結成から26年 そして恩讐を乗り越え､シュミーア(シュミ様)とマイクが再び手を組んでから10年…再結成後からはその勢いは衰えるどころか加速するばかり！ そんな彼らのカッコよさが満載のライヴ･アルバム！ どの曲に対しても頭を降り続けてる自分がいます DESTRUCTION rules！

2003年に出た「ALIVE DEVASTATION」以来、オリジナル作3枚を挟んでの6年振りとなるライブ盤。下手すればブートに近いライブ感溢れる荒々しい音だった「ALIVE〜」よりも音がハッキリ（特にドラム）していて、これはこれで聴きやすくなってます。「LIVE WITHOUT SENSE」のジャケに使っても違和感無さそうな80年代風ジャケも含めて、まだまだスラッシュ道を突っ走ってくれそうです。ただ日本盤BTは被らない曲にしてほしかったなあ（REJECT EMOTION2曲もいらない）。TORMENTORとか最近だとCREATION OF THE UNDERWORLDとか・・・というのは贅沢な悩みかも。

最高傑作「Release From Agony」までの頃がよかったですね。 あの当時がいちばんメンバー間の個性の均衡がとれていたような気がします。それこそが名曲を生む秘密？ このＣＤを聴いてあらためて実感します。 United By Hatredも収録して欲しかったなあ〜

予約した発売日前日、土砂降りの雨の中買いに行ったのを覚えています。SODOMにも言えることですが、たった3人でここまで凄まじいサウンドが出せるのは凄すぎです！（現役のスラッシュバンドはトリオはほぼ皆無だし）ファンに向けてのメンバーからのメッセージも読みつつ聴くとカッコよさ2倍増しです。

ようやく発売となったDESTRUCTIONのアルバムだけど、今までのアルバムから比べると今回のアルバムはバラエティに富んでると想いますね。深みがあって、それでいてダーク感もあって…でも、スラッシュ・メタル本質、原点とでも言える音質やフレーズなど、表現力があり、バラエティに富んだアルバムになってるような気がします。DESTRUCTIONが今まで創造してきたスラッシュ・メタル一筋にその情熱をかける姿勢や意欲にファンと共に彼等に大きな拍手を贈りたい…

ここ近年は2年ごとに何か音源を出している彼等だが、予想通り「THRASH ANTHEMS」に続くアルバムが登場決定。HEADHUNTERの新作が自己満足レベルの凡作だったため、いやでもDESTRUCTIONの新作に期待が向いてしまう。現代におけるスラッシュメタルの安心ブランド（？）とも言える彼らだけに、今までどおりの図太くも鋭いリフでのスラッシュ攻勢を待ちに待っている今日この頃・・・。

これはよいでしょ。安いし。スラッシュ好きは買いです。スラッシュ好きは持っていますね。

KREATORはサウンド的に大人になってしまいスラッシーなパワーを失ってしまった。SODOMは相変わらずへヴィな曲ばっかやってて速い曲が疎かになってしまっている。そんな2組をDESTRUCTIONは本作で完全に引き離してしまった気がする。余談ですが、かつてのメンバーであるハリー・ウィルケンスやアンドレ・グリーダーの参加に「おっ！」と思わされたのは僕だけじゃないはず。

前作「METAL DISCHARGE」はタイトル曲以外個人的にピンとくる曲が少なかったですが、このアルバムでは以前のカッコよさが戻ってきて○。復活後の2作を手掛けたピーター・テクレンによるプロデュース効果かな？日本盤とCandlelight盤はボートラのみですが、AFM盤にはボートラ＆PV付きなので買うなら是非ともそちらがおすすめですよ。

個人的には、このアルバム結構名盤だとおもうのですが？ 評判の悪いヴォーカルですがカッコイイですよ。 一度買って聴いてみてください。