ハンガリーのセレナード〜ファルカシュ、ヴェレシュ、ヴァイネル、コーカイ、他　オッフェンブルク弦楽三重奏団

ハンガリーのセレナード

20世紀初頭のハンガリーでは、バルトークとコダーイが民族音楽を熱心に収集、研究を行い自身の作品にも取り入れました。これらの研究成果は次世代の作曲家たちにも受け継がれ、ハンガリーの伝統的な旋律を用いた作品が次々と生まれました。リスト音楽院の教授を務め、クルターグやリゲティを指導したフェレンツ・ファルカシュ[1905-2000]、コダーイに師事しバルトークの助手を務めたシャーンドル・ヴェレシュ[1907-1992]、ハンガリー放送の音楽ディレクターを務め、リスト研究家として知られるレジェー・コーカイ[1906-1962]、コダーイに学び将来を嘱望されるも強制収容所で命を落としたラースロー・ヴェイネル[1916-1944]、同じく戦時中は迫害されながらもなんとか生き延び、戦後はオランダで活躍したゲザ・フリード[1904-1989]。ポスト・バルトーク＆コダーイ世代の作曲家によるハンガリー色豊かな音楽をお聴きください。（輸入元情報）

【収録情報】
● ヴェレシュ：サトゥマーレの踊り〜弦楽三重奏のために
● フリード：弦楽三重奏曲 Op.1（1926）
● ヴェレシュ：ヴァイオリンとチェロのためのソナチネ（1928年頃）
● ファルカシュ：ノットゥルノ Op.2 〜 弦楽三重奏のために（1927）
● ヴァイネル：弦楽三重奏曲 - セレナード（1938）
● ヴェレシュ：ショモジーの踊り〜弦楽三重奏のために
● コーカイ：セレナード〜ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために（1956）

　オッフェンブルク弦楽三重奏団
　　フランク・シーリ（ヴァイオリン）
　　ロルフ・シーリ（ヴィオラ）
　　マルティン・メルカー（チェロ）

　録音時期 2019年10月4-7日
　録音場所：リヒテンシュタイン、Peter Kaiser Saal
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）