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1 people agree with this review 2024/07/21
現代楽器での演奏では今も1,2の演奏だろう。響きは充実して張りがあり何より格調の高さと品がある。クレンペラーも良いが格調の高さではこのリヒターが上だ。バッハの音楽に聴かれるロマン性も過度になることなく古典的な品と清潔感、表現力の大きさがこの演奏を高めている。私の好んで聴くのはこの演奏とクレンペラーとベイヌムの3種である。古楽器にもいい演奏があるのだろうが、私は、バッハといえども現代楽器での演奏を好む。
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0 people agree with this review 2024/07/20
ELA903,1949年6月ヴィスバーデンでのブラ4の放送録音で、協会LPからのコピーCD。まず、音の良さにびっくりである。中、高音とも音が伸びやかでしかも音色豊かで言うことなしのCDである。FURT1021/2でも持っているが、音色が違うし音の伸びも違い、このELA903が勝っている。FURT1021も1949年録音にしては決して悪くはないがELAと比べての話である。他に、オタケンやターラのリマスターCD等あるだろうが未聴。針音等のノイズは皆無でまるでテープ録音からの復刻のようである。(私はLPからではなくテープ録音からの復刻だと思っている)演奏は紛れもなくWFその人によるものだ。ただ有名な48年の演奏とどちらかと問われれば48年を採る。壮絶さ、緊張感等、多少音が劣っても48年が一層素晴らしいと思う。(仏FALPの音、演奏を知っているから尚更である。)43年12月のブラ4を第1に挙げ(一筆書きのような見事な流れ)と評する専門家もいる。
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2曲の交響曲が星4、協奏交が星3。音は中低音の分離がイマイチで、全体に音に切れがないがライヴならこんなものかと思う。しっとり落ち着いた充実した響きである。SIN・CONを目的で購入したが、シンフォニックな演奏でハイドン特有の悦楽に欠けるところがある。ここはRCAのノリントンのほうが楽しくバラエティに富んでいるが、こういうシンフォニックなのもいいかなと思う。104番の1楽章は、何といってもシューリヒトが抜群に素晴らしい。
0 people agree with this review 2024/07/19
演奏者は3人ともに超有名だが、肝心の演奏はニュアンス不足でイマイチ。もっと良い演奏のCDを探すべき。ロシアのメンバーの素晴らしいCDがあります。チョンやナージャのトリオのCDのほうが良い。マイスキーは私の好みに合わない。
ドヴォ7番のみの感想。皆さんの評価は高いが私のは低め。星2か3。ケルテスやメータのほうがはるかに聴かせる。第3楽章などウキウキして8番と同様の佳曲だと思うが、モントーの演奏はいかんせんニュアンス不足で楽しめない。モント―のベートーヴェンと同じく、不出来な演奏の一つ。
30年前にLPからCDに切りかえるため、最初のCDPを買ったついでに最初に買ったCDがこのレヴァインのシューマンであった。帰って聴いた時の失望は今でも覚えている。CDの切れのない音にもびっくりだったが、中味のない演奏にもがっくり。CDの音ってこんなにぼやっとしているのかと思い、CDの音に慣れるのに1年ぐらいかかった。そんなCDの幕開けであった。演奏は最後まで明るい響きが鳴っているだけの凡演そのもの、と言ったらレヴァイン愛好家にお叱りをうけるかな。
米LPのWST、PIONEERの64XK, VICTORのMVCW, TOWERのPROCで聴いて、LPとCDの64K、MVCWは手放し、現在の手持ちはタワーレコードのPROC-1639と英CDのMCD80089の2種である。PROCは完全にデジタルの音で高音などきつく感じるほど伸びがあり音圧も強めでリマスターの効き過ぎの感がありやや聴き疲れる。一方、英MCAは多少のリマスターがあるだろうが、聴いていてほっとする音楽的な響きで弦のユニゾンなど実に美しく心に響き、音より演奏を聴いている感じがする。しかし、この英盤ももう少ししっとり落ち着いた音であってほしいと思う。音に関しては、以前聴いたVICTORのMVCWがベストかもと思って近近購入予定。
ハイドン大好き人間のわたしです、このところ毎日のようにこのCDを聴いている。デュプレもハイモヴィッツもいいが、なぜかこのイッサーリスに魅かれる。最後に入っているSINF.Conも大好きになってヤンソンスのCDが近近届くし、ベームのもあるので聴いてみたい。2曲のセロ協はロストロ、マイスキーも聴いたが感心しなかった。クリーゲルのCDを現在注文中。ハイドンを聴いた後に、ブルックナーの8,9番をフルトヴェングラーで聴いているわたしだが、やはりアンバランスな人間かな?このイッサーリスの演奏、実に音楽的である、別録音もあるので後日注文しよう。
0 people agree with this review 2024/07/18
TKC301とあまり音の差はないという人もいれば良くなったという人もいる。私はTKC301で十分で、英ALPの音にかなり近いと思っている。ところで、このバイロイトの第9は13種の9番の中でも出色の名演だろうか。いや、と答えたい。1951年あるいは54年、または42年のほうが明らかに演奏内容が充実していると思うのは私だけだろうか。私は、51年1月7日のウィーンフィルとの演奏が大変気に入っている。第1楽章からバイロイトを上回った内容の充実した美しい響きでそれが終楽章迄続いている。バイロイトの第1,2楽章など明らかにリズムの彫り深さと迫力に欠けている、ただ第3楽章の地上離れした美と深さだけは流石と思う。バイロイト音楽祭の幕開けとしての記念的演奏ということがかなり演奏の評価を上げているいるとも思っている。
1 people agree with this review 2024/07/17
メンデルスゾーンが素晴らしい。ANDROMEDA2枚組にも含まれているが、我々がこの曲に持つイメージに最も近い演奏だと思う。むかし懐かしいロマンの香りが漂い、それが決して甘すぎることなくフェラスの豊かな音楽性が響きにのって聴く人を魅了する、といった演奏である。終楽章の追い込みはナージャが素晴らしいが、パールマンやチョン、ナージャ等の演奏は、フェラスを聴くといかにも現代的な切れの良いメンデルスゾーンの演奏という気がする。甘く切ない恋の終わりのような、昔の良き時代のヨーロッパのロマンの香りが出ているのはこのフェラスだと思う。ただ、録音が古いためかシルヴェストリのオケがもう少し緻密な響きだったらと思う。
某著名評論家はAUDITEを薦めているが、音色が暗くハイが伸びすぎているので私はほとんど聴くことはない。聴くのはキングのK33Y193である。5番6番ともに音色にすぐれ音も水準以上なので楽しんでいるが、当然だが褒める人も褒めない人もいる。このターラ盤は音の分離等イマイチということだが、リマスター臭の少ない素直な音なら聴いてみたい。この5月25日の演奏がDGで出ていれば私としては申し分ないのだが、今回ターラ盤を自分の耳で聴いてみることにしよう。期待を込めて星4。フルトヴェングラーの演奏CDを調べていると(今まで収集した200枚ほどのCDリストを作ってはいるが)頭が混乱すること間違いない。WFの廃盤、既発売CDは約1000枚前後ぐらいかと推測するが、もっと多いかも。
0 people agree with this review 2024/07/16
評論家の刷り込み、ごもっともなご意見で自戒します。我々素人はどうしても大御所評論家の意向に影響され、それはある程度致し方ないと思いますが(フリッチャイのチャイコの悲愴などその典型)、多くのレヴューを見て、刷り込まれている、と感じることも多々あります。私もデュプレのドヴォコン演奏にはイマイチ納得できないので、このCDを聴いてみます。(ただしデュプレのハイドンやエルガーは素晴らしいと思う)
両曲ともに聴くに値しない凡演である。シューマンならアーノンクールのほうがはるかに良い。
デュトワにしては不出来である。響きが淡く芯に欠けニュアンスにも不足している。セルの5番などロシア風ではないが純音楽的な演奏で聴かせるが、デュトワのは音楽的にも物足りない。
1番はたおやかな美しさを、7番のメニュエットは夢のような美しさを、と思う。1番はモノラルのナット、7番はカツリアスの演奏が好きである。リヒテルのは尖って夢がない。
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