ピンク・フロイドのニック・メイスン ソロアルバム３タイトル単独CD・LP 2024年6月7日 (金) 再発売

ニック・メイスン ソロアルバム ３タイトル単独CD・LP 2024年6月7日 (金) 再発売

ピンク・フロイドの創設メンバーでもあるドラマー、ニック・メイスンのソロアルバムが単独のCDとアナログLPで再発。1981年発表の初ソロアルバム『Nick Mason's Fictional Sports (空想感覚)』、10ccのギタリスト、リック・フェンとのコラボによる 1985年の『Profiles (プロファイルス - ピンクの進化論)』、引き続きリック・フェンとのコラボとなった 1987年 イギリス映画『White Of The Eye (ホワイト・アイズ / 隠れた狂気)』サウンドトラックの３タイトル。いずれも2018年リマスター音源を採用、オリジナルリリース以来初となる単独での再発となる。

Nick Mason's Fictitious Sports (1981年)

1981年に発表されたニック・メイスン初のソロアルバム。ロバート・ワイアットやカーラ・ブレイなど多くの豪華ゲストが参加したことも発売当時大きな話題になった。本作品が生まれたきっかけとなったのは、1979年、ニック・メイスンが、ロバート・ワイアットやカーラ・ブレイとアイディアを出し合おうとアメリカのスタジオを予約したことからだった。アメリカへ旅立つ前、カーラ・ブレイはニック・メイスンにデモカセットを送ったという。「それが彼女がこれまでやってきたものとは全く異なっていたが、私の好きな方向性と全くもって一致していた」そうニック自身2012年にコメントしているが、そのデモが本作の核になっていると言えるだろう。

アルバム収録曲はすべてカーラ・ブレイが作詞・作曲を手掛け、ロバート・ワイアットがオープニングナンバーの「Can't Get My Motor to Start」以外すべての曲でヴォーカルをとっている。アルバムアートワークをヒプノシスが手掛けていることも注目だ。音源はすべて2018年リマスター音源を使用。

Profiles (1985年)

10ccのギタリスト、リック・フェンとのコラボレーションによる1985年発表作。”メイスン＋フェン” 名義で発表されたこのアルバムは、収録曲の大半がインストゥルメンタルとなっているが、「Love For A Lie」では、マギー・ライリーとピンク・フロイドの盟友デイヴ・ギルモアがヴォーカルで参加。また「Israel」ではUFOのキーボーディスト、ダニー・ペイロネルがヴォーカルを務めている。

ほか、ブリティッシュロックの歴史には欠かせない名セッションプレイヤーであり、キング・クリムゾンのメンバーでもあったメル・コリンズもサックスで参加。

White Of The Eye (1987年)

前作に引き続きリック・フェンとのコラボレーションとなる1987年発表の本作は、イギリス映画『White Of The Eye (邦題：ホワイト・アイズ／隠れた狂気)』のサウンドトラックでもある。『パフォーマンス』『デモン・シード』で知られるドナルド・キャメルが監督・脚本を手掛けたスタイリッシュなサイコスリラーを彩っているのが本作に収録されている音楽。メランコリックなギターやスリリングなパーカッション、レイドバックしたサウンドなど多彩なサウンドが詰め込まれたインストゥルメンタルアルバムに仕上がっている。

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