「食人文化」で読み解く中国人の正体 なぜ食べ続けてきたのか!?

黄文雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864711333
ISBN 10 : 486471133X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
365p;19

内容詳細

食人は野蛮で残酷な行為である。食人は未開人の風習で、文明人はやらない。中国文明のコアは儒教・道教である。これらの「常識」が根底から覆る―中国の「常識」は世界の「非常識」、その根源(思考・気質・行動)を知る最良の書!

目次 : 第1章 打ち続く「飢饉」、やまぬ「食人」/ 第2章 わが子を交換して食らった「攻城」戦の惨禍/ 第3章 「人肉」は貴重な「兵糧」にほかならなかった/ 第4章 「食人」の舞台としての「帝都」物語/ 第5章 人肉を売買する「市場」が立った/ 第6章 「人肉」は漢方に欠かせぬ「薬剤」だった/ 第7章 「美味求真」をやってのけた人肉グルメたち/ 第8章 「忠義」という名で飾られた食人行為/ 第9章 上下を問わず食人に走った「動機」/ 第10章 「食人」は中国文化の核心である

【著者紹介】
黄文雄 : 1938年(昭和13年)台湾生まれ。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。拓殖大学日本文化研究所客員教授。台湾では哲学者としても知られている。現在は単行本の著作の他、各テレビ局や新聞、多数の雑誌で論戦をはる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • キムチ さん

    ある紹介で借りたのだが「読書は完読でなくてもいい」と再認識。1頁だけでも「人肉」を食す情景がどれだけあるか、しかも種々の料理法で。食すのは権力者・親子・恋人・人民同志etc酒池肉林という語がある・・想像に難くなかったとはいえリアルで綴られると参る。水滸伝を読んでいても「武松が酔いつぶれ母夜叉がほくそ笑み張青があわやと助けた」場面で推測可能。連綿と古代より続いた食人の歴史を嘆いて文字にしたのは魯迅。が人民革命の際にもまだあった。人が住み歴史を作り、文化を育むには広大過ぎる中国。夏の時代より食はあったのは確か

  • 誰かのプリン さん

    正に生き地獄。人間が人間を食べるとは。でも漢民族だけが人間でほかの民族は動物と一緒の感覚との説明文を読んで納得。食人が20世紀後半迄行われていた事実を知って二重にショックを受けました。

  • itokake さん

    【読書で世界一周】食人でみる中国。史記など中国の正史を中心にしたまじめな本。タイトルと装丁の第一印象が、え、なんで食人?トンデモ本?だったので、もう一度言いますが、出典がしっかりしたまじめな本です。まじめなだけに、こわい。私が食人で覚えている事件は、飢饉でやむをえずとか、特殊な嗜好を持つ人のものだった。むろん中国でも同じ理由だろうと思っていた。だが、そんなレベルじゃなかった。タイトル通り、食べ続けていた。唐代あたりからは闇市ではなく公然と売買。中国という国のいろんな意味での深さを見せつけられた。

  • ひろつそ さん

    これでもかと続く「食人」の歴史。なんかねえ、うまく記述できないけど、根本的な部分でやはり我々日本人とは違うんだなあと感じた。

  • ケロたん さん

    戦争や飢饉が続けばいきるための人喰いはわからないでも無いが、より美味しく食べるためのレシピや飼育、忠誠心のための人喰いは個人主義の極みか。

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人物・団体紹介

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黄文雄

1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。1994年、巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞。日本、中国、韓国など東アジア情勢を文明史の視点から分析し、高く評価されている(本データはこの書

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