バッハとペルト〜オルガン作品集
1993年生まれ、デンマーク/ハンガリーの若手オルガニスト、デイヴィ・ベンディクス・ニルセンのデビュー・アルバムはJ.S.バッハとペルトの作品を組み合わせた1枚。一見異なる音楽的アプローチを持つ2人の作品を合わせることで、聴き手はドイツ・バロックと20世紀エストニアの音楽の意外な類似点を聴き取れることでしょう。バッハの『コラール前奏曲』やペルトの『鏡の中の鏡』に共通する深い精神性を味わうとともに、バッハがヴィヴァルディ作品をオルガン用に編曲した『協奏曲』では高い技巧を楽しむことができます。
デイヴィ・ベンディクス・ニルセンは聖マルコ教会(コペンハーゲン)のオルガニストを務めるとともに王立デンマーク音楽アカデミーで教鞭を執っています。また2018年にレオニー・ソニング・タレント賞を受賞し、2022年から2023年までデンマーク芸術財団の若手文化エリート奨学生に選ばれるなどデンマーク国内で高く評価されるオルガニストです。(輸入元情報)
【収録情報】
● J.S.バッハ:前奏曲とフーガ 変ホ長調『聖アン』 BWV.552
● ペルト:パリ・インテルヴァロ
● J.S.バッハ:協奏曲ニ短調 BWV.596(原曲:ヴィヴァルディ)
● ペルト:トリヴィウム
● J.S.バッハ:バビロン川のほとりに BWV.653
● J.S.バッハ:主イエス・キリスト、われらを顧みたまえ BWV.655
● J.S.バッハ:いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV.662
● ペルト:鏡の中の鏡
● J.S.バッハ:パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582
デイヴィ・ベンディクス・ニルセン(オルガン)
使用楽器:バロック様式オルガン(ランベルト・ダニエル・カステンス1724年建造/カースティン・ルン1995年修復)
録音時期:2021年3月5-8日、5月3-5日
録音場所:デンマーク、コペンハーゲン、ギャリソン教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)