ジャケットのあどけない容姿とは裏腹に、意志の強さが伝わってくる音色。 名器ピーターイートンの威力を差し引いても、橋本杏奈さんの凄さが感じられます。オペラ物からエスクラの曲までバラエティにも富んでいて、魅力的なフランス作品集です。 今後は彼女の音楽のルーツである、イギリス物（特にフィンジの作品）も是非録音してほしい！

ドイツものとはまたひと味違うザビーネを楽しめました。ﾌﾟｰﾗﾝｸは、特に伴奏も素敵でした。譜面がﾁｪｽﾀｰ版で録音してあるっぽかったので、持ってる譜面と音が一緒でした。他の演奏者のは結構音違うこと多かったです。ﾐﾖｰの曲も少しジャズ風で、ザビーネの音色がとても軽快で気に入りました。ザビーネファン、フランスものファンにはすごくオススメです

素朴で温かみのある音色。こんなステキなクラリネットの小品集を世に送り出してくれるのは、後にも先にもランスロだけ。今年２月に旅立たれた、氏のご冥福を心からお祈りいたします。

どの曲も素晴らしいが、特にブルグミュラーの作品が秀逸。これはもっと広く聴かれても良い、隠れた名曲だと思う。

懐かしい演奏者連・・・そうかつてのウエストミンスターレーベルLPで親しんだものです。シューマンの「おとぎ話」は４楽章のどうって事ない作品なのですがそのウィーン風室内楽の流れる時間のたゆといが何とも言えません。ブラームスのクラリネット三重奏　クヴァルダのチェロとウラッハのクラリネットのブレンドが陰に陽に相互に作用して演奏も良いけれどもともと長調支配の曲のものを内省的にからませるこの慎重な作曲家の腕は流石と思います。最高!

確かに管楽器、得にクラリネットでは英国にはいい演奏家が多いです。ケルの初期盤収集に苦労したものから見ると５千円で全部そろうとはなんとも複雑な気持ちです。

さすが、最近の管楽合奏、クラシックだけでなく、ポピュラーにも十分な適性をみせます＾＾　ラグタイムは当たり前、イパネマの娘、ミスティ、まで見事に、オシャレにやっちゃぃますｗ　クラシックも、トロイメライ、ユーモレスク、ピチカート・ポルカ（ぇ？ｗ）　などなど、すばらしい出来映え。入門者からベテランまで、一家に一枚揃えましょう（ぉぃぉぃｗ

文子さんのクラリネットと、直子さんのピアノがさすが姉妹で心地よくハモって、懐かしい日本の歌を聞かせてくれる。是非病院、障害者施設、老人ホームなどで演奏して欲しい。

管楽器で奏でる日本の歌がこんなにも情感あふれるなんて！聴こえないはずの歌詞が聴こえてくる不思議な感覚。

アシュケナージの息子ディミトリはクラリネット奏者。プーランクのクラリネットソナタはチャーミングな作品だが、ふさわしいキレとコクのある演奏。サンサーンス、シューマンも素朴なクラリネットと潤いあるピアノのコンビネーションがとても良いです。ベルクの強いパッションを持った作品も理知的で明晰に奏でられています。