いのにおどろきました。アンダンテだけでなく他の曲もウィーンフィルならではの味があって宝石箱のようなCDです。こういうCDを廃番にせずにいるDGやEMIもそれなりに評価されていいな、と思いました。
4 people agree with this review 2010/02/01
昔々聴きなじんだモノラル盤に比べるといくつかの曲で若干の指の綻びも感じますが、なんというか・・・・「子を知るに親に如かず」とでも申しましょうか・・・・稀代の大作曲家となり永く親元に寄り付かなかった息子に先立たれた大ピアニストの老父が、万感の思いとともにその遺作を、弾いて孫に聴かせている・・・・そんなシーンが思い浮かんで思わず熱いものがこみ上げてきました。そして、幾星霜を経て久しぶりに懐かしい「祖父」の演奏に接したような、言い様のない感動を覚えました。 アラウやゼルキン、指揮者ではベームで感じていた不思議な感動は、このケンプを聴いて、ベートーベンへのそういう厳父の慈愛と自信のようなものが感じられたからではないかと思い当たり、無性にそういう音楽家たちが懐かしくなりました。 それにしても、’60〜’70年代は本当に良い演奏の良い録音が残されているものですね。
1 people agree with this review 2010/01/20
若い頃はテンポが遅すぎるような気がしてアナログのBPO盤を愛聴していました。新しいものが欲しくなりレバインとWPO盤を聴いたとたんにこのCDが恋しくてしかたなくなってしまいました。80年来日のフィガロの美しさも忘れられませんが、本当に々々美しい音楽です。最晩年のカラヤンもそうですが、この人たちが晩年に到達した境地というものは、どういうものだったのでしょうか。直接には一音も発していないのに!
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5 people agree with this review 2010/01/19
ティーレマンが好きなので迷わず購入しました。ここ数年、他のプログラムに比べてティーレマンの指輪だけは出色の出来栄えだった様ですが、演奏や解釈を云々するのは遠慮しまして、CDとしてのコメント。 初めて聞くレーベルのバイロイトライブなので不安でしたが、かなり上質の出来と思いました。ただ、一部にレンジアウトしているのでしょうか。ところどころ高音部が歪むのがわずかに残念です。それほどチープな再生装置でもないつもりなのですが、他の方々はいかがでしょうか?
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5 people agree with this review 2009/09/29
時間のたつのも忘れて全編一気に聴きとおしてしまいました。 登場人物の性格が目に浮かぶような歌唱と、一種、狂気の世界にどっぷりと浸かってしまうような一気呵成な演奏・・・・バイロイトの魔力とでもいうものがあるとすれば、それがこの録音を成さしめたのでありましょう。あのベームがどんな指揮ぶりだったのか、とても興味深いです。 71年の録音としては少し厚みが不足する感じですが、最近ありがちなデッドなライブ録音などとは比べ物にならないくらいブリリアントで迫力十分すぎるサウンドです。
0 people agree with this review 2009/09/29
Rudolfnumのゴージャスなサウンドとライブの熱気をそのまま包み込んできたような一枚。
2 people agree with this review 2009/09/29
LP時代から何度も聴く機会がありましたが、高ぶりと落ち着きを感じます。60〜70年代のBPOは多くの名盤を残していますが、カラヤンとベームでは同じイエス・キリスト教会でもサウンドが異なるのも興味深いです。そして、どちらもほんとうに美しく、素晴らしい。録音作品としてのモーツアルトとシューベルトのシリーズはベームを超えるものは将来にわたっても出てこないのではないかとさえ思えるほど好きになれる名録音にめぐり会えたよろこびと、新しいものに熱くなれないもどかしさと、複雑な心境です。
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