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Berlioz (1803-1869)

CD Symphonie Fantastique: Cluytens / Paris Conservatory O(1964 Tokyo)

Symphonie Fantastique: Cluytens / Paris Conservatory O(1964 Tokyo)

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  • ★★★☆☆ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  23/December/2009

    狂気ゆえのアンサンブルの乱れなのか、それともミスゆえ狂気が助長されるのか?――聴きこむにつれ、初めは看過出来ていた疑問が、段々と頭をもたげるようになってきた。特に第4、第5楽章がそうだ。確かに、ティンパニの最強打といい鐘のグロテスクな響きといい最後の壮絶なアッチェレランドといい、ライヴの即興性も相まって物凄い迫力である。事実私も、初めて聴いたときには、スピーカーを前に仰け反り、近所迷惑も憚らず大声でブラヴォーと叫んだ程である。しかし、冷静に聴くと、粗ばかりなのだ。アンサンブルは完全に崩壊している。ただの喧騒と言って一向に差し支えない。と言いつつも、喧騒、狂気、悪魔的というものこそが《幻想交響曲》の真骨頂と、反駁されそうである。つまり、聴く人によって、あるいはコンディションによって、超名演にも雑なだけの演奏にもなり得る“怪演”なのだ。そんな中、「狂気=乱れ」という図式を破る名盤がついに登場した。ミュンシュ/パリ管67年ライヴ盤である。多彩な音色、絶妙なルバート、ハッとさせられるテンポの揺れ、前のめりになる程のアッチェレランドなどなど、挙げ出したらキリがない。魑魅魍魎蠢く狂気の極致にして、アンサンブルに一抹の破綻もないのだ!音質も3年の間に10年の開きをみる程優秀であり、従ってクリュイタンス盤の価値は必然的に減ぜざるを得ない。ただし、絶対評価としては名演の部類に入るため“OK”としたい。

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  • ★★★☆☆ 

    mason  |  兵庫  |  不明  |  31/May/2008

    評価の高さと価格に飛びつきましたが、期待が高すぎたこともあり、いまいちです。実演は素晴らしかったのかもしれませんが、録音のせいでしょう、楽しめませんでした。64年の国内ライブ録音ですものね。マイクの調子が悪かったのか、テープの状態のせいなのか、とりわけ3楽章のボソッボソッといったノイズが気になります。 アンコールの古城は抜群に良かったのでOKです。

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