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Review List of ユローヂィヴィ 

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  • 2 people agree with this review
     2013/08/06

    歌劇『不死身のカシチェイ』は1905年3月27日にサンクト・ペテルブルクでアレクサンドル・グラズノフの指揮により初演された。
    1905年の1月9日には「血の日曜日」が起きているから大変な時期だったことだろう。

    この作品はロシアの昔話をもとにリムスキイ=コルサコフ自身が台本を書いている。
    一幕の短い作品だがリムスキイ=コルサコフの個性にあった作品だ。

    これまでブリリアント・レコードではチスチャコフ指揮による歌劇の録音はショスタコーヴィチの『賭博者』、リムスキイ=コルサコフの『五月の夜』、『皇帝の花嫁』やセロフの『ユディット』などが発売されてきた。
    他にまだラフマニノフの『フランチェスカ・ダ・リミニ』と『けちな騎士』があるので是非ブリリアント・レコードから復活して欲しい。

    歌詞と対訳はついていないがわりと詳しい英語解説がついている。

    手頃に珍しい歌劇が聴けるのでこれからも期待している。

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  • 2 people agree with this review
     2013/07/18

    スヴェトラーノフがベルリン・フィルに客演した1989年3月のライブ録音。
    まさに一期一会の演奏。

    『序曲レオノーレ第3番』では神秘的な雰囲気から明るさまで幅広い表情を聴かせてくれる。ベルリン・フィルの弦がつくりだす音はスヴェトラーノフの指揮で分厚くなったように思う。

    ハイドンの交響曲とはスヴェトラーノフにしては意表をつく選曲だ。

    メインの曲がお国もののチャイコフスキイとはいえ『マンフレッド』というのも渋い。

    『マンフレッド』の演奏を聴き終えるとまるで長編小説を読みきった後のようなズッシリとしたものが心に残る。

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  • 0 people agree with this review
     2013/06/18

    パリという街があったからこそ生まれた作品。

    タイトルロールを歌うコトルバスが素晴らしい。

    華やかな音楽でまるで映画を観ているようだ。

    このようなマイナーな作品はやはり対訳がないとつらい。この録音は国内盤で発売する価値のある商品なので輸入盤しか手に入らないのが残念だ。

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  • 0 people agree with this review
     2013/06/08

    『オルフェオとエウリディーチェ』というよく知られた話だが、このグルックのオペラではエウリディーチェは全体の3分の1しか登場しない。

    聴く前はショルティとグルックの音楽とがいまいち結び付かなかったが、第2幕の劇的な音楽を聴いて納得した。

    この録音当時、音楽監督をしていたコヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団・合唱団による演奏。

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  • 4 people agree with this review
     2013/06/04

    ディーリアスの作品がこれだけまとまって聴くことが出来るとはディーリアス・ファンにとってはなんという幸せだろう!!

    「チェロ協奏曲」や管弦楽のための小品でディーリアスに興味をもった方にもオススメなBOXセット。

    「ヴァイリオン・ソナタ」は印象派の音楽からの影響も聴き取ることが出来きて、一味違うディーリアス像を知ることも出来る。

    歌曲や合唱曲、管弦楽伴奏の歌曲も素晴らしい。

    ディーリアスの音楽としては異色の異国的な劇音楽「Hassen」も面白い。

    異色と言えば歌劇『コアンガ』はルイジアナのプランテーションが舞台になっている。アメリカを舞台にした作品ではガーシュインの歌劇『ポーギとベス』が有名だがディーリアスにもこのような作品があるのが驚きだ。

    無い物ねだりだがあえて言うと国内盤を出して欲しいということだけだ。歌劇や歌曲などの対訳が欲しい。解説と対訳だけのデータCDのようなものを発売すれば国内盤の代わりになるのに。輸入盤CD+国内プレスのデータCDを付けて国内盤として販売する方法はどうだろうか?

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  • 2 people agree with this review
     2013/06/04

    ディーリアスの作品がこれだけまとまって聴くことが出来るとはディーリアス・ファンにとってはなんという幸せだろう!!

    「チェロ協奏曲」や管弦楽のための小品でディーリアスに興味をもった方にもオススメなBOXセット。

    「ヴァイリオン・ソナタ」は印象派の音楽からの影響も聴き取ることが出来きて、一味違うディーリアス像を知ることも出来る。

    歌曲や合唱曲、管弦楽伴奏の歌曲も素晴らしい。

    ディーリアスの音楽としては異色の異国的な劇音楽「Hassen」も面白い。

    異色と言えば歌劇『コアンガ』はルイジアナのプランテーションが舞台になっている。アメリカを舞台にした作品ではガーシュインの歌劇『ポーギとベス』が有名だがディーリアスにもこのような作品があるのが驚きだ。

    無い物ねだりだがあえて言うと国内盤を出して欲しいということだけだ。歌劇や歌曲などの対訳が欲しい。解説と対訳だけのデータCDのようなものを発売すれば国内盤の代わりになるのに。輸入盤CD+国内プレスのデータCDを付けて国内盤として販売する方法はどうだろうか?

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  • 1 people agree with this review
     2013/06/03

    ネボルシン指揮、モスクワ放送交響楽団&合唱団。1956年の録音。

    名演です。

    歌劇『見えざる町キーテジと乙女フェヴローニャの物語』はゲルギエフの録音では音楽は綺麗だがなんだかだらだらしていると感じたが、このネボルシンの引き締まった演奏を聴いて素晴らしい作品だと思えた。歌手たちも素晴らしい。

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  • 1 people agree with this review
     2013/05/29

    歌劇『金鶏』にボーナス・トラックとして歌劇『モーツァルトとサリエリ』(全曲)が収録されている。

    歌劇『金鶏』は英語版による上演。
    (1971年11月9日、ニューヨーク・シティ・オペラ)
    ライブ録音なので咳の音や多少の音割れがあるが演奏が素晴らしい。

    ルーデルのメリハリのある指揮が作品を生き生きとさせている。
    星占い師を歌うエンリコ・ディ・ジュゼッペが素晴らしい高音を聴かせてくれる。ビバリー・シルズの歌唱や演技など舞台上の効果もあって客席もかなりわいている。英語版での成功例かもしれない。

    ボーナス・トラックというには余りにも贅沢な歌劇『モーツァルトとサリエリ』はサミュエル・サモスード指揮、マルク・レイゼン、イヴァン・コズロフスキイ、全ソヴィエト放送交響楽団・合唱団による1951年の録音。

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     2013/05/28

    ロジェストヴェンスキイが歌劇『オルレアンの少女』を録音していたというのが驚きだ。

    近年ロジェストヴェンスキイはチャイコフスキイの歌劇『親衛隊員』や歌劇『チェレヴィチキ』を録音している。

    メロディアからロジェストヴェンスキイ指揮によるオペラが幾つか発売されて、オペラ指揮者としてのロジェストヴェンスキイの魅力も味わえるようになってきた。
    歌劇『オルレアンの少女』は1969年の録音だが古さは感じられない。

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  • 1 people agree with this review
     2013/05/02

    ショスタコーヴィチの合唱曲を2曲収録。

    無伴奏合唱曲『革命詩人による10の詩曲』の第6曲目は交響曲第11番にも出てくる旋律を含んでいる。

    『10のロシア民謡』はピアノ伴奏でソリストと合唱の為の作品。民謡の美しいメロディーに心が癒される。

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  • 1 people agree with this review
     2013/05/02

    室内管弦楽団でのブラームス交響曲全集。

    室内管弦楽団による演奏は今回初めて聴いた。始めのうちは違和感を感じていたものの、もしかしたら交響楽団の弦楽部と管楽部の間に座って聴いたらこのように聴こえるのかもしれないと思った。

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  • 1 people agree with this review
     2013/05/02

    ベルグンドの1度目のシベリウス交響曲全集。

    ベルグンドとヘルシンキ・フィルによる2度目の全集がシベリウスとの初めての出逢いであったので、どうしても最初に聴き込んだ演奏を基準にして聴き比べてしまう。

    交響曲第1番はシベリウスの若さが感じられる作品で第1楽章は感情的な激しい部分が思いきって演奏されている。第3楽章はベルグンドとオーケストラの意思の疎通がうまくいってなくて空回りしているようだ。第1番は全体的に消化不良に感じられる。

    第2番の演奏はシベリウスが描いたフィンランドという風土をはっきりと打ち出した演奏のように思う。第4楽章は細部まで再現したダイナミックな演奏だ。

    第3番・第5番の演奏は良いのだが、あとひとおしが足りない感じがする。

    第4番、第6番、第7番がこの全集の中で一番バランスのとれた演奏ではないだろうか。第4番のゆったりとした演奏からは湖は凍りつき、雪にどざされた灰色の大地が見えてくるようだ。

    第6番の第1楽章は若々しく、はつらつとしたさわやかな演奏をしている。

    第7番はシベリウス最後の交響曲になったが、この音楽からは最後の交響曲というよりもシベリウスの芸術がまだまだ先へと発展していくような将来への明るい希望が感じられる。そんな印象をこの演奏から感じだ。

    管弦楽曲では『吟遊詩人』や『タピオラ』が美しい演奏だ。

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     2013/03/29

    ラフマニノフの歌劇『アレコ』と原作であるプーシキンの『ジプシーたち』のロシア語と英語での朗読を収録した二枚組のCD。

    企画としても面白い。そしてメインの歌劇『アレコ』は美しさと儚さを描き出した素晴らしい演奏だ。

    歌劇『アレコ』は題材から考えるとロシア版『カルメン』というか『カヴァレリア・ルスティカーナ』と言おうかヴェリズモ・オペラに分類出来る作品だろう。ただ音楽は深刻さはそれほどなく、とても甘い旋律に満ちている。

    ラフマニノフの歌劇としては一番知られているものの、ピアノ協奏曲第2番や交響曲第2番の影に隠れてしまっているのが残念だ。

    ラフマニノフの個性が強くでているわけではないが、ラフマニノフにしか描けなかった叙情的で素晴らしい作品だ。

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  • 6 people agree with this review
     2013/03/24

    アシュケナージのデッカ録音50周年を記念しての50枚組。

    すでに手元にあるのが含まれているが思わず買ってしまった。

    50周年だから50枚という数字に縛られずにピアノ音楽編と指揮編の2種類のBOXを販売して欲しかった。

    例えばピアノ音楽編の箱にでっかく5とあって、指揮編の箱に0と書いてあって、合わせて50となるとか…(合わせて50枚でなく何枚でもいいから単に箱に50と書いてあるだけもいいと思う)。

    というのもこのBOXはアシュケナージの録音の歴史に違いないのだが、音楽だけをとると体系的でなく、作曲家の時代も国もバラバラで本来全集として録音したシリーズがあるのに引き裂かれているし、指揮している作品でもっとアシュケナージの良いところがつまっている録音があるのに含まれていないなど不満が残る。

    例えばスクリャービンの神秘劇やカラマーノフの交響曲を録音に残したことは指揮として大きな功績だと思う。

    とは言うもののコレクターとしては何だかんだ言って最後には嬉しい。

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  • 3 people agree with this review
     2013/03/24

    ルトスワフスキの交響曲は第4番を除いてルトスワフスキ自身の指揮による録音を持っているが、今回、作曲家とも関わりの深いサロネンとロサンゼルス・フィルによる全集ということで迷わず購入した。

    交響曲第1番の演奏では(ライブ録音)演奏後、客席が沸いていたりサロネンとロサンゼルス・フィルによる熱い演奏からこの作曲家との深い繋がりや共感を感じた。

    第3番は名演だと思う。

    このCDを聴いてルトスワフスキの芸術の深さを感じることができた。

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