『満ち足りた木陰〜絶対王政末期のフランスのオルガニストたち』　オリヴィエ・ボーモン

『満ち足りた木陰〜絶対王政末期のフランスのオルガニストたち』
オリヴィエ・ボーモン
珍しい楽器、オルガナイズド・フォルテピアノの録音登場！

アンシャン・レジーム（絶対王政）末期のフランスのオルガン音楽を集めた１枚。マリー・アントワネットにクラヴサンを指導したクロード・バルバトル[1724-1799]をはじめ、数多くの教則本を書いたミシェル・コレット[1707-1795]など、18世紀を中心に活躍したフランスの音楽家たちの作品が収録されています。
　注目なのが、エラール兄弟製のオルガナイズド・フォルテピアノを用いていること。箱型のオルガンのような外見で、フォルテピアノの機能とオルガンの機能両方を備え、フォルテピアノとしてもオルガンとしても、あるいは両方の音色を同時に出すことのできるこの楽器は、18世紀末のフランスにおける人気サロン楽器のひとつでした。オルガンも、ボルドーの銘器を用いております。（キングインターナショナル）

【収録情報】
● バルバトル：コンチェルト ニ長調
● コレット：5つの小品
● ボーヴァルレ＝シャルパンティエ：フーガIV イ短調
● バルバトル：6つの小品
● ボーヴァルレ＝シャルパンティエ：フーガIII イ短調
● アルマン＝ルイ・クープラン：2つの小品
● ブノー：4つの小品 ホ短調
● ラショー：奉献式の協奏的交響曲ト長調
● コレット：グラン・ジュ

　オリヴィエ・ボーモン（オルガン、オルガナイズド・フォルテピアノ）

　使用楽器：
　オルガン：ボルドー、サン＝クロワ教会
　オルガナイズド・フォルテピアノ：1791年セバスチャン・エラール兄弟製

　録音時期：2013年9月、11月
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）