『トリスタンの後に』　ミロワール・エタンデュ、マリー＝ロール・ガルニエ（ソプラノ）、オスマン・ルアティ（シンセサイザー・オルガン、電子音楽）

トリスタンの後に

「ミロワール・エタンデュ（Miroirs Etendus）」はオペラの概念を現代的に拡張、抒情的で音楽的な創作を行う集団です。芸術監督を務めるのはピアニスト、ロマン・ルヴォー。ヴァイオリニスト・指揮者フィオナ・モンベが音楽監督を務め、作曲家・アレンジャー、オスマン・ルアティもメンバーに顔を連ねています。彼らはあらゆる創造分野のアーティストたちとタッグを組み、デジタル・アートと音楽の連携を行うなど新たな芸術の創造に力を入れています。
　アンサンブル・ミロワール・エタンデュは様々な作曲家からの依頼により、アコースティックな音楽と電子音楽を組み合わせたレパートリーをリサイタルやコンサートで演奏。これまでヨーロッパ各地の音楽祭でも斬新な音楽を届け、高く評価されました。このアルバムでは、オスマン・ルアティがワーグナーとドビュッシーの名作に現代的な響きを付け加え、魅力的な作品へと生まれ変わらせています。ここに凛とした歌声で花を添えるのはマリー＝ロール・ガルニエ。数多くの賞を受賞した注目のソプラノ。神秘的で魅惑的な音をお楽しみください。（輸入元情報）

【収録情報】
1. ワーグナー：『ラインの黄金』オープニング（1854）（ルアティ翻案）
2. ワーグナー：ヴェーゼンドンク歌曲集（1857-1858）（ルアティによるオーケストラ編）
　天使
　とまれ
　温室にて
　悩み（心痛）
　夢
3. ドビュッシー：シランクス（1913）（ルアティによる自由な書き換え）
4. ドビュッシー：ビリティスの歌（1891）
　パンの笛
　髪
　ナイアードの墓
5. ドビュッシー：ポール・ヴェルレーヌの詩による3つの歌曲（1891）（ルアティによるオーケストラ編）
　海は大聖堂よりもさらに美しい
　森へ向かって角笛の音色は悲しく
　波頭の列
6. ルアティ：格言『トリスタン、その後』（2020）
7. ルアティ：ピエール・ド・ロンサールの詩による3つの歌

　マリー＝ロール・ガルニエ（ソプラノ：2,4,5,7）
　ロマン・ルヴォー（ピアノ：4,6）
　オスマン・ルアティ（シンセサイザー・オルガン、電子音楽）
　アンサンブル・ミロワール・エタンデュ（1-4,5,7）
　フィオナ・モンベ（指揮：1-4,5,7）

　録音時期：2020年12月15日
　録音場所：フランス、Chapelle Corneille-Auditorium de Normandie
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ）