ピンク・フロイド『狂気』50周年記念 最新リマスター盤 CD、ブルーレ...
ピンク・フロイド『The Dark Side Of The Moon (狂気)』の50周年を記念した最新リマスター盤が、CD、ブルーレイ (オーディオのみ)、LPでリリース。いずれも今年3月に発売された『狂気』50周年記念ボックスセットに収録されていたもので、単独でのリリースは初となる。
HMV&BOOKS online-Rock & Pop|Friday, October 10, 2023 17:45
2025年05月02日 (金) 12:00
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ピンク・フロイド 1971年10月イタリア、ポンペイ遺跡の円形闘技場における伝説の無観客ライヴ作品『ピンク・フロイド・アット・ポンペイ (Pink Floyd at Pompeii - MCMLXXII)』が、スティーヴン・ウィルソンによる2025年最新リミックス音源、オリジナルフィルムを修復した4Kデジタルリマスター、また新装アートワークによる 7インチ紙ジャケット仕様 CD2枚組+ブルーレイのジャパンエディション、初のアナログレコード (国内仕様輸入盤2LP) など5形態でリリースされる。
2CD+ブルーレイ収録曲
1971年、イタリアのポンペイ遺跡で収録された、ピンク・フロイド伝説のライヴパフォーマンスが、映像はオリジナルの35mmフィルムからレストアされ4Kデジタルリマスタリング、音源はスティーヴン・ウィルソン (ポーキュパイン・ツリー) が新たに手がけた2025最新リミックス、そして新たにデザインされたニューパッケージと、史上最強のクオリティ、究極の最終形となる決定版『ピンク・フロイド・アット・ポンペイ』として甦る。
『ピンク・フロイド・アット・ポンペイ』ニューヴァージョンは、2CD、2LP、Blu-ray、DVD、そして日本のみ完全生産限定2CD+Blu-rayの7インチ紙ジャケット仕様 (特典ポスター封入) でリリース。2CDと2LPにはボーナストラックとして「ユージン、斧に気をつけろ (オルタネイト・テイク)」と「神秘 (未編集ヴァージョン)」も収録される。
また、『Pink Floyd at Pompeii – MCMLXXII』として2025年4月24日を皮切りに全世界の厳選された映画館で限定劇場公開されることも発表された。
『Pink Floyd at Pompeii – MCMLXXII』は、エイドリアン・メイベン監督による1972年公開の映画を新たに修復した4Kレストア版として初公開される。1971年10月にイタリアのポンペイ遺跡の“世界遺産”古代ローマ「円形闘技場」でのピンク・フロイドの無観客ライヴパフォーマンスは、印象深く美しい遺跡を舞台に、「エコーズ」「神秘」「吹けよ風、呼べよ嵐」といった極めて重要な曲がフィーチャーされ、円形闘技場の昼と夜両方の姿を捉えた息を呑むビジュアルは、演奏が醸し出すマジックをさらに強調している。
これはポンペイ遺跡で行なわれた史上初のコンサートだった。また、アビー・ロード・スタジオでの名盤『狂気』のレコーディング風景を含むレアな舞台裏のシーンも挿入されており、名盤『狂気』のリリース前、巨大な存在となる直前のピンク・フロイドの姿を捉えた貴重な記録といえる (英タイトルの『Pink Floyd at Pompeii – MCMLXXII』のMCMLXXIIはローマ数字の「1972」)。
ピンク・フロイドのドラマー、ニック・メイスンはこう語っている。『ピンク・フロイド・アット・ポンペイ』は、このバンドの『狂気』以前のライヴ演奏という、レアでユニークな記録だ」。
今回公開される映像は、ピンク・フロイド自身のアーカイヴから5つのフィルム缶が発見され、オリジナルの35mm撮影のネガから、フレームごとに手作業で慎重に修復。50年以上前ポンペイ遺跡で、うだるように暑い日々の中撮影された、まさにそのオリジナル・フィルムが発掘されたのである。
ピンク・フロイドの修復ディレクター、ラナ・トプハム (Lana Topham) 率いるチームのミッションは、オリジナル映像の完璧な美しさを守ることだった。フィルムは高度な技術により4Kでスキャンされ、最も質が高く、最もきめ細かいディテールを確保。色は鮮やかになり、各フレームは慎重に点検と修復が行われ、極小の粒子レベルでの修正により、自然で鮮やかな映像が甦った。
『ピンク・フロイド・アット・ポンペイ』についてラナ・トプハムはこう語っている。「1994年以来『ピンク・フロイド・アット・ポンペイ』の行方がわからなくなってた未編集状態のフィルムを探し続けてきたので、1972年のオリジナルの35mm撮影のネガを最近発見できたのはとてつもなくスペシャルな出来事だった。新たに修復されたヴァージョンは、最初の90分のカットと、60分に渡るソースエディットと組み合わせ、その後間もなく撮影された、アビー・ロード・スタジオでのドキュメンタリー映像も加え編集した」。
音も驚異的にグレードアップされ、スティーヴン・ウィルソンが映画館とホームエンタテインメント用にミキシングを手がけた5.1とドルビーアトモスは、1972年公開のオリジナル版の真のスピリットを守りつつ、さらに深みと明瞭性を強調。スティーヴン・ウィルソンの目的は、1971年のあの灼熱の日々に彼らが鳴らしていたであろう音を忠実に再現することだった。
スティーヴン・ウィルソンはこう付け加えた。「子供時代、『狂気』を繰り返しかける父親に洗脳されてからというもの、ピンク・フロイドは私が一番好きなバンドだ。彼らは私にとっての“ビートルズ”であり、私の音楽的DNAに深く刻み込まれている。初めて『ポンペイ』を見たのは地元の映画での粒子の粗い映像だった。知的でクールという概念を体現しているような4人のミュージシャンによるその解放的で探求的なロック・ミュージックは、私に驚くべき印象を与えた。まるで昨日撮影されたかのようなラナ・トプハムの素晴らしいフィルム修復に合わせて、サウンドトラックをリミックスできたことを光栄に思う」。
ピンク・フロイド伝説のポンペイ遺跡ライヴが史上最高クオリティで甦る。究極の最終形、決定版として語り継がれることになるだろう。
Pink Floyd at Pompeii – MCMLXXII - Echoes - Part 1 - Edit
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