大戦間期の宮中と政治家

黒沢文貴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622077466
ISBN 10 : 4622077469
フォーマット
出版社
発行年月
2013年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

第一次世界大戦後の大転換の時代、政治家や官僚、宮中は何を模索していたのか。裕仁親王の結婚をめぐる「宮中某重大事件」はじめ、人物群像から見る時代の真相。

目次 : 幣原外交の時代―序にかえて/ 第1部 昭和天皇(皇太子裕仁親王)をめぐる人々(裕仁親王の外遊と結婚/ 裕仁親王の結婚に躊躇する貞明皇后/ 昭和天皇の二度にわたる田中首相叱責と鈴木貫太郎―満州某重大事件をめぐって/ 昭和天皇の浜口首相にたいする好意的思召―宮中減俸問題をめぐって)/ 第2部 浜口雄幸の虚像と実像(浜口雄幸―その人と生涯/ 加藤高明、浜口雄幸と土佐/ 浜口雄幸の「清廉潔白」さ―そのイメージをめぐって)/ 第3部 大戦間期に躍動した人々(田中義一―陸軍大将から政党総裁へ、「状況創出」のおらが宰相/ 宇垣一成―総理の座を掴み損ねた「政界の惑星」/ 幣原喜重郎―国益を踏まえ、理想の灯を掲げた現実主義者/ 森格―実業界から政界へ、異彩を放つ国家本位の政治家/ 小磯国昭―国務と統帥の調和を求め、休戦和平を模索した武人宰相/ 竹下勇―皇太子外遊に供奉した海軍軍人/ 内田良平―「国士」の憂国)

【著者紹介】
黒沢文貴 : 1953年東京に生まれる。1984年上智大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(法学)。宮内庁書陵部編修課主任研究官を経て、東京女子大学現代教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • Miyoshi Hirotaka さん

    国際関係の転換に連動して国内体制が変動するのが開国なら大戦間期は第二の開国。近隣の清、ロシアで革命により君主制が崩壊し、わが国でも大正時代にはその危機に瀕した。この結果、君主制の維持と政党政治の安定という一見矛盾した仕組みが機能し始めたのがこの時期。一方、第一次世界大戦後は国際協調の枠組みが二国間から多国間へと転換した。皮肉なことに、富国強兵の期間は各国との協調政策を取らざるを得なかったので、これが自然成立していたが、大国の一角を占めてから、国内勢力に押され、独自路線へと歩むようになり、各国と対立した。

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