CD 輸入盤

序曲集(ハイニヒェン、グラウプナー、ファッシュ、グラウン) リンデ&カペラ・コロニエンシス

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PE173
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

カペラ・コロニエンシスの芸術-3
序曲集


カペラ・コロニエンシスは、1954年5月8日、当時としては珍しい古楽器演奏を目的として、ケルン放送局(北西ドイツ放送)によって創設されたオーケストラ。創設時はアウグスト・ヴェンツィンガーなどが指揮者として共演もしていました。設立当時〜1980年ぐらいの間は、まだまだ古楽器自体実験的なものでもあり、本格的オリジナル楽器演奏とは言いがたいもので、(当時のオーケストラ・メンバーは、主にケルン音楽大学の教授たちによって成り立っており、同時代にドイツ・ハルモニア・ムンディの録音のために設立された「コレギウム・アウレウム」のメンバーとほぼ同じ)。そのため、協奏曲のソロには、ヘルムート・フッケ(ob)、ハンス・ダインツァー(Cl)なども登場しているのが懐かしいところです。指揮者としては、フェルディナント・ライトナーやハンス=マルティン・リンデなども登場。彼らのレパートリーはバロック音楽だけではなかったため、初期古典派から初期ロマン派を積極的に取り上げているのも見逃せないところでしょう。1980年台にはイタリアのオペラ指揮者ガブリエーレ・フェッロを起用し、ロッシーニのオペラ『アルジェのイタリア女』『チェネレントラ』などを演奏・録音し絶賛を浴びました。
 1980年台後半になると、本格的オリジナル楽器演奏に移行していき、ウィリアム・クリスティやジョン・エリオット・ガーディナー、ジョシュア・リフキンなどが客演指揮者としてに迎えられています。またコンサート・マスターをヒロ・クロサキが務めたところにも注目です。
 1997年以降はブルーノ・ヴァイルが首席指揮者として迎えられ、積極的な企画コンサートも行われています。
 今回の再発はケルン放送局に残されているアーカイブで、一部はカプリッチョレーベルからも発売されていましたが、こうしてまとめて聴けるのはファンにとって最高の喜びと言えるでしょう。(ナクソス)

【収録情報】
・ハイニヒェン:序曲ト長調
・グラウプナー:序曲ハ長調
・ファッシュ:序曲変ロ長調
・グラウン:序曲ニ短調
 カペラ・コロニエンシス
 ハンス=マルティン・リンデ(指揮)

 録音:1987-91年(デジタル)

収録曲   

  • 01. Overture In G Major
  • 02. Overture In C Major
  • 03. Overture In B Flat Major
  • 04. Overture In D Minor

ユーザーレビュー

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ドイツ文化圏のバロックの管弦楽組曲という...

投稿日:2009/10/12 (月)

ドイツ文化圏のバロックの管弦楽組曲というとバッハとテレマン以外にはあまりなじみがないかも知れない。近年ではムジカ・アンティクァ・ケルンが積極的にハイニヒェンを紹介していたが,それ以外はほとんど未知の領域だ。このCDではハイニヒェンの他グラウプナー,ファッシュ,グラウンの作品が収められている。聴いてみてあまりの楽しさに驚いた。特にグラウプナーの作品ではクラリネットの前身のシャリュモーが3本加わっており,クラリネットよりも柔らかい音と魅力的な旋律で楽しませてくれた。他の作品でも先入観を捨て虚心坦懐に聴くとバロックの管弦楽組曲が実に多様な世界を持っていたことがわかる。そのような楽しみを与えてくれた功績はフルートの名手リンデにある。彼はテレマンの「水上の音楽」でも地味ながら決して凡庸ではない演奏を披露していたが,ここでも作品そのものに語らせる見事な演奏を繰り広げている。フェニックス・レーベルのこのシリーズは注目だ。演奏スタイルだけを考えて敬遠するにはあまりにも魅力的だ。

ムーミン・パパ さん | 岩手県 | 不明

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