こちらでは、本盤に関わる3人の登場人物についてご紹介します。
まずは、そのエキゾチックな風貌で、世の男性を虜にした、元祖・グラドル、松岡きっこをご紹介。本盤『円楽のプレイボーイ講座』のジャケットを飾る、麗しのピンナップ・ガール。
何と、本復刻CDには、水着姿の折込ポスターもきちんと再現し、封入してあるのです!
30歳以下の方には、夫君・谷隼人とのおしどり夫婦ぶりや、女子プロレスのゲスト解説での顔の方が有名かもしれませんが、この美貌を目にしたら、黒木メイサ・ファンだって即昇天!当時22歳。岩下志麻、大原麗子、前田美波里らと並び、「平凡パンチ」、「Goro」などのグラビア・ページで、ゴックン・プリーズ★な水着姿を披露していた、恐いものなしの頃です。
この頃のきっこは、当然ながら、映画方面でも引っ張りだこ。岡田真澄・主演の怪奇ムービー「吸血髑髏船」('68)、丹波哲郎・主演「お熱い休暇」('68)、森田健作&ピンキーとキラーズ・主演の「恋の季節」('69)、浪人生役の小倉一郎を誘惑して、彼の童貞を奪いとったりなんかするオムニバス「性犯罪法入門」('69)、 野川由美子、奈美悦子、香山美子、小山ルミ揃い踏みの「夜の熱帯魚」('69)、学園ギャグ・マンガの傑作「ハレンチ学園」実写版('70)などで、そのわがままな体をたっぷりと使った活きのいい演技を見せ、思春期の青少年たちをムズ痒くさせていました。TVシリーズにおいても、「ザ・ガードマン」、「キイハンター」、その続編「アイフル大作戦」、さらには、あの「11PM」(ホステス役)などに出演し、艶然としたスマイルを愛らしくふりまいていました。
松岡きっこ 『松岡きっこのラブ・ラブ25時』 |
きっこの甘〜いおしゃべりと、田辺信一(後に、「悪魔の手毬唄」、「女王蜂」といった金田一シリーズの音楽を手掛けたことで有名。)のアルフレッド・ザ・グレイト・プラスによる音楽がしっとりと絡みつく、彼女の初アルバムとなる『ラブ・ラブ25時』は、「X+Y=LOVE」、「夢は夜ひらく」、「夜明けのスキャット」といった昭和40年代のヒット歌謡をテーマ・ソングに、男女のアレコレを「昼」、「夜」、「朝」、「別れ」の4章にわたって綴るお色気モンドの決定版なのです。こちらも、完全限定プレスで紙ジャケ化。是非チェックしてみてください。