20年近く時が過ぎた今聴いても素晴らしい。このスピード感の中にある桁外れの緊張感は彼らならではのものであった。

全体的にメガデスらしい作品だと思う、昔に比べてデイブの歌声は落ち着いているがデイブらしく歌っているからカッコいい☆曲のスピードは速くないけど耳に残るリフが何曲かあった、A Tout Le Mondeでは女性とデュエットみたいな形でこれはこれでいいと思うょ、このアルバムを酷評する人もいるけど、ここ近年でNo1!の作品だと断言できる！

内容は「最高！」だが、大佐によるリマスターは最悪。あーあ…いい部分みんないじっちゃって…。３、４なんて歌い直しで当時の切れのある雰囲気が台無し。３の中間にあるエレフソンのベースソロが変な風にリミックスされ彼に対する嫌がらせか？と思うようなペラペラなサウンドに何故かすりかえられてしまっている。内容を否定してるわけではない。完璧だった作品なだけにこのリマスターはとても残念に思った。他もただ音がでかくなったくらいにしか思えなかった。

前作が何となく煮え切らない感じだったので、”復活”といえども一抹の不安はありました。が、聴けば”ムステイン大佐”が帰ってきたなと思えるいい作品に仕上がっています。ただ、今回はセッションミュージシャンを起用しているのでバンドとしての整合感には欠けますが、どちらにしても、これまで”ムステイン＝メガデス”だったので、そう違和感はないです。

前作からさらに普遍的なへヴィ・メタルへの移行を促進した作品になりました。それだけに「スラッシュ・メタルはちょっと．．。」という人にも受け入れられそうな間口の広さを感じさせます。やはりマーティの貢献度がそれだけ上がってきたということでしょうね。メガデスを聴いたことがない人にも聴いてほしい作品です。

「CRYPTIC WRITINGS」や「 SYSTEM HAS FAILED」はメタルではあるがテンションが低く半端だ。それよりはメタルでない「RISK」の方が全然作品として優れていると感じるのだが・・・？　　ナーバス、メランコリー、そして虚無感といったメガデスらしいフィーリングがひしひしと伝わってくる。

はじめはあまりのポップさに照れましたが、BreadlineやI’ll Be Thereのような曲だっていいですよ。いつも苦しみの中にいるようなムスティンが旅行に出たようで。

アルゼンチンの連中のノリは半端ねぇぜ！日本のつっ立ってるだけのF×××Ｋなオーディエンスとは比較にならねぇ！見応え十分！これこそ！最高のライブだ！

MEGADETHのｱﾙﾊﾞﾑの中ではｻｲｺｰではなかろうか。ｼﾞｬｹｯﾄもｶｯｺｲｲ。とうとう本領発揮したってｶﾝｼﾞ!?これあかんな〜って曲も無い気がする★

リフ重視のアルバムと歌メロ重視のアルバムを作ってきた経験、こうなりました、と言うアルバム。厳しい評価をしている人はメガデスの数々の傑作と比べていて思い入れがあるから。このアルバムは良い曲は多いと思う。