LPレコード

フルトヴェングラーRIAS録音集(14LP限定盤)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC1011
組み枚数
:
14
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
LPレコード
その他
:
限定盤

商品説明

これほど鮮度のいいフルトヴェングラーの演奏が
LPで聴かれたことがあっただろうか?!


予約限定生産 ドイツ・プレス180g
平成の盤鬼、平林直哉によるアナログLP vs CD比較試聴解説&帯付
特典:フルトヴェングラー戦後ベルリン・フィル復帰公演(1947年5月25日)プログラム付(レプリカ)


2009年、AuditeがRIASに眠っていたオリジナルテープ(76cm/sec)から細心のマスタリングでCD化したフルトヴェングラー・コンプリートRIASレコーディングスのCDボックスは驚異的なセールスを記録し、今までの海賊盤やコピーテープからCD化されたものを市場から駆逐してしまった感がありますが、オリジナルテープの音をアナログで聴きたいという世界中からの要望にこたえ、ドイツ・オーストリアの交響曲を中心に180グラムの重量盤14枚組で発売されることになりました。
 エロイカの第1楽章、葬送行進曲、『グレート』の第1楽章、第2楽章、ブルックナーの各楽章は各1面を使っての音質にこだわりぬいたLPでございます。
 50年代、60年代、70年代とアナログLPは完成の域に達し、DGやALP品番のLPで私たちはフルトヴェングラーの芸術を聴いてきたわけですが、今回、AUDITEがRIASに眠っていたオリジナルテープ(76cm/sec)から最新のマスタリングでアナログLP化したこのボックス・セットはいまだかつてない、フレッシュで古臭くない音で巨匠の至芸を堪能させてくれます。アナログならではの分厚く野太い音、それでいてフレッシュでクリアーな音質にフルトヴェングラーの演奏の素晴らしさに改めて目を開かされた思いがいたします。(キングインターナショナル)

【収録情報】
曲目詳細&各面の収録楽章、時間(1A:1枚目のA面の意)

LP1
・ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』 1947年5月25日
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 6 in F major, Op. 68 ‘Pastorale’ 42:24
I. Erwachen heiterer Gefuhle bei der Ankunft auf dem Lande. Allegro ma non troppo 11:05 1A
II. Szene am Bach. Andante molto mosso 12:59 1A
III. Lustiges Zusammensein der Landleute. Allegro 5:33 1B
IV. Gewitter, Sturm. Allegro 4:05 1B
V. Hirtengesang. Frohe und dankbare Gefuhle nach dem Sturm. Allegretto 8:42 1B

LP2
・ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』 1947年5月25日
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 5 in C minor, Op. 67 (1947) 32:38
I. Allegro con brio 8:14 2A
II. Andante con moto 10:36 2A
III. Allegro 5:48 2B
IV. Allegro 8:00 2B

LP3
・ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』 1954年5月23日
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 6 in F major, Op. 68 ‘Pastorale’ (1954) 44:37
I. Erwachen heiterer Gefuhle bei der Ankunft auf dem Lande. Allegro ma non troppo 11:45 3A
II. Szene am Bach. Andante molto mosso 13:45 3A
III. Lustiges Zusammensein der Landleute. Allegro 5:59 3B
IV. Gewitter, Sturm. Allegro 4:09 3B
V. Hirtengesang. Frohe und dankbare Gefuhle nach dem Sturm. Allegretto 8:59 3B

LP4
・ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』 1954年5月23日
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 5 in C minor, Op. 67 34:35
I. Allegro con brio 8:24 4A
II. Andante con moto 11:08 4A
III. Allegro 6:11 4B
IV. Allegro 8:52 4B

LP5, LP6
・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』 1950年6月20日
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 3 in E-flat major, Op. 55 ‘Eroica’ 52:26
I. Allegro con brio 15:58 5A
II. Marcia funebre. Adagio assai 17:33 5B
III. Scherzo. Allegro vivace 6:16 6A
IV. Finale. Allegro molto 12:09 6A

LP6, LP7
・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』 1952年12月8日
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 3 in E-flat major, Op. 55 ‘Eroica’ (1952) 55:06
I. Allegro con brio 16:37 6B
II. Marcia funebre. Adagio assai 18:55 7A
III. Scherzo. Allegro vivace 6:37 7B
IV. Finale. Allegro molto 12:57 7B

LP8, LP9
・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB108 1949年3月15日
Anton Bruckner: Symphony No. 8 in C minor 2nd Version 1890 (Edition Robert Haas) 76:04
I.Allegro moderato 15:30 8A
II. Scherzo. Allegro moderato. Trio. Langsam 13:42 8B
III. Adagio. Feierlich langsam; doch nicht schleppend 24:55 9A
IV. Finale. Feierlich, nicht schnell 21:55 9B

LP10
・シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』 1953年9月15日
Franz Schubert: Symphony No. 8 in B minor, D. 759 ‘Unfinished’ 23:17
I. Allegro moderato 11:40 10A
II. Andante con moto 11:37 10A

LP10, LP11
・シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944 『グレート』 1953年9月15日
Franz Schubert: Symphony No. 9 in C major, D. 944 ‘The Great’ 52:30
I. Andante - Allegro ma non troppo 14:16 10B
II. Andante con moto 17:04 11A
III. Scherzo. Allegro vivace - Trio 9:57 11B
IV. Finale. Allegro vivace 11:13 11B

LP12
・ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98 1948年10月24日
Johannes Brahms: Symphony No. 4 in E minor, Op. 98 41:24
I.Allegro non troppo 12:46 12A
II. Andante moderato 12:23 12A
III. Allegro giocoso - Poco meno presto 6:28 12B
IV. Allegro energico e passionato - Piu Allegro 9:47 12B

LP13
・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90 1949年12月18日
Johannes Brahms: Symphony No. 3 in F major, Op. 90 38:44
I. Allegro con brio 13:16 13A
II. Andante 9:43 13A
III. Poco Allegretto 6:23 13A
IV. Allegro 9:22 13B

・ブラームス:『ハイドンの主題による変奏曲』Op.56a 1950年6月20日
Johannes Brahms: Variations on a theme by Joseph Haydn, Op. 56a 20:22 13B

LP14
・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90 1954年4月27日
Johannes Brahms: Symphony No. 3 in F major, Op. 90 37:04
I. Allegro con brio 10:49 14A
II. Andante 9:55 14A
III. Poco Allegretto 6:40 14A
IV. Allegro 9:40 14B

・ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死 1954年4月27日
Richard Wagner: Tristan und Isolde 17:44 14B

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

総合評価

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4.0

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あまりにも素晴らしかったので予備にもう1...

投稿日:2017/09/23 (土)

あまりにも素晴らしかったので予備にもう1セット追加注文しました。開封せずに保管します。CD盤は高弦がきつすぎて調整に苦労しましたがLPではそれ程ではなくゆったりと聴くことが出来ます。フルート、ホルン、低弦が特に綺麗。第一期発売時のレビュワー様にあるような盤の歪みはなく安全にトレースしています。14枚、28面中の汚れは4面。聴いてみましたが雑音等特に問題ありませんでした。この4面に対し普段は使わないレコードスプレーを使用したところピカピカな盤面になりこれを眺めているだけで幸福な気分になります。演奏についてはもう何も申し上げることはございません。皆様ご存知のことと存じます。 フルトヴェングラーの盤がこれほどまでに素晴らしくリマスターされたことに感謝しております。(でもCD盤は高弦がきつい!しつこいかな?)

小市民 さん | 静岡県 | 不明

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Erdingerさんに同感です。評判のAuditeのCD...

投稿日:2012/01/08 (日)

Erdingerさんに同感です。評判のAuditeのCDがLP化されるとの報に接し狂喜していたのですが,期待は裏切られたといって良いでしょう。もちろん演奏は素晴らしく,そのソースも折り紙つき。いよいよアナログ盤の登場となれば,最高水準の商品を期待するのが当然でしょう。私の場合は,溝に重大な傷はありませんでしたが,数枚には擦れたような浅い傷が散見。そのような盤にはすでに細かい紙片や糸くずのようなものが付着しており,内袋に入れる段階の作業が相当おざなりであったものと思料されます。また,これは私の購入したセットだけかもしれませんが,ほとんどに持った瞬間にもわかるような軽い盤反りが発生しており,47年の「田園」は中でも相当なものでした。幸いに針圧を調整し,問題なくトレースは出来ましたが,ターンテーブル上で回転中にカートリッジが上下に激しく揺れる様は,気持ちの良いものではありません。180g重量盤を売りにしているならば,もう少しプレスは丁寧に出来ないものでしょうか。また,通常に聴くLPに比較して音量レベルの低さには私も気になりました。CDとは異なり,いわばハンドメイドで製作されるようなものなので,あまり神経質になるのも場違いなのかも知れませんが,今回のセットは本当に残念です。しかし,フルトヴェングラー・ファンのLPへの期待は高いものと思いますので,今後、もっと良い形で続けばと願います。個人的には,EMIのSACD用のマスターを使って,ベートーヴェンの交響曲,ワーグナーのトリスタン,ワルキューレを是非,重量盤LPで出してほしいところです。

ドンナー さん | 神奈川県 | 不明

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「音質」の高さに天を仰ぎ、「盤質」の不安...

投稿日:2012/01/07 (土)

「音質」の高さに天を仰ぎ、「盤質」の不安定さに嘆息しています…。 2009年に同じAudite社が作成したCDと同一の音源、同一のリマスターから作られたLPですから、ディジタルとアナログの違いだけが問題になります。CDの音の窮屈さが一体何に起因するものか、自分にはわかりませんが、このアナログLPでは、もっと伸びやかな音楽を愉しむことができます。 全部は聴いていませんが、そのなかではシューベルトのハ長調の交響曲が印象に残りました。この53年9月の演奏は、CDで聴くといつものフルトヴェングラーの「振り付け」でありながら不完全燃焼という印象が拭えません。が、テンポの激変や物々しいスフォルツァンドではないところに、この指揮者の一層の値打ちが聞き取れるのです。これは嬉しい発見でした。同じ録音の協会盤LPとも聞き比べましたが、私の耳には今回のAudite盤のほうが一層クリアで好ましく響きました。 ですから、このLPセットの音質面での好意的な評価には、ほぼ全面的に賛同できます。ですが、ネットのあちこちから聞こえてきて、私の前のErdingerさんのレビューでも指摘されている製盤面の問題にも遭遇しました。1枚目から盛大な反りがあり、我が家のレコードプレーヤーは苦しそうにトレースしていました。貧乏性の悲しさで、全14枚を一気に聴いてしまうのが勿体無いので、キズ等の綿密なチェックはしていませんが、この様子ではどこかで出くわすのかもしれません。 この先何年かかけてこのセットを少しずつ聴いていく事になりそうです。上述のような新たな発見が楽しみでならないとともに、製盤上の瑕疵にどこかでぶつかるのではないかと、まるで地雷原で宝探しをするような気分を味わうことになるのでしょう。それもまあ悪くはありません。 なお、国内仕様製品がこれだけ高価でありながら、製盤に問題があるのは、「内外価格差」が一因とも思えます。原産国の価格は高品質盤のそれではありませんから。この企画の実現には日本からの要請が大きく寄与しているに違いありませんが、関係者には素晴らしい音楽を聞かせていただけたことに感謝申し上げると同時に、次回はこの点をご一考願いたいと思います。

bratwurst さん | THAILAND | 不明

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