前作「X」は少しポップすぎたと思いますが、今回はロックのエッジが戻ったと感じました。相変わらずの判りやすいメロディにおなじみのレップスサウンドが絡んで、凄くリラックスした作品に仕上がっています。彼らくらいのベテランになれば、今更何かを証明する必要もなく、ただ気持ちの赴くままに作品を作ればいいので、良い意味で力が抜けていて非常に聴きやすいです。

6年待たされた甲斐がありました。もう、C’mon　C’mon　ってかんじですよ。 早くライブもC’mon　C’mon♪

最近のアルバムがイマイチだったのであんまり期待してなかったんですけど今回はなかなかいいですよ。スティーブの頃みたいなリフの効いた曲はないけど、スラング以降のアルバムの中では一番の優れもの。駄曲はないし、耳に残るメロディもらしさが出てて買ってみて損はないと思います。それにしてもなぜ、日本ではあまり評価されないのだろう？ヒステリアすら知らない人多いし・・・

デフレパードを非常に新鮮な気持ちで聴く事が出来ました。もうマット・ラングと離れて、本来彼らが持っている資質をストレートに出した、という印象です。 捨て曲はありません。全曲一定のレベル以上の楽曲で楽しめます。

ガッカリ！ 楽曲の完成度が低いし、インパクトも全く無い。今の彼等はツアーが本業で、アルバムは片手間で作りました的印象。別に彼等じゃなくてもいい楽曲が、タップリ入ってます。スティーブの亡霊に憑りつかれて、彼等を聴き続けている僕には、きつい内容。全盛期並みの作品を作ってくれとは言わないが、もっと本気で作ってほしかったな。

ホワイトスネイクのＳＭＨ仕様が音が良かったのは、ＳＭＨ仕様だからではなく、「リマスター」されていたからです。ＬＥＰＳの紙ジャケシリーズはリマスターされていないので音圧はそのままです。音は少しきれいになったような「気」がします。そんな程度です。音がどっカーンとくると思ったら大間違い。なぜリマスターしなかった？この評価は抗議をこめて。音で選ぶなら二年前に出た２枚組みのリマスター盤を買ってください。

今回のＬＥＰＳ紙ジャケシリーズ、リマスターされていませんでした。ＳＨＭ仕様とうたっていたので、私は勘違いしてました。なんか音はきれいになったような気がしますが、音圧は以前のしょぼいままなので、なんか騙されたような気分です。音楽は素晴らしいです。紙ジャケを集めているという方以外にはお勧めできません。この評価は音楽ではなく、今回の紙ジャケに関してですので。早くちゃんとしたリマスター盤出してくれ！

SHM-CDに期待して購入しましたが、正直ガッカリ！ 劇的な変化はなし。こんな再発の仕方するなら、アルバムまるごとリマスターしてほしい。

愛聴盤の本作について､ｼﾞｮｰがまだ､高音ｼｬｳﾄ唱法で歌っていない等や､多少70年代のような音像が､後の作品と比較して､ｼｮﾎﾞｲと感じているﾘｽﾅｰが､俺の周辺にもいるのですが､俺的には､そこも魅力として愛聴しています｡ただ､J･ﾌﾟﾘｰｽﾄを成功させたﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰのﾄﾑ･ｱﾛﾑの仕事には､疑問を感じています｡彼が､ﾒﾝﾊﾞｰのﾎﾟﾃﾝｼｬﾙをｺﾝﾄﾛｰﾙしきれていないように感じられることと､ﾄﾞﾗﾑのﾐｯｸｽに奥行きが感じられないことが､理由です｡ﾋｽﾃﾘｱのDX盤には満足出来ましたので､本作には､DX盤とはいかなくても､ﾆｭｰ･ﾘﾐｯｸｽ盤あたりを､制作してほしいと､だいぶ前から､感じていました｡

私も･･･これは思ってた以上に”良い”ですね。バラエティに富んだ楽曲群で、どれもレップスを感じさせてくれていますし。ジョーは余計に叫ばなくなって、楽曲がどこか大人しく感じられるのかな〜とネガティヴな想いも正直あったのですが、何より曲が素晴らしいですね。もっとカントリー？色で路線変更？かと想っていたので、全然そうでもないし！”スラング”と”ユーフォリア”を足した色で納得出来ます。