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Schumann, Robert (1810-1856)

CD Complete Symphonies -Mahler Edition: Chailly / Gewandhausorchester Leipzig

Complete Symphonies -Mahler Edition: Chailly / Gewandhausorchester Leipzig

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  • ★★★★★ 

    音吉  |  浪速  |  不明  |  13/May/2008

    マーラーが手を加えた!ヨロシおまんなあ。私はこういう大家の作品に大家が手を加える類がえろう好きでんねん!同曲はセルでよく聞いてるけど(セルも、ようけ手ぇ入れてまっせ。皆さんこっちも聴いてや)このシャイー氏も昔は、何のこっちゃこのおっさん、程度やったんがGOL振るようになった頃から人が変わったなぁ。立派なもんや。これやから、存命中の芸術家の批判は軽々しゅうでけんのや、ホンマ。ええなぁこのシューマン!

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  • ★★★☆☆ 

    お茶漬けススル  |  大阪  |  不明  |  15/June/2008

    マーラー編曲ということで、彼の交響曲のような何やら複雑で、夢見がち、かつ厭世感漂うサウンドを期待していたら、肩透かしを食った。マーラーは、あくまで自分を出さずに、純粋に余計と思われるものの引き算に徹して、シューマンをダンディにしようと努力したが、メンデルスゾーンになってしまった感じで、当然マーラーらしさもない。ゆえに、今までマーラー版のディスクがさほど多くなかったのも理解できた。でも、5回に1回くらいは、こちらで楽しめそうだ。

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  • ★★★★★ 

    金山寺味噌  |  愛知県  |  不明  |  14/September/2014

    シューマンは1流の作曲家のなかではそのオーケストレーションの技術が低く評価されてきた人であった。曰く楽器を重ね過ぎる、メロディーが聴こえにくい、などなど。確かに聴いてみると彼の管弦楽曲というのは流れがギクシャクしていて、どこに向っているのかよく分からなくなるように感じることがある。シューマンは本来ピアノ曲・歌曲・室内楽など小編成の作品を得意としていた人であり、交響曲などの大編成の作品は元々得手ではなかったらしい。このため、少し前くらいまでの指揮者たちは当然のように、演奏の際は楽譜に多少の手を入れるのが通例であった。かのフルトヴェングラーも「指揮者たるもの、シューマンを指揮する際は自分独自の楽譜を持つべきだ」と主張していたという。大作曲家にして1流指揮者であったマーラーもそうした考えの持ち主で、彼の編曲版は一時期広く使用されていた。原典主義が行き渡った現在ではシューマン本人の手になるオリジナルの楽譜が使用されることが通例となっており、マーラー版は使われなくなっていたのだが、わざわざそれを使用して録音するというのがいかにもシャイーらしい。 聴いてみると確かにオリジナル版のギクシャク感は後退し、音楽の流れは随分スムーズになっている。重ねすぎと批判されていた楽器の扱いも整理整頓されたようで、さすがは交響曲の達人で指揮の名手でもあったマーラーの手腕である。でもシューマンならではの独特の個性を聴きたいファンとしてはマーラー版はスッキリしすぎだと感じるかも。シューマンの一見不器用でぶっきらぼうだけど熱意のある音楽もいいものだ。シャイー&ゲヴァントハウスの演奏はブラームス全集の演奏と同様、清新で颯爽としており、よく鍛えられたアンサンブルが聴き応えあり。

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  • ★★★★★ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  23/April/2008

    「シューマンの第1・2番の初演団体であるゲヴァントハウス管が、何故マーラー版を?」と半信半疑で購入。聴いてビックリ、存外の当たりでした!油絵の具をベットリと塗ったようなシューマンのオーケストレーションを、鮮やかなフレスコ画に仕立て上げたマーラー。意外です。マーラーと聞いて灰汁が強いかと思いきや、実にフレッシュな響きになっています(反対に、とてつもなく“マーラー的”なのがバーンスタインDG盤。クド過ぎ!)。特に強弱のメリハリに優れており、オケの力量も相まってエネルギッシュな演奏となっています。今では、通常版のシノーポリ/SKD盤、自筆譜版のスウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ盤と共に、お気に入りの一組です。同じ曲を版の違いで楽しめるのは、クラシック界ではブルックナー位しかないと思っていましたが、シューマンの聴き比べも最高ですね。しかも老舗名門オケで!(因みに同じゲヴァントハウス管でも、マズアのシャルプラッテン盤は超凡演…。購入は是非ともシャイー盤を!)

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  船橋市  |  不明  |  19/February/2008

    シューマンのスコアには、本来、重ねなくてもいい音が塗り込められています。ブラームスにも重厚な音の重なりがありますが、どれも外せない、最低限の音で書かれています。逆にベートーヴェンのピアノソナタでは、弾かれることがなくなった音符が括弧付で残されています。シューマンでは括弧付の音はありません。管弦楽配置を単純に技術の問題と割り切るつもりはありませんが、マーラーとしては何とかしたかったのでしょう。それがメンデルスゾーンに聴こえる。雑駁に括れば、同時代の音楽ですから、しかたないかもしれません。ただシューマンの異質な世界は、厳然と表出されているのでは。

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  • ★★★★★ 

    文太  |  市川市  |  不明  |  27/January/2008

    シャイーがゲヴァントハウスのシェフになると聞いたときは一抹の不安を感じたが、就任後の数々の録音はその不安を払拭して余りある程素晴らしい。ちなみに、マズアによってガタガタになったゲヴァントハウス管を建て直したのはブロムシュテットなんですけどね。

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  • ★★★★★ 

    パパはマエストロ  |  北国  |  不明  |  25/January/2008

    続きです。シューマンSym全集は、我が家では昨年購入したシノーポリSKD盤を“暫定”王者としてしましたが、このシャイーLGO盤でようやく“統一”王者誕生。ラックが狭くなってきたので、あとはシャイーRCO、スウィトナーSKB、クーベリックBRSOあたりを残して処分しようと思います。RCOを世界一を争うまで引き上げ、LGOも見事に蘇らせたシャイー。願わくは将来、SKBの復活をぜひお願いしたいものだ。いや、SKDのシェフになってR.シュトラウスの録音なんてのもいいかも。僕らの時代の巨匠の今後に期待大。

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  • ★★★★★ 

    パパはマエストロ  |  北国  |  不明  |  25/January/2008

    シャイーがまたやってくれた!!! スッキリ爽やか、明快なアクセント、弾むリズム。マーラーがシューマンのオーケストレーションを、シャイーがLGOを見事にブラッシュアップして生まれた、正に「アナログ・ブラウン管」から「デジタルハイビジョン・有機ELディスプレイ」時代のシューマン登場!!! てな感じでしょうか。ただ刺激的なだけでなく、純粋に美しい。タイム誌の評価通り、世界最古のオケであるLGOはシャイーの薫陶で見事に「reborn」を果たした。長い歴史の中で最高の黄金時代到来を予感させる。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  船橋市  |  不明  |  16/January/2008

    時代とともに管弦楽配置の重要性が高まり、オーケストレーションの技術イコール作品の質ともなってしまった。しかしシューマンの時代は、まだのんびりしたもので、さほどとやかく言われなかったと思われる。楽器の性能向上や指揮者の専門化もあり時代に適応したものにしようと、まあ編曲版が、さまざま生まれたのでしょう。いいじゃないですか色んな音が聴けて。すっきりと、しかし肝要なところではテクスチュアを密にするなど上手。シャイーも上手。ゲバオケの音も良いし上手。三拍子揃っているように思えるのですが。

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  20/February/2013

    「マーラー編曲版」というところと、シャイー&LGOの演奏の出来と、この二つの観点から評価をすることとなるディスクですな。前者については「いま一つ」ということになりましょう。マーラーの編曲のコンセプトは「変化付け」じゃないですかねえ。強弱、楽器のバランス、和声など、聴き手の耳をそばだたせるような変化をずいぶんと付けているようですな。でもねえ、それがなんだか曲を活かしているとは思えなかったのであります。マーラー自身の交響曲のように、想念も規模も巨大な交響曲なら各種の変化も必要だし気にならないのですが、シューマンの交響曲クラスではそれが何ともあざとく目立ってしまいます(何しろマーラーの第2番第5楽章や第3番第1楽章は、一つの楽章でシューマンの交響曲1曲全曲並みなのだ)。ということで、この編曲はいただけないな。一方、後者の演奏については大変結構なんじゃないですか。あざとい曲はシャイーは得意だし、オケは好演だし、こちらは文句なし。録音も優秀。企画もののアルバムなんですが、その企画のところが今一歩だったかな。

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  • ★★★☆☆ 

    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  30/December/2011

    ブラームスやブルックナーの作品などに強く言えることであるが、その作曲家らしさが音楽から感じられないような演奏は、魅力が半減する。シューマンもどちらかと言えばその一人だが、ここに聴けるシューマンの音楽から聴こえてくるのは、「ロマン派初期〜中期の時代に書かれた交響曲」であるということだけだ。耳当たりもよく、聴いていて不快感はまったくないが、逆に多少不快感が有ったとしても、「シューマンの毒」を感じさせてくれるような演奏を私は求めたい。

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  • ★★★★★ 

    chailly好き  |  神奈川  |  不明  |  06/March/2008

     RCO時代と比べると、ロマンティック臭が抜けて、躍動感の増した、見事な演奏ですね。なんだかウキウキ楽しくなってきます。シャイーの表現が、よりストレートになったのでしょうか。  細部まで丁寧に作りこまれていて、しかも、存分に歌っている、文句の付けようがありません。

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  • ★★★☆☆ 

    北関東のヤツ  |  群馬県  |  不明  |  01/March/2008

    ジュリーニのラインでマーラー版を聴き,興味を持っていたので,買いました.聴いてみて面白かったのですが,なにかこれまで聴いて来た演奏に比べて,うるさい印象を持ちました.これまで持っていたシーマンの交響曲らしさが感じられません,サヴァリッシュ&ドレスデンの演奏では何回でも全曲聴きたくなるのですが・・・.まあ,希少価値は認めます.

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  • ★★★★☆ 

    ガロア  |  秋田県  |  不明  |  16/January/2008

    シューマンはオーケストレーションに問題があるとされる作曲家だが、これを聞いて、それも作曲家の個性であり、安易に変更すべきものではないことを改めて確認した思いがする。全体に金管による強調が目立つ他、音の重ね過ぎている箇所をすっきりさせ、ティンパニも省いている所が多いようだが、これによってシューマン独特の響きが失われ、やはりマーラーだと思わせられる。演奏は素晴らしいが、シューマン好きには、なにか欠けていると感じさせるのではないか?

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  • ★★★★★ 

    来日が楽しみ  |  サントリーホール  |  不明  |  12/January/2008

    同じマーラー版でも、シャイーとチェッカートでは使っている版が異なるようだ。例えば第2番終楽章はチェッカートの方がテンポ設定が遅いのに、演奏時間は短い(カットが多い版を採用)という違いが起きている。「何をもって、マーラー版というか」という問題は、かつてベートーヴェンの「第9」でも議論されたことだが、シューマンのケースも非常に興味深いものがあろう。演奏は、チェッカート盤に比べ、「指揮者の解釈」の度合いが強く、シャイーの個性が十全に発揮されている反面、「資料的価値」という面で評価することには難を感じる。

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