CD 輸入盤

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』、モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番『戴冠式』 カーゾン、ブーレーズ&BBC響(ステレオ)

Beethoven / Mozart

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BBCL4020
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD

商品説明

カーゾン&ブーレーズ/ベートーヴェン:皇帝
収録順にベートーヴェンの≪皇帝≫が1971年、モーツァルトの協奏曲第26番≪戴冠式≫が1974年のライヴ・ステレオ録音。最円熟期を迎えたカーゾンに対し、方やアイスマンと言われ、畏怖されていた頃のブーレーズ(&BBC放送響)という、実演ならでは珍しい顔合わせに注目されます。その内容ですが、物理的な合奏面だけに止まらず、解釈においても二者間で指向に大きな隔たりが見られ、非常にユニークな演奏となっています。 とりわけ≪皇帝≫では両者の相違が大きく反映しており、速めのテンポ誘導と鋭利なアクセント、内声部を明晰に提示するブーレーズの指揮に煽られるかのように、カーゾンのピアノまでがハードなタッチに変貌していく様子が実に面白いところです。またモーツァルトでは、主導権はカーゾンが握っており、その美しいタッチと様式確かな音楽作りに傾聴させられるところ。しかしブーレーズの指揮もリズムを強調、ヴィヴィッドで逞しい表情を見せるなど、自己主張を盛り込んだものとなっています。

@ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
Aモーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」
カーゾン(P) ブーレーズ(指)BBC響
録音:@1971年 A1974年ステレオ

収録曲   

  • 01. Allegro
  • 02. Adagio un poco moto
  • 03. Rondo, Allegro
  • 04. Allegro
  • 05. Larghetto
  • 06. Allegretto

ユーザーレビュー

総合評価

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意外なところから、意外なものが出るものだ...

投稿日:2005/07/21 (木)

意外なところから、意外なものが出るものだ。HMVのレヴューの通りカーゾンとブーレーズのアプローチの違いが合奏のずれにも現れているが、各々を「別々に」楽しめば良かろう(寧ろそうするしかない…)。ベートーヴェンは兎も角、モーツァルトではピアノの幻惑的な表情に魅了される一方、オーケストラも彼等の最良のものを提示していて何度聴いても飽きない。精妙な音程とリズムの統制が、単なる完璧さを超えて一音一音に固有の音色と輝きを与え始めている。ブーレーズの頭の中にある響きは、本当はこのようなものであったのだろうか。

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