米軍基地文化 叢書戦争が生みだす社会

難波功士

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784788513723
ISBN 10 : 4788513722
フォーマット
出版社
発行年月
2014年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

暴力装置としての本質論を離れて、文化とメディアのまなざしから初めてとらえた米軍基地の相貌。怒涛のごとく進行したアメリカナイゼーションの陰で、文芸・音楽などのポピュラーカルチャーのミクロな生成と浸透、基地を資源に読み替えるローカルな実践、日米のはざまで翻弄されつづける沖縄(辺野古)の経験が堆積してきた。クロニクル風叙述を通して、日・米・沖縄のねじれた関係性が生んだ基地文化の奔流と変容に迫る。

目次 : 序章 基地文化という視座/ 第1章 偏在する基地/遍在するアメリカ/ 第2章 米軍キャンプ・アメリカ・歌謡曲―戦後ポピュラー音楽のひとつの系譜/ 第3章 ロックンロールの場所―米軍基地から地元へ/ 第4章 米軍駐留がフィリピンにもたらしたジャズ―越境する親米感覚の生成と変容/ 第5章 地域社会における米軍基地の文化的な意味―「基地の街」福生・横須賀の変遷/ 第6章 沖縄の本土復帰運動と戦争体験論の変容/ 第7章 「アメ女」のセクシュアリティ―沖縄米軍基地問題と資源としての「女性」性問題の所在‐コンタクト・ゾーンとしての沖縄/ 第8章 米軍基地を受け入れる論理―キャンプ・シュワブと辺野古社会の変貌

【著者紹介】
難波功士 : 東京大学大学院社会学研究科修士課程修了、博士(社会学)関西学院大学。現在、関西学院大学社会学部教授。専攻はメディア史・広告論・文化社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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人物・団体紹介

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難波功士

関西学院大学社会学部教授。1961年大阪市生まれ。1984年京都大学卒業、同年博報堂入社。1993年、東京大学大学院社会学研究科にて修士号を取得。12年間の会社員生活を経て、関西学院大学社会学部に転職。2016〜2020年同学部長。2022年より関西学院大学図書館長。専攻は広告論、メディア史、ユース

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