失礼しました。このアルバムは宗教的境地の作品群の前ですね。ヴィードン・フリースの後、しばらくドラッグ渦に苛まれて立ち直った後の作品でした。今月発売されたﾚｺｰﾄﾞ･ｺﾚｸﾀｰ誌にこのジャケの元になる写真撮影について載ってましたが、とても気難しい人のようです。日本には来ないよねー。

この時期のＶＡＮの音楽は、非常にゆったりとした大きなうねりのような感じです。そのうねりに身を任せると、これがまた非常に気持ち良くて。日本では知名度も低いし僅かなリスナーしかいないと思うけど、聞いたら絶対嵌る人です。身を正して聞くだけの内容がありますよ。

若きヴァン・モリソンの溢れんばかりのエネルギーと魂が込められた素晴らしいライブ作品です。私はTHE BANDのLAST WALTZで彼のはじける姿を初めて見て、こんな凄いシンガーがいたんだと感動しました。本作は、その時よりも若い全盛期の様子を余すことなく伝えていますので、是非聞いて唸ってください!!

この作品はTHE BANDのGARTH HUDSONが参加していたはずです。彼の独特のキーボード（シンセ）が聞けますが、今となっては音色が古臭いのは仕方ないところでしょうか。でも、エネルギッシュなボーカルはさすがに見事です。ＶＡＮ　ＭＯＲＲＩＳＯＮには一切駄作が無いので、これも安心して聞けますね。これって、リマスターされてボーナス・トラック付でしょう？買い直さないといけないですね。

当時の恋人との甘いツー・ショットが実に微笑ましいジャケですね。内容も非常に前向きで、そう、聞いていると元気になるような感じもします。この作品のあとに、恋人とも別れ諸々の悩みを抱えたＶＡＮは麻薬に溺れてしばらく音楽シーンから遠ざかるのです。この時期は、そんな暗い時期を全く予想できない幸福感絶頂のＶＡＮです。これもマストな作品ですね。

宗教的な境地に立ったアルバムを出した後の作品でしたっけ？ものすごくストレートで分かりやすい音楽性に戻ってくれて嬉しかったですね。Ｍ１やＭ２は確かにポップで非常に聞きやすい曲に仕上がってますが、全体を聞き通すとＶＡＮの魂の呼びかけが聞こえますよ。

この人の滋味というか歌に対する敬愛の心を若い人にも是非知って欲しいね。長いキャリアを持つけど、どの時点の作品も駄作が全く無い人。本当は全作品をお勧めしたいけど、このベストで彼の音楽性の一端に触れてから、全てを聞きまくるのもいいでしょう。ただ、今は昔の作品が手に入りにくくなっているのが残念。心臓が悪くて長旅が出来ず、日本には来れないけど、何とかライブを見たい人です。とにかく素晴らしいですよ。

はじめて聞いて言葉に出して言いたくない。 GUN’Sの歌詞が頭に入らない

いやあ、うれしい。わたくし、泣いてます。うっ、うっ。内容は最高です。文句なし。次はビーコン・シアターのライヴ映像をお願いします。ＬＤで出てたやつね。

評論家はたいていアホだけど、これを｢インテリ音楽｣と評したドアホな評論家がいた。こんなにフリーでポップなのに！