ヨーロッパで研鑽を積んだ
期待の実力派オルガニスト、石丸由佳
堂々のデビューアルバム、リリース!
リストの難曲を制す!
期待のオルガニスト石丸由佳が満を持してデビューCDをリリース。石丸由佳は新潟市出身。東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻卒業、同大学院音楽研究科修士課程修了後にデンマーク王立音楽院にてハンス・ファユス氏にオルガンを、ヨーテボリ大学にてクラヴィコードをジョエル・スペーストラ氏にそれぞれ師事しました。2010年に第22回シャルトル国際オルガンコンクールで優勝。翌年よりフランス、ドイツを中心に、ヨーロッパ各地の音楽祭に招待されコンサートツアーを開始し、シャルトル大聖堂やパリのノートルダム大聖堂、マドレーヌ寺院等でリサイタルを行っております。国内では2014年にはレナード・スラトキン指揮リヨン管弦楽団の日本ツアーに同行し話題となったのも記憶に新しいところです。今後は日本を拠点に演奏活動を続けていきます。
期待のアルバムは石丸が得意とするリストを主軸にオルガン史を語る上で重要なメンデルスゾーン、リスト編のバッハ、ラインベルガー、ブラームスの作品で構成されており、オルガニストとしての実力が問われる難曲ばかりを収録しました。録音に使用したのはドイツ、シュトラールズント、聖ニコライ教会の歴史的名器、1841年製のブーフホルツ・オルガンです。残響を考慮し色彩豊かなレジストレーションと曲に合わせたアーティキュレーションで難曲を制しております。ヨーロッパで研鑽を積んだ石丸由佳の今後の活躍にも大注目と言えましょう。
ブックレットにはミヒャエル・G・カウフマン(谷岡友利子:日本語訳)による充実の解説(「19世紀のオルガン作品とオルガン製作」「曲目解説」「聖ニコライ教会のブーフホルツ・オルガンについて」)が付いております。(キングインターナショナル)
【収録情報】
● J.S.バッハ/リスト:カンタータ『わが心に憂い多かりき』 BWV.21による序奏とフーガ [5:05]
● J.S.バッハ/リスト:前奏曲とフーガ 変ロ長調(平均律クラヴィーア曲集第1巻より第22番 BWV.867) [6:17]
● メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第4番変ロ長調 Op.65 [14:16]
● ブラームス:11のコラール前奏曲 Op.posth.122より『私を心から喜ばせるのは』 [2:44]
● ブラームス:11のコラール前奏曲 Op.posth.122より『装いせよ、おお愛する魂よ』 [2:30]
● ラインベルガー:ソナタ第8番ホ短調 Op.132 [14:16]
● リスト:バッハのカンタータ『泣き、嘆き、憂い、おののき』とロ短調ミサ曲『十字架につけられ』の通奏低音による変奏曲 [20:28]
石丸由佳(オルガン/1841年製ブーフホルツ・オルガン)
録音時期:2014年10月20-23日
録音場所:シュトラールズント、聖ニコライ教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
日本語解説付