どおせ再発するなら、昔、コロムビアから出てた、日本だけの特別編集版、[THE VERY BEST OF SEX PISTOLS..and we don't care]を再発してもらいたかったなぁ…因みに、７９年発売のこのベスト版には、未発表曲が２曲収録されてます。そろそろCD化してくれよ〜

活動期間、僅１年足らず…オリジナルアルバムはこれ一枚!にして、３０年が経過してもこの影響力!クラッシュやダムドに似たバンドはいたが、未だピストルズに似たバンドは出てこない!それは、完璧な姿で消えて行ったからだと思う。このアルバムが価値のあるアルバムと言うより、このアルバムを聴いて、何かを感じた人に価値があると思う。ロックをガキの世代に引き戻した功績はでかいと思う。

もう30年も経つのか。このアルバムを買うかストーンズのサムガールズを買うかで迷ったっけ。ま、結果がどうであれパンクの持つ意味はいつの時代でも有効だと思う。ロックを蘇らせるために。

寂しさ、哀しさといったキーワードは私には多くの場合肯定的な意味を持つ。79年生まれの私が96年秋に初めて買ったピストルズの音源がこれだ。そして今に至るまでピストルズに関してのフェイヴァリトであり続けている。冒涜的な話かも知れぬが、正直私は初期ピストルズについて言われる若さゆえの切なさや儚さといった感傷にあまり波長を合わせることが出来なかった少年だった。(余談だが当時から私は文字通りの「老人の芸術」に興味があり、90〜100歳代の画家や俳人の作品を楽しんでいた。これは今ではさらにエスカレートし、今私が一番好きなピアニストはパハマンだが、彼は1848年生まれで、死んだのは1933年だ) CDに戻ろう。この96年再結成ライブに聞けるのはパン

(↓の続き)しかしこれはどうやって録音されたのだろう？HMVの商品説明でも何か黙殺されたような扱いだし・・・できることならSACDで再発して欲しいものだ。絶対に再評価の必要な、ピストルズの歴史において極めて重要な意義を持つ音源だ！！！

9月10日の意見はどうだろうね、あのロットンの当てつけがましい演技と歌詞の諧謔味はいまの甘やかされたロックミュージシャンの悪態よりも鋭くて辛辣だよ。18日の意見はもっともだと思う、だから75年以降はユーロロックが後進国から台頭してきて数年のあいだ面白かった。27日の意見は、それだったら真パンクはTHE STOOGESに極まれりでせう。総じてこのバンドのユーモラスな在り方はツボに来る、それだけかも......。

完璧にイメージ操作されているが、それが聴き手を満足させるレベルなのが凄い。音質やアレンジにこだわり後々伝説化しても恥じない物にしてる。 そこをパンク的視点から見ればデビュー作はラモーンズの方がパンクという事になる。

プログレ全盛期レコード制作にもツアーにも莫大な経費がかかりミュージシャンの発言力も増した為、経費がかからずプロダクションの意のままに操りやすい無垢な若者をヒーローに祭り上げ子供向けのパンクなる商業ジャンルが誕生し現在に至る。それを知っているからこそ大人は75年以前のロックを聴き続けている。

90年代以降のロックに慣れた耳にはほのぼのしすぎ。ギターはカッコいい。

要するに過去数多のアナログ・○ートをそのまんまCD化したもの。盤起こしで針音もシッカリ入っています。オリジナル・マスターの発掘、リマスター等の企業努力は全く無し・・・。個人でも制作可能でしょう。当然音質も良いとは言えない。今から○ート音源を集めようと思う人にはお手軽だが、逆に既に全て持っている「コア」なマニアには必要無し。