日本語解説付き
テ・デウムの対決!〜ブランシャール、ド・ブラモン
ダニエル・キュイエ&ストラディヴァリア
壮麗なオーケストラを伴う傑作が多い祝賀の讃歌『テ・デウム』。古くはシャルパンティエやリュリの傑作もあるところ、オーケストラが発達してきた18世紀半ばの作品はさらなる豪奢な響きがたまりません。ヴェルサイユ宮殿の催事チームが本格的に携わり制作を進めたこの最新新譜はまさにルイ15世時代の2傑作を収録。どちらの仕上がりに軍配をあげるかで王室が割れたほどの、ラモー全盛期のオーケストラ語法を最大限に活かしたいずれ劣らぬ名品です。宗教否定のフランス大革命がなければ、19世紀以後も延々演奏されていたに違いないクオリティを見出したのは、フランス中部の古都ナントに本拠を置き、40年以上にわたる活動期間を通じて本家ラ・フォル・ジュルネにも例年出演してきた古楽器集団ストラディヴァリア。少数精鋭の合唱とのバランス良い駆け引きが、スリリングに生の18世紀フランスの響きを伝えます。(輸入元情報)
【収録情報】
● ブランシャール:テ・デウム(我ら汝神を讃えん)
● ド・ブラモン:テ・デウム(我ら汝神を讃えん)
高橋美千子(ドゥシュ=ソプラノ)
セバスティアン・モンティ、ロマン・シャンピオン(オートコントル=高音部テノール)
シリル・コスタンゾ(バス=ターユ=バリトン)
マルグリット・ルイーズ合唱団
ストラディヴァリア(古楽器使用)
ヴィルジニー・デシャルム(ヴァイオリン/コンサートミストレス)
クレマン・ジョフロワ(オルガン)
ジョスリーヌ・キュイエ(クラヴサン)
ダニエル・キュイエ(総指揮)
録音時期:2018年6月30日
録音場所:ヴェルサイユ旧王室礼拝堂
録音方式:ステレオ(デジタル)
国内仕様
解説・歌詞日本語訳、補筆:白沢達生