これは面白い! オネゲル、カプレ、メシアンも演奏。
パンフルート奏者ロキータが幅広いクラシック・レパートリーに挑戦!
古代ギリシャの時代から存在が知られているパンフルート(パンパイプ)。その魅力を凝縮したアルバムの登場です。20世紀に入りルーマニアの民族音楽「ナイ」をもとに管の本数を増やすなどの改良がなされ、現在広く演奏されるパンフルートが誕生しました。これによりダミアン・ルカ、ラドゥ・シミオン、ニコライ・ピルヴ、ゲオルゲ・ザンフィル、シミオン・スタンチュらの名手が生まれ、この楽器の演奏を世界各地で行ってきました。
リーゼロッテ・ロキータはこの「ビッグ・ファイブ」のうち4人に師事し、ルーマニアを何度も訪れ、ナイ及びパンフルートの演奏技術を磨いてきた名手。このアルバムではパンフルートの可能性を広げる幅広いクラシック・レパートリーを演奏しており、オネゲル、カプレ、メシアンなど原曲がフルート・ピアノ・オルガンの作品も演奏しております。また『望郷のバラード』でも有名なルーマニアの作曲家ポルムベスクの民族舞踊ホラの作品も収録していることも注目です。ロキータほどの優れた音楽家がいれば、それぞれの作曲家は間違いなくパンフルートのための曲も書いただろうと思わせる名演を披露しております!(輸入元情報)
【収録情報】
1. バルトーク:民族舞曲 Sz.56, BB68(1915)
2. ドビュッシー:月の光(1905)
3. ドビュッシー:パスピエ(1905)
4. オネゲル:牝山羊の踊り(1921)
5. カプレ:夢(1897)
6. カプレ:小さなワルツ(1897)
7. メシアン:香りの天使(栄光の御体(1939)より)
8. メシアン:栄光の御体の力と俊敏さ(栄光の御体(1939)より)
9. ポルムベスク/アルヴィンテ編:ホラ・プラホヴァ(1876)
10. ポルムベスク(アルヴィンテ編):Hora detrunchiatilor(1878)
11. ヴァレーズ:密度 21.5(1936)
12. ドビュッシー:夢想(1890)
13. ドビュッシー:シランクス(1913)
リーゼロッテ・ロキータ(パンフルート)
エリシュカ・ノヴォトナー(ピアノ)
録音時期:2003年6月(13)、2020年11月(1,3,9)、2020年12月(4,7,8,11)、2021年4月(2,5,6,10,12)
録音場所:オストラヴァ、チェコ放送第1スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)