CD 輸入盤

ローマのハープ 〜バロックハープを伴う17世紀ローマの声楽曲集 リッカルド・ピザーニ、ラ・スミズランツァ

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
A561
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


バロック・ハープの弦音が幾重にも重なる妙なる響き。
バロックの真髄を美声の独唱と共に


16世紀末から17世紀にかけて、音楽よりも先に建築や美術で後年「バロック」と呼ばれることになる新芸術が大きく開花したローマ。17世紀にはフィレンツェで花開いたオペラの技法やヴェネツィア複合唱様式などの影響で、音楽でも独唱に重きを置いた新しい様式が発展します。ソナタなどの器楽芸術も躍進してゆくこの時代、ローマでは声楽の伴奏も含め撥弦楽器奏者たちが大活躍。特にハープは古代を思わせる外観とあいまって、幾人かの名手の活躍を通じバロック期のローマで大いに愛されました。
 3人の古楽ハープ奏者たちが集う「ラ・スミズランツァ」は今回、ローマ生まれで教皇庁聖歌隊出身の古楽歌手リッカルド・ピザーニと共に、この時代にハープで奏でられたローマの作曲家たちの声楽作品と器楽曲を厳選。殆どの曲が世界初録音となる貴重なプログラムを通じ、半音階を多様した当時の音楽にも対応できるよう作られたバロック型のダブルハープあればこその充実アルバムを編み上げました。
 ランディやカプスベルガーなど同時代の声楽作曲家たちの曲をとりあげた録音物でたびたび言及される「ハープのミーキ」ことオラツィオ・ミーキ、不協和音も取り入れた緻密な和声語法で独特の味わいを生み出す異才マラッツォーリなどのユニークな音楽の魅力が、妙なる撥弦の重なりと古楽のスペシャリストによる美声で生々しく「いま」に蘇ります。フレスコバルディやモンテヴェルディなど同時期のイタリア音楽の捉え方にも新たな光を投げかけてくれる、「ARCANA」ならではの充実盤の登場です。(輸入元情報)

【収録情報】
1. 作曲者不詳(17世紀):カンツォーナ
2. オラツィオ・ミーキ[c.1595-1641]:おお恋人よ、なんと静かな夜だろう
3. ミーキ:もう情けの弦で濡らすまい、この竪琴を
4. ジロラモ・フレスコバルディ[1583-1643]:鍵盤独奏またはリュートのためのトッカータ
5. ミーキ:わが両目は陽光を失ってしまった
6. アンドレア・ファルコニエーリ[1585-1656]:竪琴の調べ
7. ミーキ:不幸なわたしの生涯よ
8. 作者不詳(17世紀):トッカータ『花よ咲き誇れ』
9. マリオ・サヴィオーニ[c.1606-1685]:恋が罪でないというなら
10. ステファノ・ランディ[1587-1639]:ラ・ラガナ
11. ジョヴァンニ・カルロ・ロッシ[c.1617-1692]:行け、わが心よ、あの星々の輝くところへ
12. G.C.ロッシ:かくも甘美な、この身に感じる痛みよ
13. 作者不詳(17世紀):竪琴を構えて(器楽による演奏)
14. G.C.ロッシ:わたしに死んでほしいのか
15. ルイージ・ロッシ[1598-1653]:ここで独りにさせてください
16. マルコ・マラッツォーリ[c.1602-1662]:それでも恋に溺れたかったわたしに
17. レリオ・コリスタ[1629-1680]:パラディグマ I
18. マラッツォーリ:哀れなものよ、しかし確かに
19. マラッツォーリ:ああ、わたしはいつも忘れてしまう
20. リナルド・トレマテッラ[?-1603]:カンツォーナ
21. ヴェスパシアーノ・ロッチャ[1560-c.1625]:贖罪主の母なる方よ

 リッカルド・ピザーニ
(テノール)
 ラ・スミズランツァ
  キアーラ・グラナータ、マルタ・グラツィオリーノ、エレーナ・スポッティ(バロック・ダブルハープ)

 録音時期:2022年8月13-16日
 録音場所:イタリア中北部ロンバルディア州カヴェナーゴ・ディ・ブリアンツァ、サンタ・マリア・イン・カンポ教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 世界初録音(1-3,5-21)


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