頭から離れないッ。どこかで聞いた「ﾘｱﾙ」が聞きたくて、買ってしまったこのｱﾙﾊﾞﾑ。やばい。全ての曲にﾘｱﾙな音が詰まってる。やばすぎる。どうにもならないよ、どうにでもなれ、ってくらい鼓動がドクドクしてしまう。生きてるんですね。

歌詞が生まれるまでの過程を考えると押し潰されそうになる。あれだけ自分に向き合っているのを見ると、聞く側は不思議と前向き（と言うには陰があるが）な気持ちになる。サウンドも鳥肌モノ。本物だって感じるバンドは少ないんだけど、聞けばわかります。

曲リスト見たときは静脈が特に自分好みかと思ったけど、聴いたらこちらにかなり痺れました。シロップってやはり良いですね。シロップの音楽ない世界なんて絶対耐えられません。

太宰治の小説みたいな、物凄いアルバム。明らかに日本で一番刺激的なバンドのはず。新作でえへんのやろか…。

欲を言うなら「mouth to mouse」からの選曲が別のが良かったなと思いました。翌日〜I･N･Mの流れは最高！かっこいい！

｢明日を落としても｣が好き。｢In side out｣が好き。切ねーなぁって思うと切れたﾛｯｸが顔を出す｡苛ついて諦め混じりで…でも本当はどうなのかなぁ?と。突き詰める事でもないかもな｡今んﾄｺ生きてるし。

こちら『静脈』は甘いﾒﾛﾃﾞｨの曲が多いかも。「向日葵」は『Free Throw』収録の「Honolulu★Rock」のような雰囲気を持ってると思いました。

ｼﾞｬｹｯﾄの仕様もすごく素敵。2枚の裏ｼﾞｬｹをあわせると出来るｱｰ写もsyrupっぽくて素敵。内容はもちろん文句ないです。こちら『動脈』はｻﾞｸｻﾞｸきます。

初めてSYRUPを聞きましたが、日本にこんなにウマイバンドがいたのには驚きました。

ﾍﾞｽﾄの片割れ｡やはりｼﾛｯﾌﾟはすごい｡曲順の流れも､雰囲気を更に固めていると言うより､いい意味で拡散し､世界を確かなものとしている｡ﾍﾋﾞﾛﾃ確実｡けど､気持ちをもっていかれるから仕事前には聴けません(笑)