メシアン:トゥーランガリラ交響曲
メシアンの代表作の一つ『トゥーランガリラ交響曲』。作品のタイトルは2つのサンスクリット語(梵語)の「Turanga(時、天候、リズムなどの意)」と「Lila(遊戯、愛、演奏などの意)」を合わせたものであり、メシアン自身は作品を「愛の歌」もしくは「喜びの讃歌」などと呼んでいました。全10楽章で構成された巨大な作品で、演奏には数多くの打楽器やピアノ、メシアンが愛したオンド・マルトノが効果的に使用され、絢爛豪華な響きが楽しめます。このアルバムでオンド・マルトノを演奏しているのは作曲家としても知られるトマ・ブロシュ。楽器を知り尽くした彼ならではの巧みな演奏をお楽しみください。
この破天荒な曲をまとめるのは、2016/17年のシーズンからマンハイム国立劇場管弦楽団の音楽監督を務めるアレクサンダー・ソディ。1982年オックスフォード生まれの若手で、就任以来、オーケストラのレパートリーを飛躍的に拡大させた功績が知られており、このメシアンでもオーケストラと一丸となり見事な演奏を披露しています。(輸入元情報)
【収録情報】
● メシアン:トゥーランガリラ交響曲
第1楽章:序章
第2楽章:愛の歌 I
第3楽章:トゥーランガリラ I
第4楽章:愛の歌 II
第5楽章:星たちの血の喜悦
第6楽章:愛のまどろみの庭
第7楽章:トゥーランガリラ II
第8楽章:愛の敷衍
第9楽章:トゥーランガリラ III
第10楽章:終曲
タマラ・ステファノヴィチ(ピアノ)
トマ・ブロシュ(オンド・マルトノ)
マンハイム国立劇場管弦楽団
アレクサンダー・ソディ(指揮)
録音時期:2019年11月11,12日
録音場所:ローゼンガルテン・マンハイム、モーツァルト・ザール
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)