アルバム中、聴いていて一番惹かれたのが”ORION”だ。RANの流麗な 素晴らしいギター・ソロは圧巻で流れるようなメロディアスなフレーズが畳み掛けてくる。下村氏のハイト−ンヴォーカルも伸びやかで良く雰囲気にあっていてGoodだ。アルバム中、「泣き」の美学をもっとも感じさせてくれる名曲でBLIZARD歴代名曲の中でも５本の指に入るんじゃないかとまで思っているが。他も粒揃いの楽曲群でいっぱいで、他に好きな楽曲は勢いのあるオープニングナンバー「BLIZARD」、HM然としたイントロから始まりキャッチーな歌メロを持つ「LADY STARDUST」、荘厳

タイトルからすると最もメタリックなイメージを描きがちなブリザードの2ndであるが実は御多分にもれず非常に彼ららしくポップな感覚にあふれた作品であろう。オープニングからいきなり荘厳なコーラスで始まりプロローグの後、劇的に流れてくる”The Second Diamond”はメロディアスでツインギターの醸し出す旋律はきれいなハモリ具合をみせていてカッコよく素晴らしい。あと、この曲と”Burning Sky”を除くと他のナンバーはポップなアメリカン・ハードロック（もしくはバラード）といった感じの楽曲で占められている。バラードでは”Love Don’t St

3rdアルバムである本作はメタリックな色彩が若干強い1st、2ndに比べるとポップ感が強まった感があり、そういった意味では彼らの最高傑作（だと個人的には思っている）となる6thアルバム”SHOW ME THE WAY”に繋がっていく重要な過渡期の一枚と言えるだろうか。いきなりはじまる1曲目の”Shallow　Runner(Fool’s Game)のポップで聴きやすい雰囲気、親しみやすい歌メロからはじまってどの楽曲もそういったコンセプトでいこうという統一感があったりする。4曲目の”Love Me Tonight”も軽快なアップテンポでポップなナンバーなのだが、その中にも1stか

前作の3rdアルバム”HOT SHOT!”を推し進めた路線だろう。ハードさよりもポップな雰囲気、まあ、アメリカンハードロックと言えるのだろうが楽曲の質の高さは非常に高い。好きなところは”Lookin’For You,Lookin’ For Me”の哀しみを湛えたメロディーラインが素晴らしいメロディアスな楽曲、”Don’t Close Your Eyes”のようなポップなんだがそれでいて明るくなりきれない哀愁を持った楽曲なんかにひかれる。しかし、このアルバムではラスト2曲の出来がなんといっても凄い。7曲目の”Cryin’ For Your　Heart”。これは名バラードでドラマティック

ﾊﾞﾝﾄﾞのﾅｲｰﾌﾞさが表出した事により生まれた緊張感がたまりません！印象的なｷﾞﾀｰﾘﾌとﾀｲﾄなﾘｽﾞﾑで転調する様はこのｱﾙﾊﾞﾑ特有。ﾊｰﾄﾞﾛｯｸなのにﾊﾞﾗｰﾄﾞ3曲という掟破りな所も好き。ﾌﾞﾘｻﾞｰﾄﾞのｱﾝｾﾑ曲ってSHALLOW RUNNERだよな、やっぱり。

「SHADE OF BLUE」はサイコーのバラードです。

ミドル・テンポのタイトル曲から始まるBLIZARD・4thアルバムは落ち着いた雰囲気の「聴かせる」アルバムに仕上がっている。しかしハードなところもきっちり主張していて、PLAY TO GET ROCK TO LOSEは激しく畳み掛ける速攻チューン、静から動へ劇的展開を見せるBOY (RUNNING W

これが1st?!と唸らせる素晴らしい仕上がり。衝撃の「BLIZZARD」を聴けば「これよ、これなのよぉ〜」と滂沱の涙が溢れること間違い無し。永遠の名曲「ORION」を初め「STEALER」「LIVERTY」など粒揃いでございます。そしてやはり特筆すべきは成二郎のVO。初めて彼の声を聞いた

いい曲満載！１曲めからぐっときます〜「SHALLOW RUNNER 」インストで美しい「INTERLUDE D」も素晴らしい。「 LOVE ME TONIGHT」から「SAIL ALONE」の流れと構成は抜群。バンドとしてのクオリティの高さがうかがえます。極めつけで「SHADE OF BLUE」。泣きのバラードの最高

聴けば聴くほど名盤のBLIZARD・2NDアルバム。祝・初CD化！「Band On The Run」「Lady Reiko」などツボを抑えた日本人好みのメロディが心を揺さぶります。「Fallin’ Angel」は最高にドラマティック。緩急に富んだ構成で緊張感溢れ、一大叙事詩のエンディングに相応しい大名