クラシックと云うジャンルでこの様な試みはクラシック愛好家に顰蹙をかいがちだ。しかし私はこの様な試みによってこの楽曲がおかしいものになるとは思いません。もしおかしくなるのなら現曲がそもそもおかしいと云うことにもなりかねないからです。この楽曲はブラームス晩年の名曲そんじゃそこらのことでは価値を失うことはありません。

初出交響曲第８番についての評価点です。60年ロンドンライブも名演ですが、より壮絶で厳しい音楽がそこにはありました。どちらが好きかはそれぞれだと思いますが、この曲のリファレンスと私はしたいです。音質は、モノラルながら音の広がり感に不足を感じません。ただまだリマスターの余地はあると思いますが。しかし、凄い演奏です。ぜひ聴いてください。