ポルトガルのピアノ三重奏曲第１集　トリオ・パンゲア

ポルトガルのピアノ三重奏曲　第１集

19世紀から20世紀にかけて、ポルトガルから生み出された多彩な音楽の中でも「交響曲」と「ピアノ音楽、それにまつわる室内楽」の発展の目覚しさには驚くべきものがあります。交響的作品の作曲家ではボンテンポ、ダ・モッタ、ブランコなどが知られますが、ピアノ曲、室内楽曲では更に多彩な人々が思い思いの作品を作曲し、レパートリーに彩りを添えています。
　このシリーズではそんな作曲家たちのピアノ三重奏曲に焦点を当て、この時代のポルトガルの音楽がどれほど豊潤なものであったかを検証していきます。第１集では、ルイス・コスタ[1879-1960]、クラウディオ・カルネイロ[1895-1963]、セルジオ・アゼヴェード[1968-]の３人の作曲家の作品を聴くことができます。フォーレを思わせるコスタ、ミヨーやコープランドから影響を受けたカルネイロ、ロペス・グラサに師事したアゼヴェード。この特色あふれる作品からは、確かに多様な色合いが感じられます。（輸入元情報）

【収録情報】
● コスタ：ピアノ三重奏曲 Op.15 (1937)
● カルネイロ：ピアノ三重奏曲 Op.24 (1928)
● アゼヴェード：フクヴァルディ三重奏曲 (2013) 　世界初録音

　トリオ・パンゲア
　　ブルーノ・ベルトイズ（ピアノ）
　　アドルフォ・ラスコン・カルバジャル（ヴァイオリン）
　　テレサ・バレンテ・ペレイラ（チェロ）

　録音時期：2015年1月10,11日
　録音場所：スペイン、トルネール、エドゥアルド・マルティネス、コンセルヴァトリオ・スペリオール・デ・ムジカ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）