ガエル・ガルシア・ベルナル好きは見逃せない作品ですね。やはり彼はスペイン語を話す時に色気を放出します。鮮やかで毒々しい色彩もアルモドバルならでは。

第7章を単巻で購入すると、第12話「大いなる遺産」の尺が短すぎて全然物足りない思いをします。こちらのBD-BOXの特典ディスクには、フル尺で第12話のディレクターズカット版が収録されており、断然面白くなっています。露骨に消費者に散財させるのが目的であるとはいえ、もう少しスマートな販売戦略は無かったものかとは思いますが。

松岡茉優さんがハマり役すぎて、原作のキャラクターをちゃんと表現できていると思います。誰もが共感できる部分がある、恋愛コメディ。

一人で見るとトラウマになるくらい、ちょっと怖いお話。でも内容としてはとてもうまく作り込まれています。いつかまた、心が元気な時に見たいと思います。

矢沢ようこさんが演じるヨーコ役のセリフはご本人と重なって涙なしでは観られませんでした。閉館してしまった広島第一劇場がこういった形で残ったのは良かった。

愛する息子を亡くした母親が、その死を告げるために彼の父親つまり元夫を探す魂のロードムービー。旅の途中で出会うのは強くしなやかなたくさんの女性たち。普段アメリカ映画しか観ない方々にはその生々しさは新鮮だと思います。お薦め。

アンソニー・マン監督の1950年の作品。 射撃大会参加者たちが景品のウィンチェスターライフルをバトンのように手に取り廻していくシーンがこの映画を表しているよう。 射撃大会、奪われたウィンチェスターライフル、武器商人との駆け引き、先住民との追走劇と銃撃戦、人質にされるシェリー・ウィンタース、ジミー・スチュアートとスティーヴン・マクナリーの崖を上手く使った因縁の対決、見どころ満載の92分。 二枚目の兵士がトニー・カーティス、酋長がロック・ハドソンと知って驚きました。

　フランク・キャプラ監督とゲーリー・クーパー主演の名作です。非常に、面白い。（この作品が、ゲーリー・クーパーの「赤狩り」のターゲットになった一因ではないかな？）ストーリーが始まると直ぐに、問題の新聞社の看板が付け替えられるのだが、看板の会社のモットーの文句が入れ替わるのだが、このモットーがストーリーを暗示しているので、この看板のモットーの字幕があるバージョンと無いバージョンで、面白さがちがう。とにかく、素晴らしい映画です。この前のお馴染みジェームス・スチアート出演のアカデミー賞作品の「スミス、都へ行く」より、この作品を私は、是非とも、押します。名作です。

　感動しました。山本周五郎の原作の映画ですが、中村錦之助の市井の庶民の演技に、感動的です。萬屋錦之介になってからの変な不健康的なイメージもなく素直で意地っ張りな役どころに、非常に心地良い役柄がいい。共演の江利チエミも、大川橋蔵や高倉健より、生き生きと役柄にはまっていて心地良い。傑作ですが、長い時間のドラマなので、見る方も気力充実している時に、見てください。

子供の役を誰がやるんだろう…と興味半分、怖いものみたさ半分でチェックしました。意外にも篠原涼子さんがハマり役。誰よりも存在感を放っていました。