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0 people agree with this review 2012/10/03
矢代幸雄著。『世界に於ける日本美術の位置』 講談社学術文庫 昭和21年4月16日の講演の文章「国際文化と日本美術」は戦後日本が復興していくなかで美術がどう日本人の心に誇りを取り戻すのかを訴える歴史的な証言でもある。 「世界に於ける日本美術の位置」は文化交流をする上で美術は大きなかけはしになるが、東洋や日本の芸術論や宗教観、精神論を押し付けるのでなく、世界の美術との共通点や違いをしっかりと見極めて、説明していくことの大切さ、世界の美術作品と日本の美術を比較して反省点を洗いだし、西洋から学ぶこと、取り入れる点は何かを挙げて、これからの日本の美術がどのような方向を向けば良いのかという視線も提示している。 そして美術館建設などの文化行政についても触れられている。
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ブルーノ・タウト著。『日本文化私観』講談社学術文庫。 まるで日本人の研究家が書いた本のようだ。 日本に数年住んだだけでこれだけのことを観察し、知識を得て、そして検討・考察して結論をだすのだからさすがタウトだ。 文人画への深い共感・感動は日本人以上かもしれない。 当時の日本画壇の代表として前田青邨や安田靫彦の名を挙げているが、横山大観や竹内栖鳳が一番に来ないのが不思議だ。 日本が模倣者の国であること、外国に対する劣等感に悩んでいることを日本人のために早くも警告してくれている。 日本人の自殺問題や自国の文化のことを外国人から尋ねられても知らず、逆に教えられるということがこの時すでに指摘されている。 また、日本のアメリカ化に対する警告も鳴らしている。 今日未だに解決されていない問いがズラリならんでいる。 その意味でも今なお価値のある本だ。
0 people agree with this review 2012/10/02
ショスタコーヴィチ・ファンよりもソクローフ・ファンに訴えかける力のほうが強いように思う。 純粋にショスタコーヴィチにしか興味がない人が見たら ? と思ってしまうかもしれない。
これは面白い。 ショスタコーヴィチ作曲によるソビエト製ミュージカルで、モスクワ近郊の村がニュータウンとして開発され入居をめぐるトラブルや恋愛、結婚などを歌と踊りで楽しませてくれる。 古い時代の木造の集合住宅の床が抜けていよいよ新しい時代の集合住宅に移り住もうと実感する人々。 新築物件の抽選や目新しい建具や呼び鈴にうっとりしたり、入居予定者が見学に来て部屋の寸法を図ってここにベッドを置こうとかあそこに照明を置こうかと考えたり、ここでパーティーを開いて…などを想像して踊りだしたり、プーシキンの『エフゲニ・オネーギン』の一節がパロディーで入ったりするなど見飽きない。 日本語字幕付きの国内盤を是非発売してもらいたいが、内容が複雑でないので英語字幕も簡単で分かりやすい。
0 people agree with this review 2012/10/01
リムスキイ=コルサコフの同名の歌劇でも有名な『サトコ』。 大人も子供も一緒に楽しめるコンセプトで製作された作品。 サトコの冒険物語が特撮技術を交えて創られている。
1 people agree with this review 2012/09/30
ハチャトゥリアンに作曲を学び、中央アジア、タジキスタンの民族性を感じさせるシャヒディの音楽。 ゲルギエフの指揮は共感に満ちたものだ。
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0 people agree with this review 2012/09/30
ロシア・ソビエトの作曲家たちはもちろんバッハ、ベートーベン、メンデルスゾーン、シューマン、そしてブラームスの交響曲全集を含んでいる。 協奏曲の録音も多く、ソリストにはオイストラフ、コーガン、ギレリス、リヒテル、ニコラーエワとそうそうたる演奏家が並ぶ。 プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番(オイストラフ)は1953年の録音だが音質も良く何より演奏が素晴らしい。 協奏曲の一番の名演はショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第2番だろう。(ソリストはオイストラフ。) ヴァインベルク、スヴィリードフ、ボリス・チャイコフスキイなど同時代の作曲家の録音があるのも嬉しい。 また、コンドラシンとモスクワ・フィルによるドイツ音楽は重厚でなかなか素晴らしい。 一番意外で新鮮だったのはチャイコフスキイのバレエ音楽『くるみ割り人形』第一幕からの抜粋。 選曲からしてコンドラシンのイメージと違っているが演奏はコンドラシン以外のなにものでもなく実にベビーだ。 重苦しいと言うと大袈裟だが、バレエの音楽ではなくてまるで交響曲を聴いているかのようだ。 歌劇場のオーケストラと違い、モスクワ・フィルというのも大いに関係しているのだろう。 とても興味深い演奏で正統ではないかもしれないが、驚きの名演だ。しかもライブ録音。是非全曲聴いてみたい。(『白鳥の湖』をこのコンビで演奏したら凄いだろうなぁ。)
2 people agree with this review 2012/09/30
バルトークの影響を受けた初期の作品など東欧のアイデンティティーが感じられる。 全ての演奏がルトスワフスキ自身の指揮によるのも嬉しい。
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0 people agree with this review 2012/09/28
ユーリ・シャポーリンの歌劇『デカブリストたち』。 音楽が素晴らしい。 ボリショイ歌劇場の演奏で指揮はメリク=パシャエフ。当時のスターたちが歌っていて歌詞も聴きとりやすい。 モノラル録音でほんの一部、音の歪みがあるが音質は悪くない。
ロクシーンの交響曲3曲とヴァイオリンと管弦楽のための作品を収めている。 いずれも20分あるかないかの作品。 メロディアからは現在もう1枚ロクシーンの管弦楽作品集が出ているが、これからもロクシーンの作品を色々と発売してもらいたい。
0 people agree with this review 2012/09/26
アンドレイ・ゴロヴィンの室内楽作品を収録している。 室内楽アンサンブルのための作品『バンビ』はアルト・フルート(?)で始まりハープが入る冒頭の部分はまるで日本の古典音楽のようで秋の夜長にぴったりという感じがした。竹藪に風が吹いてきて上を見上げたらおぼろ月が見えた・・・というような。(あくまで冒頭から感じられた個人的な連想だが。) 録音は1994〜2005年と比較的最近のもので作曲家自身の指揮やピアノ演奏による。 解説はロシア語・英語・フランス語で書かれている。 現代にもこんな素晴らしい作曲家がいる。
ルーセルのピアノ作品全集が手軽に聴けるというので購入した。 ルーセルの作品は交響曲全集と管弦楽曲、歌劇しか知らないが、作風にこれといって個性があるように感じられない。 ピアノ作品も特に技巧が凝らしているわけでもなく、印象派的でもなく、どちらかというとスクリャービンの初期の作品に近いものを感じる。 ただフランス人気質が作品の芯にしっかりあるようだ。
冒頭のオルガンからマスネらしからぬ世界が始まる。 中世のビザンツ帝国の女帝エスクラルモンドが主人公で、魔法を用いたり妖精が出てきたりとファンタジーも含んだ物語。 音楽のスケールも大きく、絢爛豪華なオーケストレーションも素晴らしい。 マスネが最も愛した作品といわれている。 素晴らしい歌手達を集めた名演。
2 people agree with this review 2012/08/30
テノールのドミンゴがバリトンの役であるシモン・ボッカネグラを歌うというのが一番の見所・聴き所。 ジャンカルロ・デル・モナコによるプロダクションで、1995年にやはりこのプロダクションでドミンゴはテノールの役であるアドルノを歌っているので見くらべるのも面白い。 メトロポリタン歌劇場は映画館でオペラ公演の配信をしているが、この映像もその一つ。 ルネ・フレミングが案内役で舞台裏からこれから指揮台に向かう開演前のレヴァィンへのインタビューやプロローグの幕が降りてすぐ舞台袖でドミンゴにインタビューしたり、道具転換の一部を見ることもできる。 さすがに映像と音がきれいだ。(カメラワークもよく、まるで映画のよう。) プロローグから第1幕まで25年たっているが、プロローグで若さのあるシモンをドミンゴは演じているものの、決闘シーンでは歳が隠せないし、少し肥りすぎ(着すぎ)でアレッという感じを受けた。 第二幕第二場ではシモン、ガブリエレ、アメリア、そしてパオロの裏切りが立ち位置(構図)で分かりやすく演出されている。 第3幕フィナーレでのアンサンブルは歌唱・演技ともに感動的だ。 ドミンゴの演技が素晴らしい。
1 people agree with this review 2012/08/29
メータの派手な指揮が作品に合っているように思える。 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団の演奏も素晴らしい。 第3幕は感動的だ。 数あるメータの録音でも上位に入るものではないだろうか。 プッチーニの作品の中ではあまり知られていない作品だがなかなか面白い作品だと思う。 ミニーという女性もなかなか魅力的だ。
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