DVDは画質が最高水準ですが、CDは音質がイマイチです。 CDの音質は若干こもり気味のような、キラキラ感が無いというか・・・ そしてこの日の演奏はPAULの歌が安定せず少しよたり気味で、LET IT BEなんかは特にヨレヨレです。 やはり歳のせいか、２１世紀になってからのPAULの演奏は日によって安定感が極端に違いますね。 私の場合、正規のオフィシャル盤は発売されると必ず買いますが100％満足したことがありません。 それに比べ、”Piccadilly Circus”レーベルの「LIVE ON THE COMMONS HALIFAX 2009 （3CD+2DVD）」は最高に良いです。 DVDの画質は若干劣りますが、演奏もPAULの歌もしっかり安定していて音質もピカピカのサウンドボード音源で2009年のGood Evening系作品の代表格と言えるでしょう。 コレクターズ・プレス盤で2009年のGood Evening系作品が10タイトル前後リリースされてますが、唯一DVD2枚+CD3枚組セットで、素のコンサートを見たい聴きたいのであればこちらの方が良いですね。 結局正規のオフィシャル盤というのは、素のようで若干・少しでも手を加えてあるものですよね。 まあいろいろ自分の勝手な意見ばかり書きましたが、この「Good Evening New York City」も決して悪くはありません。 PAULの歌が不安定な部分も映像を見ながらであればあまり気にならないですし、前回までの3作品のように曲間・曲の途中に余計なコメント・インタビューなどが入らない分良いと思います。

個人的には�Aと�Mが好きかな。前作よりかなり完成度が高い。�Kのバックシ−トはｐａｕｌの才能の凄さを感じるね。本当にいいアルバムだと思う。ぜひ聴いてみて！

何よりも“バンドとしての纏まり”が過去のどのライヴと比較しても上。そうそれでいいでしょう。Lennon-McCartneyとMcCartneyミュージックをこれ以上でるのは無理。ソロライヴとしてもやっとWingsのOver America超えが出ましたね。とにかく見れば判ります。祈・来日!!!!

正直６０歳代後半のポールが、今でも現役でコンサートをしてくれる事自体、ウレシイ事ですが・・・ きっと彼はジョンやジョージの分も、ステージに立ち続けようと頑張ってくれているのでしょう。 もう声が出なかったり息切れしたり、少し痛々しかったりする・・・ 出来たらウイングス時代のライブなど、他にもきっと埋もれているお宝があるはずなので、いつかそちらも聴ける日がやってきてほしい。

ポールの来日コンサートは今まで全て見に行きましたが、どんどんビートルズ時代の曲が増えてきましたね。ビートルズの曲は歌わないと言っていたポールがジョンが亡くなってその確執を子供じみた意地だったと反省した最初の来日時、リンダと一緒にLet It BeやHey Judeなんかを演られた時には涙、涙、初めてビートルズの曲を生で聴きました。 その後Drive My Carをオープニングに演られた時にも感激しましたが、その時にはポールは一人になっていました。そしてBack In The U.S.S.Rをオープニングに演られた時にはジョージも亡くなって追悼コンサートみたいな悲しさがありました。ずいぶん歳もとってFunny Faceがおじいさんに...寂しくなってきましたね。 彼ほどの実績ある人ですから商業的なウケを狙ってビートルズ時代の曲を多く取り上げているのではないのでしょう。きっと人は歳をとると昔の楽しかりし時代を懐かしむんだろうな。私もこのアルバム、買いはしないけれどでもいいんじゃないのかなって思います。声が枯れるまで歌い続けてもらいたい、新たなメロディーを生み出し続けてもらいたいって思います。

発売時一部評論家から酷評されてたけどポールの作品中文句なく一番！ ポールには優秀なプロデューサー（エンジニア？）と一流のセッションマンがいればいくらでも素晴らしい作品を輩出できるのに、悲しいかなバンドにこだわったり時代に逆行する癖があるようで・・・ＴＯＴＯをバックミュージシャンに珠玉の作品を出さないかな？

レアなのはわかりますが、ブートっぽいジャケット写真が疑問。 ４曲で収録時間が１３分３５秒ですか。７０分入ってたら、最高!でしたね（笑）。

最初の印象は、『やや、難しめのクラシック』って感じでした。病んでいて、不安定で・・・、でも、最後には安らぎを感じさせてくれる・・・。これは、ミュージシャンというより音楽家 Paul McCartney を実感させてくれた作品です。プロデュースを担当した若手ナイジェル・ゴッドリッチもただもんじゃぁないですな。バンドアンサンブルより１人多重録音がまたアルバムにそんな独特の雰囲気を作った気がします。

僕の好きなマッカートニーがはいってない。曲はかけるけど、もう歌えないよって感じもっと違う歌い方して欲しい 。え〜みたいなのがない。

ポールの原点とも言えるアコースティックナンバー６、若さを取り戻した（？）爽快な８、LET IT BEの姉妹曲とも言えるバラード１２。以上の3曲は良いと思うし、今でも聴いてる。ただ、それ以外は練り不足。もっと言えば即効性に欠ける。１３は気に入るかどうかは聴き手のセンスの問題ですね。