【発売】メルニコフ、レージネヴァ/『ビジティング・ラフマニノフ』

2025年06月26日 (木) 19:00 - HMV&BOOKS online - Classical


メルニコフ、ラフマニノフが所有していたピアノを弾く
ラフマニノフの濃密な気配


近年深化が著しいメルニコフ。このたびの新譜はラフマニノフです。ラフマニノフは晩年、ルツェルン近郊にヴィラ・セナールという別荘を所有し、ピアノを置いていました。このたびメルニコフはこのピアノを演奏して録音。作曲家の気配が濃厚にただよう世界が展開されています。
 ショパンの前奏曲ハ短調 Op.28-20は沈思するコラールのような13小節の楽曲。ラフマニノフはこの楽曲をもとに主題と22の変奏からなる作品に仕立てました。「この曲には、ラフマニノフのオーケストレーションで最も成功した瞬間を即座に想起させるページがある」と語るメルニコフ。冒頭の主題からメルニコフの奏でる和音に心も耳もわしづかみにされます。続く変奏からもラフマニノフの構成の見事さに圧倒されます。ヴィルトゥオジックな部分もメルニコフは熱く厚い音色でピアノを芯から鳴らしながらうねるように奏でています。
 ロマンス(歌曲)は、1989年サハリンに生まれた天才ソプラノ、レージネヴァが歌唱。天性の伸びやかな声に深みの加わった声が、ラフマニノフの熱い旋律をこの上ない形で開花させています。メルニコフのピアノも詩の世界を盛り上げます。(輸入元情報)

【収録情報】
ラフマニノフ:
1. ショパンの主題による変奏曲 Op.22

2. 15の歌曲 Op.26より

 第3曲『さあ、休もう』
 第6曲『キリストは蘇った』
 第6曲『ひとりでここに休ませてください』
 第10曲『わが窓辺に』
 第12曲『夜は悲しい』
 第14曲『指輪』

3. 12の歌曲 Op.21より
 第3曲『たそがれ』
 第4曲『彼女たちは答えた』
 第5曲『ライラック』
 第6曲『ミュッセからの断片』
 第7曲『ここはすばらしい場所』
 第8曲『べにすずめの死に寄せて』
 第9曲『メロディ』
 第10曲『イコンの前に』
 第11曲『私は予言者ではない』
 第12曲『何という苦しさ』

4. 14の歌曲 Op.34より
 第3曲『嵐』
 第4曲『昼を夜にたとえれば』
 第5曲『アリオン』
 第7曲『そんなことはない』
 第8曲『音楽』
 第12曲『何という幸せ』

 アレクサンドル・メルニコフ(ラフマニノフが使っていたピアノ、在ヴィラ・セナール)
 ユリア・レージネヴァ(ソプラノ/2-4)

 録音時期:2024 年7月
 録音場所:スイス、ヴィラ・セナール
 録音方式:ステレオ(デジタル)

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