CD 輸入盤

音楽の饗宴〜ルネサンス歌曲名曲集 モニカ・マウフ(ソプラノ)、ナイジェル・ノース(ルネサンス・リュート)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4766397
組み枚数
:
1
レーベル
:
Ecm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

まさに「沈黙の次に美しい音」。ある意味、ECMのサウンド・ポリシーとルネサンス・リュートのコラボレーション。
音楽の饗宴〜ロバート・ダウランド編纂によるルネサンス歌曲名曲集(1610年出版)

ルネサンスの王道リュート歌曲。アルバム全部が400年以上前に書かれた音楽です。
「音楽の饗宴」は、ジョン・ダウランドの息子、ロバート・ダウランドが編纂して1610年に出版したもの。父のジョンをはじめ、地元イギリスはもとより、16世紀ヨーロッパで大ヒットしたイタリア(カッチーニ)やフランス(ゲドロン)の音楽も収めており、ヨーロッパのルネサンス音楽名曲集ともいえる内容です。ソプラノとリュート、この究極的にシンプルな編成からは、近代オペラの大音響は生まれませんが、パーソナルでインティメイトな雰囲気、そしてメランコリックで気品を湛えた音楽の美しさはまさに心の洗濯に持ってこいです。
共演は「モリムール」(4618952)でヒリヤード・アンサンブルの一員としてECMデビューしたモニカ・マウフ。イタリア人の明るさとも、フランス人の柔らかさとも違う、ドイツらしい陰影とマジメさを感じさせる歌唱は、このレパートリーにはぴったりです。最近では古楽でもノン・ヴィブラートにこだわらない歌手が増えつつあるようですが、マウフはかなり徹底したノン・ヴィブラート派で、声質こそ異なりますがエマ・カークビーが出て来た時のようなフレッシュさを感じます。
ECMの録音を長年手がけるシュトゥットガルトのサウンド・プロダクション、トリトヌスは、ソニークラシカルの古楽シリーズ・ヴィヴァルテの録音も一手に手がけていました。ECMサウンドと古楽の相性の良さにも、長い歴史があります。(ユニバーサルIMS)

音楽の饗宴〜Music Banquet
ロバート・ダウランド編纂によるルネサンス歌曲名曲集(1610年出版)
・作者不詳:アモールは弓を持たずに
・ダウランド:私をそんなに嫌うなら
・カッチーニ:それでは死ななければならないのか?
・カッチー:わが麗しのアマリッリ
・ゲドロン:もし言葉と沈黙が
・ヘイルズ:おお、目よ泣くのをやめなさい
・作者不詳:君の目には愛の何かがある
・テシエ(ダウランド編曲):木陰の多い森の中で
・ダウランド:リッチ夫人のガリヤード(*)
・作者不詳:行きなさい、私の羊の群よ
・作者不詳:おお、ダイアナの星たちよりも美しく
・ホルボーン:沈む私の心は
・バチェラー:ガリヤード(*)
・バチェラー:私の信念を申し述べても
・ゲドロン:いつまでも私の命を苦しめるこの思い
・作者不詳:おお愛しい生命よ、いつのことだろう?
・ダウランド:ロバート・シドニー卿のガリヤード(*)
・マーティン:考えを変えなさい
・ダウランド:トーマス・モンソン卿のパヴァンとガリヤード(*)
・ゲドロン:幸せによって奴隷のみに落とされた者は
・ダウランド:暗闇に私は住みたい
・作者不詳:昨夜私は夢に見た
・ダウランド:華やかな宮廷を遠く離れて

(*)はリュート・ソロ

モニカ・マウフ(ソプラノ)
ナイジェル・ノース(ルネサンス・リュート)
録音:2005年5月

収録曲   

  • 01. 音楽の饗宴〜ロバート・ダウランド編纂によるルネサンス歌曲名曲集

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声楽曲を繊維の肌触りに喩えるなら、バロッ...

投稿日:2008/10/25 (土)

声楽曲を繊維の肌触りに喩えるなら、バロック期〜古典派の力強い表現はバリッとした麻の風合い、ロマン派の宗教曲等は滑らかな絹の風合いと出来そうだが、このダウランドその他の声楽は癖のない暖かで柔らかな木綿の風合いと言えるだろう。 全体に湿潤で落ち着いた流れの曲が多く、感情表現としては喜怒哀楽がバランス良く穏当に含まれている。とにかく癒されるソプラノであり、これらは実際に聴いて触れてみないとこの特異な気持ちよさは分からないであろう。

MusicArena さん | 神奈川県横浜市 | 不明

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