CD

『ルネサンスと初期バロック時代のフルートとリュートのための音楽』 ケイト・クラーク、ナイジェル・ノース(日本語解説付)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
RAM1201
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ルネサンスと初期バロック時代のフルートとリュートのための音楽
ケイト・クラーク、ナイジェル・ノース

日本語解説付き

ルネサンスの横笛、バロックの横笛〜リュートの響きを添えて〜
この素朴な響きをソロで味わい尽くせるのは、なんという喜び!
フルート独奏の最も古いルーツを3種のルネサンス&バロック型トラヴェルソで
うつくしく味あわせてくれるのは、古楽先進国オランダで活躍する超・名手ケイト・クラーク
しかも伴奏はナイジェル・ノース! 解説も充実、外装も美麗。

これは贅沢な古楽盤! バロック・ヴァイオリン奏者ライナー・アルントが録音エンジニアリングから企画・デザインまでをこなし、古楽特有のオーガニックな楽器の響きや学究性を知り尽くした丁寧なアルバム作り、美麗Digipackジャケットでファンを魅了してやまない「Ramee」レーベルがおくる新譜のテーマは、いわゆるフラウト・トラヴェルソ、つまり現在のフルートの前身となった、リコーダーのようにキィがほとんどついていない木管横笛。バッハやヴィヴァルディの協奏曲、ヘンデルのソナタなどでこの楽器を使った録音盤の解説などでは「横笛は18世紀に入って人気を獲得、縦笛=リコーダーを駆逐した」というようなことが書かれているかもしれませんが、実際はこの種の笛はかなり古くから使われており、ルネサンス期にはとりわけフランス語圏や英国などでさかんに演奏されていたことが、当時の絵画資料などからもはっきりわかるのです。
 仕掛け人は、ルネサンスから古典派まで、およそ横に吹く古楽器の笛なら何でもあざやかに吹きこなすうえ、どの曲にどんな楽器を使えばよいのかも知りつくし、時には絶妙のアレンジまで効かせて「笛」の至芸を隅々まで愉しませてくれるオーストラリア出身のスーパープレイヤー、ケイト・クラーク。かつて同じ「Ramee」レーベルで、複数人のルネサンス・フルート奏者を集めてアンサンブルで録音したアルバムも制作している彼女が、今度は堂々ソロで、しかも3種類のこだわり復元古楽器を使いわけ、器楽奏者たちの主たるレパートリーが声楽作品の編曲だった時代の美しい音楽を次から次へ、リュートやテオルボといったガット弦の撥弦楽器の伴奏とともに織り上げてゆきます。いわば、フルート+ギターという重奏形態のルーツともいうべき古い時代の演奏スタイル。
 そしてその撥弦パートを担当しているのが、なんとC.ホグウッドやT.ピノックら英国古楽勢がバッハやヘンデル、ヴィヴァルディなどをさかんに録音していた時代、必ずといってよいほど通奏低音のリュートやテオルボを弾いていた超実力派、日本にも熱心なファンの多いナイジェル・ノースで、しかもそのソロ・トラックまでいくつもあるというのですから、もう贅沢ここに極まれり! としか言いようがないわけです。奏者クラーク自身がこだわりを徹底的に詰め込んでいながら読みやすく引き込まれる長大な解説文も、例によって全訳付です。(Mercury)

【収録情報】
1. すてきな森で(クローダン・ド・セルミジ)
2. アルカデルトの「わたしの幸せな両眼」によるレセルカーダ(ディエゴ・オルティス)
3. ファンタジア3様(フランチェスコ・ダ・ミラノ)
4. 花さく時を生きるとも(セルミジ)
5. わたしもすぐに(ティールマン・スザート)
6. リチェルカーレ(ダ・ミラノ)
7. パレストリーナの「清らかなるは、わが心」(フランチェスコ・ロニョーニ)
8. ダンプ(フィリップ・ファン・ヴィルデル)
9. 第3リチェルカータ(ジョヴァンニ・バッサーノ)
10. 星々を見てはため息をつき(ジューリオ・カッチーニ)
11. 高音部と低音部のための第4カンツォーナ(ジローラモ・フレスコバルディ)
12. 人知れず傷ついて悩んでいるとき、わたしは(ジョアキン・ティボー・ド・クルヴィル)
13. この傷ついた心が、もしただのひとときも(ピエール・ゲドロン)
14. さあ、お互いどうしよう(コンスタンテイン・ハイヘンス)
15. プレリュード(ロベール・ド・ヴィゼー)
16. 岩場よ、おまえの返すこだまさえあれば(ジャック=マルタン・オトテール、通称ル・ロマン)
17. リュリ氏の「スペイン人たちのアントレ」(ド・ヴィゼー)
18. ある日、わたしのクロリスは(オトテール)
19. リュリ氏の「妖精ロジスティルのエール」(ド・ヴィゼー)
20. あなたは貞淑なキジバトを手本にして(オトテール)
21. 横吹式フルートと通奏低音のための第1組曲(オトテール)

 ケイト・クラーク(ルネサンス&バロック型フルート3種)
 ナイジェル・ノース(リュート、テオルボ)
 フレーク・ボルストラップ(ヴィオラ・ダ・ガンバ:21)

 録音時期:2011年
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

内容詳細

独奏曲が生まれたのは18世紀以降だが、それ以前から横笛は合奏楽器として活躍し、楽器も進化を遂げていた。本盤は、歴史的楽器を基に再現された三つの楽器を用いた演奏で、ルネサンス以前からバロック時代に至る作品・楽器史を俯瞰できる。クラークの音色はもちろん、音楽史的な面からも価値の高い一枚。(進)(CDジャーナル データベースより)

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