【発売】プロハスカ、ミナーシ&アンサンブル・レゾナンツ/『ハフナー・アカデミー』
2025年05月01日 (木) 16:00 - HMV&BOOKS online - Classical
なんと軽やか、なんと自由、そしてなんと美しい!
アンナ・プロハスカのモーツァルト・アリア集
アンサンブル・レゾナンツの精妙にして極上のアンサンブル
アンナ・プロハスカは世界最高峰のソプラノのひとりといえるでしょう。バロック・アリアのアジリタでも魅せるヴィルトゥオジティ、そしてイザベル・ファウストとの共演の『カフカ断章』での顔の見えない録音物からもいま彼女がどんな表情で何をしているか想像できるような、CDプレーヤーから飛び出てくるような音と言葉のエネルギーで世界を圧倒しました。
モーツァルトのアリア集の登場です。きわめて明晰な発語、そして完璧な技巧。モーツァルトの世界を針孔を通すような精確さとやわらかな表情、そしてプロハスカ独自の視点からの役作りで紡いでいます。ところどころではさまれる流麗な装飾も余裕たっぷりです。プログラムの冒頭と最後を飾るのは、当時のロンドンで人気を誇っていたイタリア系ソプラノ歌手で『フィガロの結婚』初演でスザンナ役を務めたアンナ・ナンシー・ストラーチェ[1765-1817]のために書かれたアリアです。プロハスカの歌唱は官能的ともいえる陰影に富んでおり、「小間使い」スザンナに新たな光を当てています。
最後に収録の演奏会用アリアはストラーチェとモーツァルト自身のために書かれ、鍵盤のオブリガートをもつ作品。ストラーチェとモーツァルト自身で共演しましたが、ここでピアノを務めるのはルーマニア出身でいつもこだわりのあるプログラムでも注目のヘルベルト・シュフ。この作品からはオペラ作曲家にして天才ピアニストでもあったモーツァルトの横顔が浮かび上がってきます。(輸入元情報)
【収録情報】
モーツァルト:
1. フィガロの結婚 K.492より(スザンナ 第4幕第10場)
レチタティーヴォ:とうとううれしい時が来た(1:10)
アリア:恋人よここに(2:51)
2. コジ・ファン・トゥッテ K.588より(フィオルディリージ 第1幕第11場)
レチタティーヴォ:向う見ずな人たちね(1:09)
アリア:岩のように動かず(4:10)
3. 後宮からの逃走 K.384より(コンスタンツェ 第2幕第2場)
レチタティーヴォ:運命が二人を離した日から(2:03)
アリア:悲しみが私の運命となってしまった(7:11)
4. イドメネオ K.366より(エレットラ 第3幕第10場)
レチタティーヴォ:おお、動揺が! 激怒が!(2:15)
アリア:オレスト、アイアス(2:52)
5. 交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
I. Allegro con spirito(5:38)
II. Andante(7:33)
III. Menuetto - Trio(3:21)
IV. Presto(3:44)
6. 皇帝ティートの慈悲 K.621より(ヴィテッリア 第2幕第15場)
レチタティーヴォ:さあその時よ、おおヴィテッリア(1:51)
アリア:もはや花の美しい鎖を(7:03)
7. イドメネオ K.366より(イリア 第2幕第2場)
アリア:たとえ父を失い(5:33)
8. 演奏会用アリア K.505
レチタティーヴォ:どうしてあなたを忘れられよう(1:50)
アリア:おそれることはない、いとしい人よ(8:46)
アンナ・プロハスカ(ソプラノ:1-4,6-8)
ヘルベルト・シュフ(ピアノ:8)
アンサンブル・レゾナンツ
リッカルド・ミナーシ(指揮)
録音時期:2022年10月
録音場所:ハンブルク
録音方式:ステレオ(デジタル)
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

