アルバム・タイトルの『Stairway to Bach』は言うまでもなくレッド・ツェッペリンの名曲『天国への階段(Stairway to Heaven)』をもじったもの。ここにアルバムのコンセプトが凝縮されています。
1960年代から70年代のロック・ミュージック・シーンではシンセサイザーやメロトロン、オルガンやオーケストラを導入して分厚いシンフォニックなサウンドを構築したり、バロック風のフレーズを織り込んだりした曲が多数制作されました。バッハの音楽を自らのルーツのひとつとして演奏・引用したELPのキース・エマーソンのような存在も影響を与えたと思われます。このアルバムは世界的なヒットを記録したロックの名曲をアレンジしてオルガンで弾きまくり、バッハと組み合わせたもの。こうして聴くと、これら往年のロックの名作がクラシックの仲間入りをする日も遠くないと思わされます。(輸入元情報)