Wagner (1813-1883)
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  • フラグスタートとメルヒオールの共演として有名な1938...

    Posted Date:2025/09/12

    フラグスタートとメルヒオールの共演として有名な1938年の聖金曜日、4月15日のメトロポリタン公演。メトの黄金時代を支えたボダンツキーの指揮、さらにショルのアンフォルタス、リストのグルネマンツとくれば、まさしく垂涎の演奏記録ということになります(体調不良のため第二幕の指揮はラインスドルフに委ねられましたが、第三幕ではボダンツキーが復帰しました)。当時のメト公演ラジオ放送はNBCが手掛けており、自局の設備で録音したNBCのディスクが残っていれば条件としては最善だったはずですが、現存しません。1969年最初にこの演奏を市販したEJS盤が用いたソースはラジオのエアチェック。個人がアセテート盤に残したもので、録音機は一台だったらしく、盤を換えるごと(約7分おき)にギャップが発生しています。音質もかなり厳しい代物です。MytoのCD(3CD 982.H013)はEJS盤の板起こし。その後第二幕のみ別の音源(12インチのアルミ盤)が発見され、2002年Guild GHCD2201としてCD化されています。MarstonのCDはいずれとも別のソースで、ニューヨークの録音業者がラジオ放送から16インチのアルミ盤に収めたもの。初めて全三幕を完全に聴くことができるようになった、快挙です。音域やダイナミックレンジの狭さはある程度致し方ないとはいえ、音質はMyto盤とは段違いに良好。前奏曲の冒頭から音楽の流れに耳を委ねることができます。相応のバックグランドノイズが残っているので、ヘッドフォンよりはスピーカー推奨。Guild盤第二幕とは一部の比較のみながら、音質的には優劣というより好みの問題でしょう。(正確を期すなば、Marstonの使用原盤には「聖金曜日の音楽」末尾に短い欠落があり、EJS盤から補った由。)先に星一つのレビューが出ていますが、日本の代理店に対する評価ならともかく、Marstonがこれまで制作したCDに接したことがあるならば、どれだけの労力と情熱がそこに注がれているかは想像に難くないのではないでしょうか。

    discothecarius . |60year

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  • シャーガーのヘルデンテノールとしてのピークは、2018...

    Posted Date:2025/09/23

    シャーガーのヘルデンテノールとしてのピークは、2018年のチェルニャコフ/バレンボイム版だったと思うが、さらに年を経て陰影が濃くなった。まだまだ第一人者。ニールンドはリリックな声による優しいイゾルデ。かつてのニルソン、マイアーにはあった「魔女」的な趣きは皆無。二人で声を揃えて歌う部分では、確かにトリスタンの声に押されているが、無理に声を張り上げていないせいだろう、ほぼ一発ライヴ+パッチ・セッション(必要があれば)という収録にも関わらず、最後までスタミナが衰えないのはさすが。グロイスベックのマルケ王も良い。前の世代(カタリーナ・ワーグナー演出 2015年)のツェッペンフェルトのような露骨な悪役ではないが、かといってただの温和な老人でもなく、彼も深刻な葛藤を抱えた人物であることが良く分かる演唱。激しい怒りと嘆きの様からは、家臣たち(その一人はまぎれもなくトリスタンだが)の忠言に乗って後妻を迎えたりせず、誰よりも愛する(ほとんど同性愛に近い)甥のトリスタンに王位を譲っておけば良かったという後悔が聞き取れる。 指揮は微妙。やや遅めのテンポで打ち寄せる波のようにうねる音楽からは、なるほどスケールの大きさが感じられるが、その代わり細部の精妙さはだいぶ犠牲になっている。第1幕幕切れや第2幕第2場終わりなど、クライマックスでの盛り上げにいまひとつ切れが感じられないのは、そのせいか。「モーツァルトのセンスでワーグナーを振る」と評されたベーム以来、『トリスタン』も造形の明晰さを獲得したが、ビシュコフの指揮はベーム以前に先祖返りしてしまったように感じる。 演出は全体としては凡庸と言わざるを得ないが、幾つか面白いところもある。全3幕をすべて船の中に設定して、閉塞感を強調したのが、まず特徴−−第2幕ではイゾルデが松明を消すと、逆に明るくなって舞台が船倉であることが分かるのには、思わず笑ってしまうが。いちばん面白かったのは、以下の点。第1幕、イゾルデ姫を締めつける、大きく広がった花嫁衣装はポネル演出のパクリだが、その衣装には沢山の文字が書かれており、イゾルデ自身もさらに文字を書き込んでゆく。第3幕でのトリスタンの服と身体にも多くの文字が書かれている。これは言語、概念が人間を縛っているということ。イゾルデを縛っているのは「Rache復讐」、トリスタンを縛っているのは「Ehre名誉」とも言えそうだ。恋人たちが目指すのは、この概念から逃れること−−物語ではその方策は「Sterben死」(トリスタンが自分の腕に書く言葉)しかないのだけれど。恋人たち、第1幕では「死の薬」(媚薬のはずだが)を飲まないが、第2幕の終わりではトリスタンが飲んで倒れる(イゾルデも飲もうとするがメロートに妨げられる)、第3幕、「愛の死」の前についにイゾルデが飲む、といった仕様も面白いが、どうもアイデアが行き当たりばったりで、すべてを統一するポリシーが見出せないのが弱点。

    村井 翔 . |70year

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  • オペラハウスの標準レパートリーとなっているワーグナ...

    Posted Date:2025/06/14

    オペラハウスの標準レパートリーとなっているワーグナー・オペラ10作の中では、最初の『さまよえるオランダ人』こそ最もHIPスタイルと相性が良いと考えられてきたし、実際ミンコフスキによるパリ初稿版の録音もあった。しかし、使われている楽譜は、序曲や全曲の幕切れが「救済のモティーフ」で終わるごく標準的な版ではあるが、今回のガードナー指揮ほどHIPの精神を生かした録音はこれまでなかったと言って良い。「ゼンタのバラード」冒頭のように思い切って遅いテンポを取ることもあるが、全体は快調な快速テンポで進められており、ティンパニや金管を強めに押し出す響きのバランスは、まさしくHIPのセンス。第3幕第1場、例の合唱バトルの最後のホルンのゲシュトップト音など、随所で「薬味」も効かせている。オペラの舞台となった国、つまり「地元」のオケであるノルウェー国立歌劇場管弦楽団も素晴らしい好演。ロンドン・フィルの首席指揮者も兼務するガードナーだが、ほぼ同時に発売されたベルゲン・フィルとの『サロメ』全曲も見事で、オペラ指揮者としてもますます目が離せない。 もちろん圧倒的な声の持ち主だが、時として大味なこともあるダヴィドセン。しかし今回は、精神的に不安定な人が多いワーグナー・ヒロインの中でもとびきりのヤンデレ娘を渾身の力演で演じきっている。フィンリーの題名役は理知的な歌唱で、根源的な「暗さ」に不足するが、まあこれも悪くない。

    村井 翔 . |70year

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