Green Day

Green Day (グリーン・デイ) プロフィール

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Green Day

グリーン・デイは――こうした言い方が適切かどうかわからないし、パンクというものの定義によっても印象は異なるだろうが――90年代最も成功したパンク・バンドだ。和製英語である「メロコア」と呼ばれたジャンルの代表的なバンドだった彼ら(しかし個人的にはこの意見に合点がいかない。正確に言えばポップ・パンクだから...)。彼らのルーツにはラモーンズクラッシュといったロックンロール・ベースのパンクがある。ヴォーカル/ギターのビリー・ジョー・アームストロングは腕にラモーンズの曲名を(何故か)日本語で彫るほどのラモーンズ・フリークだし(自分の子供の名前もラモーンズからとった)、またクラッシュからの影響は特に具体例を挙げるまでもなく自然と楽曲の中に顕れている。

クラッシュが初期のパンク然としたスタイルから、徐々にレゲエ/ダブや米ロックンロールへの傾倒を示していったように、グリーン・デイもまた近作 『ウォーニング』やその前作にあたる 『ニムロッド』辺りからロカビリー的手法など伝統的なアメリカン・ロックンロールのスタイルを顕著にさせている。ただイギリス人だったクラッシュのメンバー達が、それら古典派ロックンロールへの愛情をギコチなくも示した結果、独自のスタイルが結果的に出来てしまったのに比べ、やはり後発のグリーン・デイの音楽にはその辺りの葛藤から生まれるギリギリ感は薄い。これはケナしているわけではなくスタンスの違いからくるもので、言い換えればグリーン・デイのほうが伝統的なアメリカン・ロックンロール・スタイルを学習するまでもなくスムーズにモノにできているという言い方もできる。個人的にはそのグリーン・デイのスタイリッシュさに90年代以降の感覚を感じるのだが、いかがだろう。

幼馴染みだったビリー・ジョー・アームストロング(vo. G)、マイク・ダートン(b.)は14歳のころ、初めてのバンド、スウィート・チルドレンを組んだ。その後1987年までにアル・ソブランテ(ds.)を加えバンドはグリーン・デイと名乗るようになる。1989年にファーストEP、“1000アワーズ“を発表。これがカリフォルニアのパンク・シーンですぐに知られるところとなり、同年インディ・レーベル「Look Out」と契約。ドラマーがジョン・キフトマイヤーに替わりデビュー・アルバム 『1039/Smoothed Out Slappy Hours』を同レーベルから発表する。またアルバム発表直後に再びドラマーが交替。加入したトレ・クールは以降、バンドのパーマネント・メンバーとして固定している。 また、ビリー・ジョーはグリーン・デイとの活動とは別に、ピンヘッド・ガンパウダーというバンド名でイースト・ベイの気の置けない仲間達と不定期に活動している事も付け加えておこう。

エネルギッシュなライヴなどでアンダーグラウンドながら人気を定着させていった彼らは、セカンド・アルバム 『Kerplunk』 を1992年に発表。高まっていく人気とグランジ以降のアメリカ音楽業界の変化にも呼応し、1993年にメジャー・レーベルのリプリーズと契約を果たす。1994年、メジャー・デビュー作で通算三作目のアルバムとなる 『ドゥーキー』を発表。これが彼らのその後の道のりを決定づけることにもなり、またまだまだアンダーグラウンド、あるいはストリート・レベルの支持に留まっていた90年代パンクを一気にメジャー・グラウンド・レベルでの認知へと導くこととなった。リリース後まもなく1stシングル“ロング・ヴュー”が全米のFM、MTVでヘヴィ・ローテーション、またメジャー・デビューと同時にスタートした全米〜ヨーロッパ・ツアーの評判により彼らの人気は本格的にメジャー・フィールドでのものになっていく。メジャー/デビュー・アルバム『ドゥーキー』はリリースから約半年が経った夏頃、ビルボード・アルバム・チャートをじわじわと昇っていき、結果的に全米で50万枚を売り上げ、ゴールドアルバムを獲得。またセカンド・シングル“バスケット・ケース”はビルボード・ロック・シングル・チャートでナンバー・ワンを獲得し、同曲はグリーン・デイを象徴する大ヒット・シングルとなった。人気の波に乗ったグリーン・デイはオルタナ・ロック・フェスティヴァル、ロラパルーザ‘94でのライヴでの評判で更に人気を確実なものとし、翌1995年発表の第37回グラミー賞で「ベスト・ニュー・アーティスト」、「ベスト・ロック・グループ」、「ベスト・オルタナティヴ・グループ」、「ベスト・ハード・ロック・グループ」に新人としては異例の四部門ノミネート(結果「ベスト・オルタナティヴ・グループ」を獲得)されるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せた。因みにアルバム『ドゥーキー』は最高位2位ではあったが(ライオン・キングのサントラが延々とチャート首位を続けていたため)、全世界でのセールスは1997年の時点で1200万枚を越えるものとなっており、現在でもコンスタントに売れつづけている。

その後グリーン・デイは1995年に『インソムニアック』、1997年に『ニムロッド』、そして昨年2000年にウォーニング とアルバムを発表し続け、2001年11月にこれまでの道のりを総括するべく、ベスト・アルバム『インターナショナル・スーパーヒッツ!』を発表した。

グリーン・デイが受けた影響は、冒頭に書いた通りロックンロール・ベースの比較的メロディのポップな初期パンクや、そこから遡った米ロックンロールのルーツ的な音楽であるが、一方でフォロワー的なバンドを探すとなると結構難しい。グリーン・デイ・タイプのサウンドと呼ばれる中ではリヴィング・エンドが(最新作ではより独自性を打ち出した音楽を見せたが)、ロックンロール・ベースという基本路線において共通する魅力を持っている。

90年代を重要バンドとして駆け抜けてきたグリーン・デイは、ひょっとすると現在の十代のキッズにとっては少しばかりソフト過ぎるのかもしれない。ただその成長の過程をそのまま等身大に出してくる姿勢のほうが、ある意味でパンクだともいえるし、ピストルズが当時のスゴい伝説でしかないのとは逆に、 クラッシュが最後期にはボロボロになりながらも、リスナーとともにあろうとしたことが現時点においては多くのフォロワーを生んでいることからもわかるように(特にアメリカのバンドにクラッシュのファンは多い)、同様にグリーン・デイの持つ、伝説とは無縁のドロくさいまでの前進の意志も最終的には人の心に残るのだろう、と思う。

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