CD 輸入盤

ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』、ロッシーニ:序曲集、ワーグナー:ジークフリート牧歌、他 ガリエラ&フィルハーモニア管(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OPK7073
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


初期フィルハーモニア管弦楽団を育てた指揮者たち第4弾
アルチェオ・ガリエラ[1910-1996]


【この復刻CDの制作者より】
「フィルハーモニア管弦楽団初期の指揮者達、第4弾はアルチェオ・ガリエラです。ガリエラはLP時代に活躍の中心があり、多くの録音を残しておりますが、CD化されたものは全部と言ってよいくらい協奏曲の伴奏指揮の録音です。ミラノ生まれのオペラ指揮者という経歴からみてソリストに合わせてオーケストラを御してゆくのは得意だったからに違いないでしょうが、LP時代、特にまだモノラル録音の頃には多くの管弦楽曲の録音が残されていいます(オペラ録音では、カラスとの『セビリアの理髪師』が有名です)。ここではガリエラの指揮の多彩さを味わっていただくようにドイツ、チェコ、ロシア、そして本領発揮のロッシーニの管弦楽曲録音を2枚のCDにまとめてみました。いずれも1953年から57年の録音で、モノラルからステレオに移行する頃のものですがいずれもモノラル録音です。特に1955、57年の録音はステレオの普及と共にすぐにお蔵入りになったようで中古盤市場でもなかなか出てこないようです。いずれもイギリスの業者から購入しました。なおいずれの曲もデニス・ブレインがホルンを吹いておりますが、特に『ジークフリート牧歌』は彼の最後の年の演奏と思うと気楽には聴けません。』(OPUS蔵代表 相原 了)

【ブックレットより】
「(略)このほか、ギーゼキング、アンダなど、協奏曲の録音はとても多い。このことは、必要以上に軽視されてしまう危険もはらんでいるわけで、その意味で、こうして交響曲や管弦楽曲の録音が登場することは、ガリエラの名誉のためにも大きな意味をもっている。この2枚に収められた演奏の録音日をあげておくと、『ドン・ファン』とジークフリート牧歌は1957年1月。『新世界より』は1953年10月。イタリア奇想曲は1953年1月。スペイン奇想曲は1955年3月。ロッシーニの序曲集は1953年1月。フィルハーモニアの中心的指揮者がカラヤンからクレンペラーに移っていく時期である。『ドン・ファン』とジークフリート牧歌は時期的にはステレオ録音も残っているはずだが、モノラルでしか発売されたことがないようだ。いずれも、強烈な個性というほどではないけれど、イタリア人らしい明朗な響きとすっきりした快速の進行が、じつに好ましい。自分はガリエラというと、マリア・カラスが歌った『セビリアの理髪師』全曲(1957年2月、カラスの最初のステレオのオペラ全曲となったもの)での、意外な好演(といっては失礼なのだが)が印象に残っている。ここにある演奏も同じスタイルによるもので、共演を重ねてきた楽員と息が合っているのも、よくわかる。」(OPUS蔵)

【収録情報】
Disc1

● R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 Op.20(録音:1957年)
● ワーグナー:ジークフリート牧歌(録音:1957年)
● ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』(録音:1953年)

Disc2
● チャイコフスキー:イタリア奇想曲 Op.45(録音:1953年)
● リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 Op.34(録音:1955年)
● ロッシーニ:オペラ序曲集(録音:1953年)
 (ブルスキーノ氏/セミラーミデ/アルジェのイタリア女/絹のはしご/ウィリアム・テル)

 フィルハーモニア管弦楽団
 アルチェオ・ガリエラ(指揮)

 録音方式:モノラル(セッション)
 原盤:UK-Columbia LP

内容詳細

日本では伴奏指揮者と見られがちなアルチェオ・ガリエラ。1910年ミラノ生まれの彼が1950年代に指揮した交響曲・管弦楽曲集だ。活気のあるテンポで突き進む「イタリア奇想曲」の快さ。さすが初期のフィルハーモニア管を鍛え上げた腕利き指揮者。ロッシーニ序曲集の弾けるような勢いも聴きものだ。(長)(CDジャーナル データベースより)

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イタリアの指揮者、アルチェオ・ガリエラ指...

投稿日:2021/01/02 (土)

イタリアの指揮者、アルチェオ・ガリエラ指揮、フィルハーモニア管弦楽団の録音を復刻したアルバムです。 ガリエラと言えばこんにちでは一般的に協奏曲の伴奏を担当している指揮者として有名です。 しかし、ガリエラ単独の音源もあり、これはそれらを復刻したものです。 協奏曲の録音を良く聴けばガリエラが実力のある指揮者であったかがわかりますが、この単独のアルバムでも、明るいサウンド、オーソドックスな解釈からエネルギーのある演奏を聴かせてくれます。 当時名手揃いのフィルハーモニアのナチュラルな音色と腕前も素晴らしい。 ガリエラ縁のイタリアに関連する曲を集めた2枚目が特に聴きどころで、スペイン奇想曲の鮮明でリズム感の良い演奏やロッシーニのエネルギッシュな序曲は見事。 他にもボロディンやファリャ、ベートーヴェンなどの交響曲や管弦楽曲の録音を残したガリエラですが、CD化されているのは、本盤とレスピーギの作品集を別にすれば伴奏物ばかりであり、この盤をきっかけにもう少しガリエラにもスポットライトが当たれば良いなと思います。 復刻に定評あるオーパス蔵だけあり、聴きやすい音です。 海外の通販サイトでも評判の良いアルバムですが、発売元が2017年に発売したのを最後に、数年新譜を出しておらず、活動が停滞しているようなので、興味がある人は早めの入手をおすすめします。

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